たぶん、今年のテレビドラマにおける

最大のニュースが

『相棒』の新相棒が

亀山薫（寺脇康文）に決まったことか。

 

四代目相棒冠城亘が去り、

後任人事が大いに注目されていたんだけど。

 

いろんな俳優の名前が挙がったけど、

正直誰もピンと来なかった。

で、たぶん相棒ファンの

ほとんどすべての人が納得し、歓喜したのが

初代相棒亀山薫の復帰ではないだろうか。

 

現実の問題として

一度辞めた警察官が再雇用されるのかってのがあるんだけど、

調べてみると実際の例があるようだ。

女性警察官が

結婚や出産で辞めてしまったものが復帰するってケース。

1回はちゃんと試験に受かって

然るべき訓練を受けている人だからね。

新人を採用するより安心安全なんだろう。

 

ま、ドラマのことだから

あり得ないようなシチュエーションで復帰しても

全然おかしくはないんだけど、

果たしてどんな風に復帰するんだろうね。

 

やっぱり小野田官房長の“遺言”として

亀山が望めば再雇用なんてことかもね。

 

歴代の相棒で誰が好きかなんて議論があるんだけど、

好き嫌いは別にして

もっとも右京のキャラクターとの対比が鮮明なのが

亀山だったからね。

その意味で、作品の“原点回帰”としても

適任と言って間違いないのかな。

 

ただ、この人事だと、

いよいよ作品の終焉が近いって

宣言しているようなもの。

ドラマの設定として

亀山はもう55歳。

（ちなみに、寺脇康文は現在60歳）

右京はとっくに60歳超えてるよね。

（水谷豊はまもなく70歳）

 

さて、どんな幕引きを目指して

新作が作られていくんだろうか。

実は右京を動かしている薫が

暴走する右京の正義と心中する、なんて

そんな大事件で終わるのか。

 

2クールの中では

懐かしいキャラが続々登場するに違いない。

そんなこんなも楽しみにしつつ、

新しい『相棒』を待つことにしましょうかね。

この間に、それこそ全話（少なくともシーズン7までは）、

キッチリ拝見して…。