みなさん、こんにちは。
パスポートの写真や、履歴書用の写真、を撮るときというのは、緊張してしまってあまりよく撮れたことがないという人も多いと思います。
わたしも、証明写真ってとても苦手です。
機械で撮るときも緊張しますし、証明写真用のブースで撮ってもらうときもとても機械的な流れ(撮る写真が真面目なものなので仕方ないという点もありますが…)が気になって納得のいく写真を撮っていただいたことがありません。
証明写真用の写真を自分で撮るのはさすがにダメだと思われている方も多いのですが、ご自宅でも実は撮れるんですよね。
今回は、日本のパスポートの更新をされる予定の女性の写真をご自宅で撮らせていただきました。
まず、日本の外務省のホームページより、写真の規定を確認。
自分で撮っちゃだめとは書いてないですよね。
ただし、iPhoneやスマホのセルフカメラでは画質があまりよくないものが多いので、規格の次のポイントでNGだと思います。
- デジタル写真の場合、ジャギー(階段状のギザギザ模様)がないもの
- デジタル写真の場合、写真専用紙等を使用し、画質が適切であること
そもそも自宅で撮るメリットですが…
・リラックスして撮れる
・何度も何度も撮り直しできる
・空いた時間に撮れる
・うまい人に撮ってもらったらいい感じ
くらいでしょうか。
カメラの設定の話をするので初心者にも少し敷居が高いかもしれません。
自分でサイズを測ったり、紙を用意したりが面倒な人にも向いていません。
ただし、ニュージーランドでは写真屋さん(Kodak)に持ち込むとデータの可否を判断してくれて、サイズもちゃんと測ってカットしてくれるというサービスがあります。
15ドルくらいです。
さて、本題に戻りますが、
- 申請者本人のみを撮影したもの
- 6カ月以内に撮影したもの
本人であることはもちろんですが、半年以内の写真じゃなきゃだめなんですよね。意外と半年ってすぐ経ってしまうので、毎回撮り直す感じですよね。
- 正面、無帽、無背景
- 背景と人物の境目がはっきりしていること
- 縦45ミリメートル×横35ミリメートル(ふちなし)
- カラーでも白黒でも可
- 顔の縦の長さは、写真縦の70~80%(34±2ミリメートル)であること
無背景というのは、柄のない背景ということ。
今回は白背景を使いました。
ただし、ストロボを使うことで、薄いグレイにしました。
ストロボと壁との距離で壁の明るさが落ちてグレイになります。
写真の大きさや、写真に対する顔の大きさは撮ったあとにトリミングなどすればOKです。
- 鮮明であること(焦点が合っていること)
- 明るさやコントラストが適切であること
- 影のないもの
ピントが合ってることはもちろん、ぼかしが効いてしまうとだめなのでF8〜F11くらいまで絞ります。
背景に影ができないように壁から被写体の距離は離します。
顔に影ができないように、ストロボの当て方も気を付けましょう。
バウンスさせるかディフューザーを使うのがおすすめです。
- 眼鏡のレンズに光が反射していないこと
今回はメガネはかけなかったので、該当しません。
- 平常の顔貌と著しく異ならないもの(例えば、口を開き歯が必要以上に見えているものは不可)
- 前髪などにより、目などの顔の器官や輪郭が隠れていないこと
- ヘアバンドなどで頭髪を覆っていないこと
この辺りは、被写体の方の表情や格好に関してです。
- 変色していないもの、傷や汚れのないもの
写真をプリントしたあとに変色、よごれなどあると使えません、という意味ですね。
以上のように、自分で撮れないわけでないので、自分で落ち着いて撮りたいという方はセルフタイマーで撮るなり仲のいい人に頼むなどして、柔らかい表情のパスポート写真を手に入れると旅行に行くたび少しだけ気分が上がるかもしれませんね^^