時間の外　 ~since 2006~

先日、テレビで話題になっていた、ローソンのウインナー弁当。

おかずをウインナーだけにしぼり、その分値段は200円という安さ。

これが大人気だという。

確かにコンビニ弁当で200円というのは安い！

おにぎり２個買うより安いではないか。

最近のコンビニでは、おにぎり１個で２００円以上するおにぎりもあるしなあ。

それに比べたら、格安感はある。

なんとなく私も気になり、ローソンに入っては探してたのだが、中々見かけなかった。

なので少しあきらめ気味だったのだが、先日何気にローソンに入ってみたら、弁当コーナーで残り２個の状態で発見。

お、これが噂の１品か…と思い、早速ウインナー弁当を買ってみた。

サイズ的にはプチ弁当という感じで、弁当箱のサイズは小さく、ご飯の量はおにぎり1個半ぐらいだろうか。

見て食べて思ったのだが、例えば昼飯１食をこれだけで済ますには、普通のサラリーマンには物足りないであろう。

思うに、これは・・・その安さといい量といい、他に何かもう１品・・たとえば麺類などを買った上で、更にこのプチ弁当を付け足すことで、１食になるのではないか。

例えば、そば、ラーメン、うどん、スパゲティなど。

値段的にも量的にも、少なくても私にとっては、それでちょうどいい感じ。

もしかして、「メインの食べ物に付け足し」されるのを前提につくられた弁当ではないか。

それなら、１品何か麺類を買った上で、おにぎり１個～２個買えばいいのではないか？というツッコミも入りそうだが、このウインナー弁当は、少なくてもおにぎり１個買うよりは贅沢感がある。

おにぎり１個プラスアルファくらいの量のご飯に、ウインナーが５本おかずとしてついているわけだから。

仮に「ウインナーおにぎり」みたいなおにぎりがあったとしても、サイズ的におにぎり１個には、ウインナー５個なんてとても入らないものね（笑）。入ったとしても、１個・・せいぜい頑張っても２個ぐらいではないだろうか。

とりあえず、これまで１食分としてコンビニで何か麺類などをメインとして１品買った上で、さらにおにぎりとかサンドイッチなどを加えて１食にしていた人にとっては、そこにプチ弁当という選択肢が新たに増えたことになるかもしれない。

おかずがちゃんと入っているプチ弁当という選択肢が。

要するにプラスアルファとしての新たなバリエーションが加わった感じに思える。

２００円という値段が、プラスアルファ分にするには手ごろだと思うし。

また、おかずを思いきってウインナーだけにしぼった・・・というのもいいね。

幕の内弁当などではおかずが何品か入っていたりするが、その中のおかずの１品にウインナーが１本入っていたりすることはよくある。

そんな時、その１本のウインナーをいつ食べるか、どのタイミングで食べるか、どの順番で食べるかというのは、けっこう「ちょっとした楽しみ」だったりしないだろうか？

その人なりの、おかずローテーションの戦略(?)の中で。

そう、おかずの中にウインナーが１本入っていると、ちょっと嬉しい存在。

そんなウインナーは、決してメインのおかずではないが、華があって存在感のある脇役的なおかずだ。

弁当の彩り的にも、ウインナーが１本入っているだけで、映えて見える。

子供はウインナーは大好きだが、実は大人だってウインナーは好きな人が多い・・・ということを私は知っている（笑）。

ウインナーというのはそんな存在。

なので、おかずをウインナー１種類だけにしぼり、さらにそれだけを数本入れて、値段を安くする・・・なんて、いいセンをついてると思う。

ある意味、核心をつかれたような気分（笑）。

これがもし「たった１種類のおかず」がウインナーではなくて、別のものだったらどうだろう。

ものによっては値段が上がってしまうかもしれないしね。

弁当の値段を２００円で抑えて、なおかつおかず的にそれなりに満足してもらえ、見た目的にもよさそう・・・そんな意味でウインナーに目を付けたというのは、中々の目利きかもね。

なんといっても、プチなコンビニ弁当で２００円というのは・・付け足しにピッタリ。コンビニ弁当としては、嬉しく気軽な値段。

お見事です。メーカーさん。

これ、定番商品として、この値段を維持して定着していってくれるといいな。

毎回は買わないかもしれないが、選択肢として存在し続けていってほしい。

困った時や迷った時や、あと１品何かを付けたしたい時に選ぶ存在として。

コンビニ弁当の売り場の棚の中では、おにぎり２個買うより安く、多くのサンドイッチよりも安いのだから。