食いしん坊、北米でヴィーガンになる

北米で植物性食品を食べて強く生きる記録

古タオルで湯たんぽカバー作りました・お蕎麦

湯たんぽ買ってきました。

先日日本に帰省していた折に、フラッと立ち寄った洋品店で、ついつい買ってしまいました、湯たんぽ。

 

湯たんぽは英語ではHot water bottleと言われます(北米だけかな?英国でもそうかな?どうでしょう?)が、こちらで出回っている湯たんぽは日本でいう氷嚢みたいな柔らかいゴム製のもので、なんだか心許ない。

昔アパートをシェアしていたルームメートは、ペットボトルにお湯を入れて(熱湯ではなかったんでしょう)これがまさにホットウオーター・ボトルだ、とか言って使ってましたけども、日本の湯たんぽは蹴っても、ベッドから落ちても、ガッチリしていて丈夫そうですよね。

 

オンラインで買えるかも、と検索してみたことがあるのですが、すごい値段がついていた記憶があります。

あと素材も、プラスティックもしくは銅とか。

銅製なんて高価すぎますし、銅である必要はないし。

プラスティックはなるべく買いたくないです。

 

 

ということで、湯たんぽは昔の記憶の中で輝くものだったのです。

 

 

が、帰省していた間にちょっと遊びに行ったお寺の参道沿いにあった洋品店に置いてあったんです。

つい買ってしまいました。

荷物の中で結構な重さを占めてましたけど。

 

 

モントリオールの家はセントラルヒーティングなので、実は湯たんぽってあんまり必要を感じないんですけどね。

 

寝る時の室温は17度くらいで、毛布とシーツをかけて寝ています。

寒いと感じる時は、毛布を2枚にしてますが、それで十分。

 

日本だと夏でも布団を用意してくれるお家が結構あるし、冬なんかはもうものすごく暖かい布団と分厚い毛布を用意されますけれど、これはやはり人がいる部屋だけ暖房する習慣のため、寝室は寒くなりがちだからでしょうね。

 

という次第で、買って帰ってきて大喜びで湯たんぽを入れた最初の晩は、途中で暑くなりすぎてベッドから蹴り出してしまいました。

 

タオルをぐるぐる巻きにして火傷しないようにして入れてありましたけど、それでも熱は伝わってきますから(だから良いんですけれども。)

 

今週は今シーズン初の「寒さが厳しい日々が続くだろう」という予報でした。

 

なので、ひょっとしたら湯たんぽがやはり欲しく感じるかも、と思い、湯たんぽカバーを作りましたよ。

 

タオルでぐるぐる巻きにしていても、足であちこち動かすうちにタオルが外れてきて火傷してしまうかもしれませんから。

 

 
湯たんぽカバーのデザイン

分厚くて気に入っていたけどかなり古くなってゴワゴワになり端もほつれてきていた古いバスタオルを使って、ただの巾着袋を作りました。

 

が、タオル一重だけでは火傷しかねません。

なのでもう一重カバーを作ることに。

古いタオルから巾着袋作りました

巾着の上に重ねる2番目のレイヤーも、同じ古タオルから作りましたが、こちらは巾着にはせず、寸胴の袋状。

湯たんぽを巾着に入れたら、もう一枚の寸胴の袋に入れて布団に入れ、温度が下がってきて一重でも熱く感じない程度になったら、おもむろに2枚目を剥ぎ取って巾着だけの状態にしてみようという計画です。

 

この、2枚目を剥ぎ取るときに、布団から出たり起き上がったりせずに、寝転んだままぐいぐいっと足だけでできたら理想。

足だけでできなくて手も動員してもいいですけど、とにかくこのために起き上がらなくても良いのが大事。

 

さあ、このミッション成し遂げられるでしょうか、2枚の古タオル袋たち。

ひだりが巾着(紐がちょっと見えてます)右が寸胴、同じ古タオル製

この古タオル、日常的に使われていた全盛期は多分20年くらい前です。

忘れてたわー、このタオル。

でもとても分厚くてきっちりと水分を吸収してくれて冬も湯上がりが寒くなくてかなり気に入っていたのでした。

だから捨てられず。

タオルやTシャツなど、古くなったものは雑巾にするのですが、このタオルは多分あんまりにも気に入ってたので雑巾にすることもできなかったんではないかと思います。

 

湯たんぽカバーとして第二の人生で活躍しておくれ。

 

タオルの素材は綿ですが、綿という植物は育てるのにかなりの資源を要するものです。

 

オーガニック・コットンとか出回ってますけれども、実際にオーガニックで良質の綿花を育てるのはかなり難しいようで、オーガニック・コットンと言われて流通している物の多くは実際は怪しいらしいです。

オーガニックであれそうでないのであれ、コットンは大変な重労働を要する作物で、生育に要する水分の量もかなりな量らしいですし、とにかく、私たちが気軽に新しいコットン製品をガンガン買い替えるライフスタイルは実際は無茶な話です。

 

衣料品でもベッドシーツでも「エコ」バッグでも、木綿からできている製品は日常的にあちこちに溢れていますけれども、今持っているその木綿製品、シミができたからとか破れたからとか、ましてや「もう飽きたから」とかでさっさと捨てて次のものに買い換えるという行為は、お金を出してるんだから違法ではないけれど、地球環境や人権問題を考えた場合、正当化できる行為ではないということ。

 

じゃあどうすれば良いのか!

と言われれば、どうすれば良いという答えはないと思うんですよね。

消費を減らすべき、としか。

 

買っちゃったものは、出来る限り長く色々な形で使い続けるしかないです。

 

古タオルの次の姿が湯たんぽのカバー、というのは、苦し紛れでしかない気もしますし、カバー人生を終えた後は雑巾?

もうちょっとなんとか使えないものかな。

 

香りが、香りが!

日本で買い込んできたといえば、お蕎麦買ってきました。

いやー、美味しい。

冬だろうとなんだろうと、お蕎麦はざる蕎麦です。

 

日本に住んでいたら多分ここまでガツガツせず、たまには暖かく、たまにはザルで、たまには茹ですぎちゃって、という余裕があったんでしょうが、こっちでは美味しい蕎麦はそうそう食べられませんからね、茹で始める前に全てを整えて、タイマー片手に真剣勝負です。

 

随分前に母がそばをちょっと茹ですぎちゃった上、茹で上がったのにまだ海苔が刻んでなくって「えええええ?伸びちゃうよ!?」とパニックになってから、帰省した折には私が担当させてもらってます。

 

 

蕎麦湯もいただきます。


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