時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

人の音楽活動で気になるもの

2022年08月09日 | 音楽活動

あるミュージシャンがいたとする。

アマでもいいし、プロでもいい。

その人と始めて会ったり、初めて見た時に、私がそのミュージシャンで一番気になるのは、その人がどんな曲を作るか・・・ということだった。

 

もちろん、その人が既成曲を歌ったり演奏したりしても、その人がどんな音楽を聴いてきたかとか、どんな音楽が好きかとか、どんな音楽に感動したり影響されたりしてきたかがある程度分かる場合もある。

選曲とか歌い方とか、演奏方法とかで。時には、その人が使う楽器でも、ある程度わかる場合はある。

例えばホフナーのバイオリンベースを使ってれば、「あ、この人はビートルズが好きなんだろうな」とかは思ってしまう。

 

でも私にとっては、一番伝わってきやすいのは、その人が作った曲を聴いた時。

その人とあれこれ話してもその人の趣向は教えてもらえるが、その人がこれまで聴いてきた音楽の趣向が実際に形(?)となって現れてるのが、その人の作った曲だと思うから。

 

トークであれこれ聞くより、その人の作った曲を聴かせてもらったほうが私には分かりやすい気がするのだ。手っ取り早い・・・そんな感じ。

言葉よりも、感覚的に伝わってくる気がするのだ。

 

もちろん、曲を作る人によっては、色んなタイプの曲を作ることも多い。

そんな時は、出来ればその人の作った「タイプの違う自作曲」を何曲も聴かせてもらいたいと思う。

 

作詞も作曲もこなす人だと一番分かりやすいが、作詞か作曲のどちらかだけでもいい。

少なくても、既成曲のカバーよりは分かりやすい。

だから私は、初めて見るミュージシャン・・・特に私がこれまで全く知らなかったアマチュアミュージシャンのライブでは、その人の自作曲が聴きたいと思っている。

 

 

ただ、そのミュージシャンとそれまでの交流があったり、アルバムなどを聴いたことがあったり、その人のレパートリーをある程度見たり聴いたりしてきていれば、その人がライブで演奏する曲がカバーであっても、分かりやすい。むしろ意外な選曲のカバーをしてきたら「面白い」と思う。

 

でもそれは、そのミュージシャンの音楽のことをそれまでにある程度知っているから。

 

そうではない「初めて見る(聴く)ミュージシャン」のライブなどでは、やはりできれば最初はその人の作った曲を聴きたい。

 

これって、昔から私の変わらないスタンス。

 

その人の作った曲にこそ、その人の音楽的な本質が出てるように私には思えているのだ。

 

よくフォーク居酒屋などで、初めて見るアマチュアミュージシャンが歌うのを見たりするが、それらの人たちの中には、本当は自作曲があるにもかかわらず、お客さんに気をつかって(?)、有名なカバーを歌うケースはけっこうある。

 

その人が自分で歌を作らない人ならともかく、自作曲がある人なら、少なくても私が観客だった場合は、遠慮なくガンガン自作曲をやってもらいたいと思う。

持ち時間の制限があるなら、なおさら。

 

ひとり2曲縛りで歌うルールなら、気を使ってカバーなどやらず、遠慮なく2曲とも自作曲を聴かせてほしい。

私は観客としては、そちらのほうが嬉しい。

 

その人が、オープンマイクなどで2曲縛りのルールで歌う時、世間によく知られている曲のほうが受けがいいと思って有名曲のカバーを1曲入れ、その後に遠慮がちに自作曲を歌う場合がある。

そんな時私は、その人のパフォーマンスを聴き終わって、「本当は自作曲を2曲歌ってくれてよかったのに」などと思ってしまうことがある。

 

だからたまに、そういう人がパフォーマンスを終わった後に、「遠慮なく2曲とも自作曲をやってほしかったです」などと声をかけることも私にはたまにある。

 

そんな時、たいがい、言われた人はまんざらではなさそうで、嬉しそうに反応する。

 

 

このことを飲み会などでアマチュアミュージシャンに話すと、「だんぞうさんみたいなお客さんばかりならそうしたいんだけど、やはり有名なカバー曲をやったほうが喜んでくれるお客さんのほうが多いんですよ」と返されてしまう(笑)。

 

まあ、それもなんとなくわかるのではあるが。

 

 

なぜ、その人が初めて出会うミュージシャンであった場合、そのライブではまずはその人の自作曲を聴きたい・・・と私が思うのは、きっと私自身も自作曲を作るからだであろう。

 

だからこそ初めて出会うミュージシャンンのライブを見る時は、その人の自作曲を聴きたくなるのだろう。

 

 

 

 


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