「低コスト&海外」がカギ 「新しいラップ口座」っていったいなに?
「低コスト&海外」が魅力&浸透のカギ
ネット証券大手のマネックス証券、クレディセゾン、バンガードグループが共同で、新しいラップ口座の提供をする新会社「マネックス・セゾン・バンガード投資顧問」を始めるようです。
野村証券や大和証券などが提供するようなこれまでのラップ口座は、資産を持つ年配の富裕層や、運用の手間を負いたくない層から人気がありました。
しかし、その一方で、運用委託料が1%を超えたりすることもあり、コスト意識の高い、若くて資産を持つ人たちにはウケが悪かったのです。
今回はその層を狙いにいくため、低コストを訴求の中心にするのでしょう。これまでよりも低コスト、違うターゲット層、商品構成=新しいラップ口座という感じですね。
確かに聞くと良さそうな商品に聞こえます。
また、マネックスの持つ資産運用ロボ(による投資判断)も、低コストを実現する&ターゲット層を鑑みて、活用していくでしょうね。
これも(微妙ですけど)新しいと言えば、新しいポイント。
海外への資産分散も大きなウリにできる
またもう一つポイントになるのは、海外ETFなど資産分散に強みをもつことです。マネックスはもともと米国を中心に投資対象の幅がネット証券としては広いです。
今回はさらに、米国のバンガードが商品づくりで協力するとのこと。
そうするとETF、特に膨大な数がある海外ETFを魅力の1つとして押し出せます。
こうした競争が広がって、ラップ口座やラップ型投信のラインナップが広がると良いですね。投資に常に集中できる人ばかりではないので、気楽に投資できる商品が増えるのはいいことです。
手数料次第では、正直自分も投資を考えるかもですね。。。