サポロジーの扉を閉める前に、ファッションショーを行いました。
11月9日(金)はプライベートデフィレをレストランで。主に外国人のお客様を対象に、シックなお店で行いました。
11日(日)はモデル事務所が開催するガーラデフィレ(複数のデザイナーが参加する、それぞれ10着ぐらいのファッションショー)。入場者約800人がほぼセネガル人。だからこそ、このショーに参加することにしました。
セネガル人主催のショーは、段取りが悪いので、実は気合もそれほど入っていませんでした。会場時刻は決まっていても開始時刻が読めない。(三時間待ちはザラ)デザイナーの集合時間も出場順序も決まってない。だったら、ちゃっちゃとやって、ちゃっちゃと帰ろう、ぐらいに思っていました。一番目に出させてもらう為に、さっさとモデルを準備して待機していたら、別のデザイナーに怒鳴られ笑、2番目にデフィレしました。
私のデフィレがスタートし、舞台袖でドキドキしながら見守っていると、1着目のセネガルのバイファルルックのモデルが出ていった瞬間、すごい歓声!拍手と、歓声と、うおーって拳をあげる人!モデルも調子に乗り、舞台の先端のストップのところで、両手振り上げてお客さんを煽り(笑)、もう、信じられませんでした。
続いて、セネガロジャポネなサムライが二人出て行き、次に、軽やかなドレスの女の子が出て行くと、またすごい歓声。本当に、口を両手で抑えるしかなかった!胸が苦しくなりました。
ネットで見る有名ブランドのファッションショーって、お客さんはお行儀よく座っていて、素敵なのが出ると拍手する程度じゃないですか。それが、セネガルだと、叫ぶんですよ笑
この盛り上がりには、びっくりしました。私はローカルなディスコが好きだから、ファッションショーも、やっぱりローカルな方が好きなんだ!
そして、外国人である私が作る服を、セネガル人が、「いいじゃん!」って思ってくれたこと。それが何より嬉しかった。DJするとき、現地の人が踊ってくれるのがいちばん嬉しいように、ファッションも、やっぱりそうなんだ。ローカルの人に受け入れられたかったんだ。
私の作る服は、個人的な体験のアウトプットなんです。経験したことが、自分の頭の中で、音や色や感触として混ざり、それを形にしたものが、私の作品なんです。
今は、セネガルに魅了されているので、セネガルと日本らしさがより濃く混じった作品が多いのです、それを、セネガル人に、「かっこいいじゃん、好きだよ」、と言ってもらえて、しかもあの屈託無いエネルギーで「好き」という気持ちをぶつけてもらえて、感激でした。。。
私のブランド、なんと、「リキスタイル」って紹介されちゃったんですけど笑、(ブランド名って一番大事なのに!)、最初は頭にきちゃったけど、あとでよく考えて、私の作品集なんだから、自分の名前をブランドにしてもいいか。って思いました。
後日、写真をアップします!