Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

安保と鉄道 その④

2022-08-09 21:47:44 | 国際・政治

今日 8/9は、先の広島に続く 父の故郷・長崎の原爆忌。軽重をいうのは慎重を欠くは分るが、そんな訳で広島原爆忌とは異なる 拙者にとっての重さもある所であります。改めて、両都市にての原爆犠牲各位への 改めての弔意を表す次第。

それにしても 玉木国民民主党代表も触れられた様だが、今回長崎の原爆忌にも 広島での騒擾で不興を買った、極左主導のデモ隊が現れた様だ。繰り返すが、静かに弔意を表す場で 騒擾的政治主張は厳に慎まれるべき。

公園などの集団使用も 多くは無許可又は無届けで行われる事も少なくないとかで、広島・長崎両市は 既に規制条例などで対策をしているとは思うが、より実効のある強い施策を模索し創出の上で 実施できる様議決を行って頂きたいもの。又 両市民初め 周囲も努めて取り合ったりしない様願いたい。無視やスルーが徹底すれば、或いはこの連中も 原爆忌期間中の騒擾を諦める可能性もあるからだ。

本題です。今月は 東欧ウクライナ危機や台湾問題などで緊迫の度を増す安全保障と 拙趣味でもある鉄道の関連を拙者なりに追ってみているつもりだが、ネット資料を追っていると かつて陸自に鉄道部隊が存在した興味深い史実にぶち当たった。以下 ネット辞書「ウィキペディア」の概要を引用して みて参りたい。

「(自衛隊) 第 101建設隊」(JGSDF 101st Railway Construction Unit)

第 101建設隊は、1960=昭和 35年 2/17に編成された 陸上自衛隊で唯一の鉄道部隊であった。1966=同 41年 4/1に廃止された。発足当初の隊員数は約 120名で、本建設隊の目的には (旧日本軍)鉄道連隊とは異なり、外地での活動は含まれていなかった。主目的は、災害などで被害を受けた 鉄道の復旧や自衛隊の補給任務であり、また 旧国鉄のストライキ時の輸送の確保、日本領土内が戦場となった際の 国民への食糧輸送であった。

概要 

昭和 30年代までの日本は道路網が未発達であったが、交通輸送手段としては 日本国有鉄道の路線が全国津々浦々に展開しており、有事の際にはこれに依存し最大限活用しなければならなかった。しかし 当時旧国鉄においては労働運動が活発で、労働争議・ストライキが頻発しており、事態を憂慮した陸上幕僚監部は 急遽鉄道専門部隊を設立することを決めた。

国鉄から 9600形蒸気機関車 1両(No,9677) を購入し、旧陸軍鉄道連隊が使用していた演習線のうちの 習志野線の一部を取得。列車の運転や整備のみならず、線路の建設・維持、測量・杭朽から架橋、分岐器ポイント・信号機の操作等多岐に渡った。島松、霞ケ浦、古河、桂などの補給処専用線やプラット・ホームの新設・改修も行った。災害派遣においても 国鉄路線の復旧に尽力し、その能力を遺憾なく発揮した。

にもかかわらず 僅か 6年余りで解隊に至ったのは、急速に進む自動車化・モータリゼーションに伴う高速道路網の整備と、その趨勢に伴い 陸上幕僚監部が本隊の意義を予算当局に対し説得できなかった(以下の通り 高額な維持費も一因) といわれている。

動力近代化計画によって 国鉄の近代化が進むにつれ、鉄道の動力車の主力は 蒸気機関車から (ディーゼル)気動車や電車になっていくが、本建設隊の主力は 9600形蒸機であった。電気機関車や電車では (送電用)架線を攻撃され破損したときに列車を運行できないことが 蒸気機関車を主力としていた理由である。しかし 9600形蒸機は維持費がかかるため、会計検査院から「防衛費の無駄遣い」と指摘され、本建設隊解散の一因となった。(以下略、引用ここまで)

恥ずかしながら、本当に初耳。戦前の旧軍・鉄道連隊の史実は曖昧ながら耳にしていたのだが、陸自にもこれに倣った部隊が存在した事は くれぐれも留意しなけれぱとも思う所。で、前述記事そのものをなぞれば良い訳では決してないのは分るが、こうした史実から 今後自衛隊が何らかの対鉄道関与に再びの道を開く事が考えられ、模索されても良いのではないか。

例えば全国に何カ所かある 自衛隊輸送にとり極めて有用な JRなどの路線を精査して、当該路線が自然災害などに見舞われた場合、陸自が復旧などに関与できる様 法整備などを進める方向だ。これまでは確かに道路網がよく発達し、トラックなどの陸運が輸送の主力をなしてきたが、今後我国の人口は減少する。現に北海道などでは 既にトラック乗務員の充足に支障が出ており、又 国道の整備予算不足などもあって、道路輸送に暗雲が垂れ込める場面もあるやに聞く。そうした背景もあって、一度は廃止が取り沙汰された道東の JR石北線貨物便が存続しているやに聞いている。

繰り返すが、鉄道全線に言及する訳ではない。国・自治体・自衛隊で連携の上、必要な精査を経て 必要最低限の路線の整備などに自衛隊関与の道を開くべきと申しているのだ。更に必要なら、陸自で新型ディーゼル機関車を保有し、専用列車を臨時運転する事も考えられよう。この場合、運転整備費用は防衛予算に計上されて良いのではないか。

「防衛は、補給が大切」とはよく聞く言葉だ。確かに我国の道路網は 一世代前より飛躍的に発達したは認めるも、装備輸送の経路は複数確保が常道だ。その為にも 旧軍鉄道連隊や、一時にせよ存在した 陸自鉄道部隊の技や経験を、未来へ向け継承して活用して参る事も 必要な心掛けだとみるがどうか。

今回画像は、今春 JR名古屋駅にて目撃した、新世代ディーゼル機関車 DD200型による資材列車の様子を。陸自導入となれば、有力候補かも。実は後続の輸送車もディーゼル動力を備えてはいるのだが、その辺りは各社「大人の事情」により、この様な運転スタイルと相成った様です。以下に 冒頭の関連記事をリンク致します。(小坪しんや・福岡行橋市議様) 厳粛かつ静謐な平和式典を。有志市民が立ち上がる。【勇気を伝えるためにシェア】 | 小坪しんやのHP〜行橋市議会議員 (samurai20.jp)


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 安保と鉄道 その➂ | トップ | 安保と鉄道 その⑤ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国際・政治」カテゴリの最新記事