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国(政府)と日銀の不思議な取引

2021-08-19 | 経済

筆者・・・昨日に続いて今日も記事をあげます。

実は昨日の記事アップ直後に友人からちょっとしたクレームをいただきまして

Razi・・では、博多湾に。

筆者・・・いえそれ程大した話ではないんですよ

Razi・・では、にわかせんべいを与えておいて下さい。

ところでなんだったのでしょう?

筆者・・・物足らなかったようです。

 

Razi・・時間が空き過ぎてキリがない位ネタがたまってしまっていて、何から話せば良いのかすら分からなくなっていましたからね。

取り合えず以前の記事(国の始まり始まり)のちょっとした補足をしておきましょう。授業で使ったボードの写真なので書く時に斜めの位置から書いたためいつも以上に歪んでますがご勘弁。

これは政府と日銀のある意味取引を表しています。まず政府が国債100万円を発行し日銀が買い取り100万円のお札を政府に渡します。

以前にも示した通り政府の発行する国債は政府の借用証書で、日銀の発行する100万円のお札もこれまた日銀の借用証書なのです。

これは普通に考えると変な取引ですよね

筆者・・・借用証書と借用証書を交換するというのはたしかに変です

Razi・・ポイントは政府の側の借り入れは(必ず利息を付けて返済する)という点で、お金を増やす事の出来ない政府がどうやって利息を付けるのか? 実はここにGDPの成長・税の徴収より国がお金を発行するのが先・国民経済サイドのモノやサービスを生み出せる力(供給能力)がある限り我が国はいくらでもお金を発行出来るといった事実の裏付けがあるのです。

筆者・・・つまり政府も日銀も同じ100万円の借用証書同士の交換をしているにも関わらず政府の側だけ利息付けるのか?それこそその財源は?ということですね?

Razi・・そうです。この政府が日銀から借りたお金ですが、日銀は国のモノやサービスを生み出せる力に対して、言い換えると付加価値を生み出せる、貸したお金を増やせる能力にたいして(投資)をしたのです。

しかし政府自身にこれらの力はありません。あくまでもモノやサービスを生み出せる力(供給能力)は国民経済サイドにあるのです。政府はこの日銀から借りたお金を公共事業等に回し(投資し)国民経済サイドに増やしてもらう、これによりGDPを成長させるのです。厳密には違いますが、ここをスタート地点として橋を造るゼネコンに仕事・お金が回り下請け企業にも回り、社員の給与になったりして世の中を移動しながら増えていきます。間接的に増やせるので利息を付けられるということになります。

筆者・・・初めにお金の発行がありそれを借りる事で国中の経済が回りだすということですね、それで前回につながりました。この日銀から借りたお金を政府の借金返済に回すことに何の意味も無いことが解りました。これを国民経済サイドに回し増やしてもらわなければ経済成長は出来るわけがない、2013年だけは回していたから経済成長出来た、その後国民経済サイドに回さずしかも増税を繰り返した、それが原因で全体の成長も出来ない上消費する立場の国民は貧困化し購買力も奪われた。それにより企業も売り上げが落ち利益を失い削れるのは人件費のみとなり正社員を減らし非正規労働者を増やしてしまい、デフレスパイラルから抜け出せなくなってしまった。という図式ですね

しかしなぜここまで緊縮に走るのでしょう?

 

Razi・・例えば(集めた税金が福祉の財源になる)かのように思っている人が多く、それ故将来のため増税しなければといった感じかもしれません。恐ろしいのはこのまま緊縮財政で国民経済サイドにお金を出さない状況を続けると次はわが国のモノやサービスを生み出せる力(供給力)そのものもなくなってしまうということです。

 

筆者・・・日本経済が立ち直り不能になりますね。ただちにまずは国民経済サイドにお金を出し、消費税をはじめとする税負担を軽くし消費者である国民に消費をしてもらわないといけませんね。立ち直りできない事を望んでいる国民はいないでしょうから。

随分前にコロナへの対策を誤れば自殺者が数千人増える、といった話をしましたが1年半以上経過し残念ながら実際にそうなってしまいました、次回あたり改めてコロナ禍のお話をしましょう

Razi・・そうですね色んなデータが出ていますし

 

 

筆者・・・それでは皆様また次回お会いしましょう

 

 



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