聖地へ
私にとっての聖地、東京タワー
思い入れのある作品とのコラボのおかげで初めて昇れました。
とても眺めが良くて、隣接するビルに映る影を見つめながら「ああ、今自分は東京タワーの展望階にいるんだな……」と改めて思いました。
意外だったのは、特別な感動を味わうというよりは、むしろ心が穏やかすぎて、望みが叶うというのを実感するのは案外静かなものなのだな…と。
なぜか先に昇っていたスカイツリーも5/22で開業十年だったそうで、時の流れの早さと共に巡り巡ってこうした機会が訪れたことに感謝しています。
晴海埠頭にも思い入れが。訪れる前にサヨナラになってしまったけれど………
富士山も
東京タワーに…東京に戻るというのは、あの頃は本当に特別な感情でした。夢いっぱいだったあの頃。それからこの世で生きていく厳しさを味わい、絶望もし、救われ、色んな場所に行って、人生であらゆる感情を感じた上での出来事でした。
もしかしたら冷静だったのは逆に多くを抱えてしまっての平静状態だったのかもしれません。
なんにしても私は今、東京上空を漂っている日々です。
さてさて、東京タワーにもスカイツリーのように紹介コーナーがありました。
開業当初のミニチュア模型
(塗り分けや形状も現在とはちょっと違うらしい)
建物の縁に沿ってライトが豆電球のようにポツポツとともっていたんですよ。
他にも頂上付近から見つかった不思議な軟式ボールのことや映画『ALWAYS 三丁目の夕日』に関する展示などもありました。
まつわるあれこれを見た後、お土産をいくつか購入して東京タワーをあとにしました。
もしかしたらこの地球上である意味一番遠い場所だったかもしれない東京タワー、訪れたからといって何かが急激に変化したということはないけれど少し身近になりました。いろんなお店もあったし、これからはちょくちょく訪れられたらいいか、な。
そう、これからも私の聖地としてあり続けながら。。。