ぼうたろうがいなくなって

生き苦しさを感じるようになった。

あの子のしあわせそうな

寝顔を見てると

私までしあわせな気持ちになれた。

今は、なんだか物足りない。

何をしていても

ぼうたろうがいた時間が

愛おしくて切ない。

なんとか前を向いているものの

のろのろと歩いている程度で

向かう先もわからず

ただ足を動かしているだけのよう。

子どもの頃は1日が長くて

疲れるまでたっぷり遊んで

1ヶ月でも待ち遠しく

1年なんてどれほど長かったことか。

歳を重ねると1日が早くて

今年もはや2ヶ月が過ぎ

1年などもあっという間に過ぎ去る。

それは、経験したことが増えて

物事の予想ができてしまい

感動も薄れていくからだとか。

旅行したり映画を観たり

美味しいものを食べに行ったり

何をするにしても

どこか空しく寂しい。

同じ毎日のくりかえしでも

ぼうたろうが一緒の時は

しあわせだった。

心から愛おしいものと

過ごせることの有り難さを

しみじみ感じます。

今日も良い一日を。

すべての世界のいのちが

平和でしあわせでありますように。