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食べること食べ「させる」時代です その1   筑紫野市原田 のりこキッズマム歯科医院

2021-03-26 | 筑紫野市 小児歯科
例えば親は子に対して勉強は「させ」ます。「させる」という言葉を勉強をサポートする意味で肯定的に使います。
そして勉強させることにはなんの罪悪感も持ちません。
しかし最近不思議なのは最近、ご飯は子に対して食べて「くれる」「くれない」と言います。
食事も食べ「させる」ことが必要な時代です。









勉強は「させて」良くて、食事は食べ「させ」なくていい、というのはどこから来ているのでしょう。
とりあえず食べてくれさえすればいい、というのは不思議です。親御さんがそういうスタンスでは子は好きなものばかり食べていればいい、とわがまま食べになるのが目に見えています。

それが勉強であれば、親には、わずかでも勉強してくれればいいという発想はありません。稀でしょう。
食も「させて」いいのです。同じです。






これは食物アレルギーのある方々は別です。
特に食物アレルギーもなく標準の食事が摂れるならば、本人の好き嫌いで食べられないものも少し背中を押してあげましょう。

特に噛む食材が大変食べられていません。
「噛みにくいから嫌がって」という言葉をよく聞きます。
勉強「させる」前に、離乳食から園児さんの間には、食べ「させる」ことをしましょう。
まずは親御さんの食へのサポートが必要な時代です。







毎日のことには躊躇しがちですが、
勉強をプリント1枚や薄いドリルから始めるのと同じです。
早期教育には皆さん我先に取り掛かりますが、食育には及び腰です。

これは正直言って離乳食のころから始まっています。
離乳食を与える食育は親御さんのお子さんへの初めての教育とも言えます。

「やだ!」と言われるのも可愛くて、
そのリアクションに思わず「仕方ない」と諦めていませんか?

ちょっとずつ背中を押せばスロープも上がれます。
少しずつスロープを上がれる子と、背中を押さずにやりたい放題になってしまうのではずいぶんと出来る様になることに差が出ます。






そして、物心ついた3-4歳ではもう食べて「くれない」ことになります。
いつも食べ「させて」いれば、
いつも食べる子になります。

歯科的に言えば噛むことが大事ですが、
離乳食から噛むことを食材のステップアップで反射的に行えるようにし、食べることへの楽しみを覚えることは大切です。
食べることへの楽しみとは、本人の手掴み食べもその一つになります。
コロナ禍で心配な点も多いでしょうが…。

食べさせる、とはいえ、本人の意志の尊重も大事になります。
親御さんのお子さんの自主的な食事への見守りも必要なわけです。

大切なのは親御さんが素敵な離乳食を作ることではありません。
お子さんが食べたいと思う環境を作ることがポイントなのです。

2-3歳で食事がよくかめる乳歯のかみ合わせが完成し、さらに食べられる食材が増えかめるようになることが、その後の永久歯の交換のハードルを下げることにもなります。

よく噛んで食べることができ、そして食べることが楽しめる地盤ができているから、量も増えていき、顎の骨の成長や歯の永久歯の卵の健康も保てるという相乗効果も生まれるのです。

永久歯の交換についてはまたお話します。

離乳食からの取り掛かりは、園児さんの時に食べて「くれる」「くれない」で悩まなくて済むスタートや、家庭の食事のルールづくりになっているとも言えます。

悩む時期は短い方がラクですよね。
一般的な話になりますが、だいたい
離乳食は生後4-5ヶ月から1年ほどで完成します。













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