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ケンタロウ『ケンタロウの基本のウチめし』オレンジページCOOKING
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2002年第一刷発行。 20年前の本ですね。

いわゆる「料理研究家」の本をお金を出して買ったのは、この本が初めて。

書店でぱらりと読んだ、巻頭の「料理はだれかのために作るものだ」という文章に惹かれ、そのまま購入した。
少し長いけれど一部引用してみる。
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「料理はだれかのために作るものだ

料理は食べる人がいないとはじまらない。
食べるのは自分ひとりのこともあれば、好きな子とふたりの時もあるし、家族4人のこともあれば、友達19人のことだってある。いや19人はないか。
とにかく料理はだれかのために作るものだ。だから、料理を作ることそのものももちろん楽しいしうれしいし大好きだけれど、でも食べてもらえないのに料理することなんてどう考えてもありえない。
料理を作る時はココロのどこかで、いやココロのすべてで、だれかを喜ばそうと思って作っている。
ひとりの時だって当然、自分を喜ばすために作る。
(中略)
うれしい顔が見たいから、なんていうのは、ちょっと、あまりにウツクシすぎて
椅子から腰がひけるけれど、でもおれはやっぱり、うれしい顔が見たい。
自分ひとりだって、思わずとびきりいい顔してしまうような、そんなものが作りたい(後略)」

書き出してみると、そんなに特別な事を言っていない気がしてきたけれど、その時はなんか撃ち抜かれてしまった(笑)

油揚げをトースターで焼いて、サラダに使う方法を初めて目にしたのも、この本。
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「スマイルパン」は1回も作ったことはないけれど、このページをみるたびに幸せな気持ちになる。
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全体的に、料理に対する愛情が満ち溢れていて、明るい気分になる。

ケンタロウの料理本は他にも2冊持っているけれど、これが一番好きだな。




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