ゴールデン・リタイアーズ

　遂に日経平均株価がバブル期につけた３８９００円を上回り３９０００円超。外国人機関投資家は日本株を買っているらしい。されどわが持ち株はあがらず、あいかわらず含み損。外国人が投資する銘柄でないから日経最高値と言っても便乗できない。かなしきかな素人個人投資家である。

さて、K脳神経外科クリニックにでかけ、1年ぶりに脳のMRIと血液検査。

バスハイク前の19日、朝のウオーキングにでかけてすぐに、視界の上半分くらいがぼやける違和感、すぐに引き返す。すぐにその症状はおさまり、朝食をとる。一日頭が重かった。早めに床にはいり就寝、翌20日、バスハイクの朝。体調は普通に戻り、ブログでご報告の通り楽しんできた。22日の朝、ウオーキング、速歩もいれて快調だったが15分くらいして頭が重い感じ、ならしながら帰路につき、自宅近くに出ておられたKさんと挨拶、話し込むがなんとなく活舌が悪い。部屋にもどり朝食。

少し異常を感じたので、9時過ぎK内科へ。「瞼が落ちてくる感じや呂律が怪しくなるのは典型的な脳梗塞の前兆です、何分で眼の異常は消えましたか、大事な点ですよ」と院長。

ということで1年ぶりだがMRIと血液検査。血圧は起床、トイレ後は昨日は１２０以下だった。病院で1回目１７０，2回目１４５。病院ではいつも140を超えている。

10分間のMRI磁気投影検査。画像をみながらK医師の説明。脳の血管は大丈夫です。血液検査結果は後日。とりあえず血液さらさら薬をしばらく飲まれたらいいでしょう。

まあ今まで、閃輝暗点とかで眼がチカチカ、その後頭が重いのがつづくという持病が十数年続いているがまさか脳梗塞に注意せよとはね。

帰宅後、ネットで調べてみると心筋梗塞や脳梗塞は要するに血管に血栓ができて血流が滞り心臓や脳にダメージをあたえるわけで予兆がでたら即、救急車、時間との勝負となる怖い病気。どんな予兆か？（FASTが重要）

Face（顔）＝顔の麻痺のチェック
満面の笑みを作るように「いー！」と声に出しながら、口角をしっかり上げます。
片方の口角が上がっていなければ、TIA（一過性脳虚血発作）の疑いがあります。

Arm（腕）＝腕の麻痺やしびれのチェック
腕をまっすぐ伸ばし、手のひらを上にして、両腕を肩の高さまで上げます。
そのまま目をつぶり数十秒間、両腕を上げた体勢を保てるかを確認してください。
もし片腕が下がりはじめたら、TIAの可能性があります。

Speech（言葉）＝言葉の異常をチェックする
短い文章を声に出して話すチェック方法です。
「太郎が花子にりんごをあげた」という文章が例文として挙げられていますが、とくに内容は問いません。
短い文章なのに言葉に詰まる、内容がおかしくなっている、ろれつが回っていないなどの状態は、要注意です。

Time（時間）＝すぐに救急車を呼ぶ
脳梗塞の治療は時間との勝負です。
救急車を呼ぶというのは躊躇しがちですが、FASに当てはまったなら、迷わず即座に行動をしてください。

予兆を整理すると

１，口の動きの異変・ろれつが回らなくなる
（構音障害：社会的にも年齢的にも、正しく構音できるはずの音を誤って構音してしまう病態。構音検査を行い、構音訓練を行う）

２，言葉が出なくなる
（失語症：言語障害のひとつ。脳の言語中枢が何らかの損傷を受けることによって、言語を操る能力に障害が残った状態）

３，口をうまく閉められなくなる

顔に歪みが出る
（片側顔面麻痺：たまに自分の意思とは関係なく、片側の顔の筋肉がピクピクと痙攣したり、引きつったりする症状）

４，片方の手足に力が入らない・痺れが起こる
（片麻痺：脳の病変などにより、からだの右半分あるいは左半分の機能が失われ、自分の思い通りに動かすことができなくなる症状）

５，片方の目に膜がかかったように見えなくなる
（一過性黒内障：片方の目だけが急激に視力の低下を引き起こし、そのような状態が数秒から数分にわたって持続するような症状）

６，視野が狭くなる

目の焦点が合わなくなる、物が二重・三重になって見える

７，人の言うことがうまく理解できない

８，思ったように文字が書けない

これらの症状は一過性脳虚血発作（TIA／Transient＜一過性の＞Ischemic＜血流が乏しくなる＞Attack＜発作＞）といい、脳の血液の流れが一時的に悪くなり、血栓が詰まってしまっている状態です。ただ、血栓はすぐに溶けて血流が正常に戻るため、通常は2～30分、遅くても24時間以内には症状が消えるとのこと。

一過性の症状のため、重要視しない人も多いですが、これらは脳梗塞の初期症状ともいえ、発症を未然に防ぐ最後のチャンス。なぜなら、そのまま放置しておくと15～20％の人が、3ヵ月以内に脳梗塞を発症、そのうちの半数は数日以内（48時間以内）に脳梗塞が発症するといわれている。

というわけで、あらたな病変の課題が出てきました。眼底検査もここ1~2年やっていませんので定期健診のつもりで行く必要があるかもしれません。

妻は気にしすぎ、歳なんだから何やかや出て来るわよ！まあ確かにそうなんだけど、癌ならそのごの対応に時間的余裕がありそうだが脳周りは起こってからでは、身辺整理ができない可能性が大きいですからね・・・