セプタイル・ランデブー(海王星-冥王星) | ランニングとフライトシミュと・・・♌スフィンクスのホロスコープ☄

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これまで使った天体位置推算システム『pnr_RYUSEIくん』の
プログラムは、python(パイソン)で書いています。

 

プログラムはご承知のとおり、できるだけシンプルでスマートな
方が、バグが少なく、修正も簡単にできます。

 

同じようなプログラム、例えば惑星の計算の仕方は同じなので、
惑星計算用関数を定義して、各惑星の軌道要素データをリスト
化し、一つの関数エンジンで計算すれば、行数が少なくシンプ
ルなものになります。

 

しかし、pythonの関数で計算した変数は、関数の外では使え
ません。
ですから、太陽系内天体(惑星、彗星、小惑星)の位置計算は、
それぞれ個別にプログラムを作って計算しています。

 

そうすると例えば、下のグラフのように計算した変数を再利用
して分析などができます。

 


このグラフは、海王星と冥王星の地心黄経差(アスペクト)の経
年変化を表しています。

 

’アスペクト’は占星術用語に使われており、地球を中心とした
各天体の位置関係(角度)です。

 

私が注目したのは、海王星と冥王星が時折り、「セプタイル」と
いう特殊なアスペクトを長期間続ける現象です。

 

セプタイルは、円の7分割を表し、角度は割り切れないですが、
約51.43°となります。

 

正統派西洋占星術でのこのアスペクトの意味は、

「唯一、運命的な意味を持つ形で、集団社会からの要請あるい
は、広大な無意識世界からの要求で、避けては通れない特有
の宿命が現れること」

だそうです。

 

この角度は、例えばピラミッドの傾斜角としても知られています。

 

また、「7」という数は、シュメール=アッカド文明の創造叙事詩
「エヌマ・エリシュ」に、最高神アヌの息子たち=アヌンナキという
集合名詞が記述されており、その中に「運命の七神」として登場
します。

 

「運命の七神」は別名「冥界の7人のアヌンナキ」と呼ばれ、独立
した神と見なされておらず、常に7人で人間の運命を決めるとさ
れます。(日本でも「七福神」が有名ですね。)

 

from:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%8C%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%82%AD#/media/ファイル:Ea_(Babilonian)_-_EnKi_(Sumerian).jpg

 

海王星と冥王星が織りなすこのアスペクトが何を意味するのかは
わかりませんが、何か神秘的な感じがします。

 

このアスペクトは約500年に1度起こり、1回が1世紀近く続きます。
起こるポイントは、冥王星の近日点を挟む場所となります。


ここで、冥王星が海王星の公転速度よりも速くなるため、角度の
差があまり変わらなくなるため、長く続きます。

 

それでこれを私的に「海王星と冥王星のセプタイル・ランデブー」
と名付けることにしました。アスペクトの角度の許容範囲は51.43°
±2°としてグラフィック中に赤く表示しました。

 

このセプタイル・ランデブーは紀元前2111年から始まり、2019年
まで約4000年に渡って現れたと推測します。

グラフィックでは、両者の軌道要素を一定にして表示しています。

これは、海王星と冥王星の軌道が古代から安定していると思われ
るからです。

 

冥王星は海王星に対して公転周期が2:3の整数比で共鳴してい

ます。
海王星軌道の外側は、「エッジワース・カイパーベルト」と呼ばれる
領域があり、海王星に対して公転周期が1:2や2:3の整数比で

安定しているものが多く、(2:3のものがほとんどで、100個近く

あると言われています。)、「共鳴カイパーベルト天体」と呼ばれて

います。

 

冥王星はその中でも最大です。準惑星ですが直径は月よりも大

きいのです。


しかし、このセプタイル・ランデブーも2019年までで終焉を迎えま
した。

 

私の予測では、この形は今後現れません。ちょっと寂しい気がします。

 

このランデブーを軌道図で以下に示します。

最後のランデブーでこのアスペクトが強く現れた1937年、2002年、
2011年の軌道図です。

冥王星が海王星の軌道よりも内側に入るポイントを挟んで74年間に
渡ってお互いの角度が変化せずに推移しているのがわかります。

 

▼1937年

▼2002年

▼2011年


●恒星のプログラム


これまでは、個別プログラムの利点として、変数の再利用について
述べましたが、一方恒星の位置推算については、1回表示するだけ
なので一つの恒星計算用の関数を定義し、あとは恒星のデータリスト
を入力するようにしています。

 

一つの計算エンジンで行った方が入力が楽ですし、計算方法を修正
するときも関数を修正すればよいので、簡単にできます。

 

※「def star_henkan()」で関数を定義

 

 

※「star_list_(番号)=()」で恒星データを入力

                   ⇒ 「star_henkan関数」で計算

 

 

 

※このテーマの記事は、都合により
 「です・ます調」で投稿しております。

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