ドクター・フィールグッドなどの活動で知られるギタリストのウィルコ・ジョンソン(Wilko Johnson)が、11月21日の夜に自宅にて逝去。本人のSNSアカウントで発表された。
享年75。
ウィルコ・ジョンソンは、1971年にドクター・フィールグッドに加入。
熱狂的なライブ・パフォーマンスで人気を得た。
1960年代、UKでUSAのR&Bが流行し、それに影響されたバンドがUKで数多く生まれバンドブームが起こり、
それらの音楽はマージービートと呼ばれたものや、お洒落な人が聴く音楽都としてMODSとも呼ばれていた。
それらのMODSスタイルの音楽は、UKの伝統的なパブなどで演奏され、身近に聴ける音楽としてパブロックと呼ばれており
彼の在籍していたドクター・フィールグッドは、そのパブでの演奏で人気を得て、その後のパンク・ロックブームにも多大な影響を与えました。
彼の演奏スタイルはピックを使わない、シャープなコードカッティングの独特の奏法スタイルで、マシンガン・ギターと呼ばれていました。
WILKO JOHNSON SPECIAL PLAYING ANALYSIS
ウィルコ・ジョンソン直伝奏法セミナー
2012年、ウィルコは末期の膵臓がんと診断されたが、本人の意向で化学療法を拒否。その後、11時間に及ぶ手術で3kgもの腫瘍を摘出し、2014年にがん克服を発表していた。
親日家で日本をたびたび訪れ、鮎川誠(シーナ&ザ・ロケッツ)、THEE MICHELLE GUN ELEPHANTなど日本のミュージシャンとの交流があり、ミッシエルの故アベフトシも演奏スタイルに影響を受けたと言ってました。
シンプルなコードカッテイングによるリズムギターのカッコ良さを教えて頂き
ありがとうございました。
私の尊敬するギタリストの一人です。
追悼の意を込めまして
THE WHOのロジャー・ダルトリーの競演を聴きながらお別れしたいと思います。
私に素敵な音楽を教えて下さり
ありがとうございました。
ご冥福をお祈りしております・・・。