角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

小沢一郎大センセイの言う、「政治の私物化」ということについて

2020-09-26 18:02:32 | 時事問題

 さて、安倍内閣から管(すが)内閣に移行し、早10日。 

「菅」という字だけ見ると「かんないかく」って、読めるから、あの悪夢の時代を思い出しますよね。

 さてそんな中、立憲民主党の小沢一郎大センセイが連日のように吠えてます。

テーマは・・・

「政治の私物化が進んでおり、けしからん!!」と大センセイは怒ってらっしゃる。

9月16日ツイッターにて: 安倍前内閣について

https://news.yahoo.co.jp/articles/779beae6990168b234a7d482ca47747693144105

「一番壊されたのは行政の中立性や公平性。進んだのは権力と税金の私物化

 

9月16日同じくツイッターにて:管(すが)新首相について

https://news.yahoo.co.jp/articles/083740ea3b65d9cdfded9a0c25f8272c5f8836e2

「憲法を知らないからこそ平気で権力を私物化する。」

 

9月25日またまたツイッター:自民党内閣について

https://news.yahoo.co.jp/articles/b47f892dcec2aab684f4066db965c9c8869ff863

「権力者が権力を私物化し、やりたい放題なのに、全てがうやむやにされ、国民の関心も薄い」

 

 小沢センセイは、安倍内閣から管内閣にいたるまで、「政治を私物化」していると繰り返し連呼なさる。

 つまり、その前の民主党政権時代「権力の私物化」などはなかったということですよね。

 

・・・というわけで、小生10年以上前の手帳からスクラップしていた記事を引っ張り出してみました。

 

 2009年9月の衆議院総選挙で、自民党は大敗
 民主党の鳩山内閣が誕生します。

 当時の民主党の幹事長は、我らが小沢一郎大センセイ。

 もちろん、権力なんか私物化するはずはありません・・・・と、思いきや・・・いきなりこれ。

 全ての案件を、幹事長室で取捨選択し、幹事長が選んだものだけ、政府に上げる。
 つまり、総理大臣はただのハンコ押す係って、システムを作り上げます。


 時の内閣総理大臣でさえ「幹事長室に行きたいけど、幹事長はいるかなぁ」と記事中にあります。

 普通に考えて、一政党の幹事長って、首相に呼びつけられる立場なのに、この時点で立場が逆転してるわけ。

さらには・・・

地方からの陳情も民主党の幹事長に呼びつけ、江戸時代の参勤交代のよう。
しかも幕府将軍(首相)に会うんじゃなくて(ってか無視)、老中筆頭家老(幹事長)藩の殿様(県知事)が会いに行くようなもの

まさに「小沢詣で」

与党とは言え、あくまで一政治団体ですよ政党って。

 

さらにさらに・・天皇陛下まで・・

 ちなみに記事中の写真は、小沢氏が民主党議員100数十名を引き連れて、中国を訪問。当時の胡錦濤(こきんとう)国家主席に握手を求めるみっともない民主党のセンセイ方の様子。

 

 そして、次の国家主席、習近平から「お前んところの、天皇に会わせろや」と頼まれ、赤いヤクザの若頭よろしく小沢センセイ、無理矢理に先帝陛下(現上皇陛下)を差し出す工作をするわけ。

 さて、こういう小沢センセイを惜しくも2014年に亡くなった、文芸評論家の遠藤浩一氏は次のように評しています。

 「小沢氏は法律の制定よりも、選挙といふ党務を自他共に優先させてゐる。

 同氏の中では「国家」の上に「党」が位置するのであらう。

 あるいは、党の上には「小沢一郎」といふ「私」が位置しているのかもしれない。」

 つまり、図解にすればこうなるわけ。

日本(天皇陛下・政府・国民)の上に、民主党(幹事長室)が位置。

その上に小沢一郎とい私(わたくし)がある。

 

どうですか。すごくわかりやすいでしょう。

 

 で、このことを踏まえて、この稀代の大政治家、小沢センセイの言葉をもう一度噛みしめてみましょう。

「一番壊されたのは行政の中立性や公平性。進んだのは権力と税金の私物化

「憲法を知らないからこそ平気で権力を私物化する。」

「権力者が権力を私物化し、やりたい放題なのに、全てがうやむやにされ、国民の関心も薄い」

 

どうですか?味わい深いでしょう。

こうまで、あっけらかんと前後矛盾というか、言行不一致の見本を見せられると、芸術的なブーメラン芸を鑑賞している気分になります。

 しかし、ここまで落ちぶれてしまうと、みじめというか滑稽というか、あんなエラソーだった大センセイも、こうなっちゃうんだなぁと、時の流れの残酷さを感じざるを得ません。
 だって、大センセイ、ツイッターで、一生懸命つぶやいているのに、与党も政治評論家も反応しないでガン無視しているんですもの。
 と、いうわけで、小沢大センセイの最後のファンの小生が紹介してみました。


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