元裏プロのパチンコ・パチスロブログ

・・・僕も今までの人生の中では

グループや学校で中心的な役割を担う事が多かったのですが


それは決して”リーダー”というものではなく

必要に駆られて持ち上げられたり

面倒な事を押し付けられたりしていただけなので


自分の事をリーダーであると思ったことは無いですし

自分としては、そんな資質は持ち合わせていないと感じていますので


リーダーの資質というスター性を持って生まれた人間には

憧れさえ感じることが有るのです。






・・・そんな僕の人生の中で

一度だけ、紛れもないリーダーに出会ったことが有ります。




彼との出会いは小学校の頃でした

そして、彼の名前はJと言います。




©集英社　魁！男塾より”J”





・・・彼との出会いは衝撃的でした。


小学校高学年時の平均身長は150センチ台半ばほどだと思うのですが

小学校６年生の時にサッカーの試合で対戦した彼は

既に身長が170センチを超えていましたので


彼は体格の差とサッカーの技術で完全に無双していた上に

顔さえもイケメンでした。






・・・小学校時代の彼は本当に恐ろしかった。


小学生の時のサッカーの試合では

大人が使うボールよりも一回り小さい”4号球”というボールを使うのですが


既に大人顔負けの体格を手に入れていたJには

そのボールは小さすぎたようでして


彼がスローインしたボールは

大袈裟ではなく、フィールドの半分ほどの飛距離を誇っていました。






・・・小学生時代にそんな化け物と出会った僕は

一瞬で彼のファンになってしまいました。





・・・そして、中学校に上がった僕は

Jと奇跡的な再会を果たした上に

彼と同じクラスの一員になることになります。




・・・中学校に入ってからの彼もまた

紛れもなくスーパースターでした。




・・・中学校に入ったJと僕は

やはりサッカー部に入部したのですが


サッカーの名門である僕の中学校で

Jは一年生の時からベンチ入りし

試合によってはスタメンに名を連ねていました。



普通の中学校一年生なんて体も出来ていない

小学生と何ら変わらない存在のはずなのにも関わらずです。





・・・そして、Jは勉強をさせても

塾に通っていないにもかかわらず学年でトップクラスの成績でしたし

おまけにクラスの委員長を買って出るモンスターだったのでした。








・・・そんな感じで、Jの表の顔は優等生だったのですが

ここからが僕の地元の恐ろしい所でして

彼はとんでもない裏の顔も持ち合わせていました。






・・・そして気になるJの”裏の顔”はと言いますと

Jは良家に生まれた長所を最大限に生かし


潤沢な資金を利用して

”闇金業”

を営んでいたのです。

※中学生時代のお話です






・・・中学生時代の僕たちは

Jからお金を借りることを

”J銀行から融資を受ける”

と呼んでいたのですが


彼の銀行は利息が恐ろしいほど高かったので

計画的に利用しなければ大変なことになりました。






・・・そんな彼の銀行の利息は

借りた期間にもよるのですが

”1万円借りたら2000円から5000円の利息が付く”

という、萬田銀次郎も真っ青の利息を取っていました。



そして、中学生時代に僕がJ銀行に払った最大の利息は


３０000円借りて、夕方に45000円にして返す”


という、暴利という言葉がお似合いのトンデモ利息でした。





・・・そして、このお話を聞いた皆さんからは

「踏み倒せば良いじゃない」

という言葉が聞こえて来そうなものですが・・・




・・・怖ろしい事にJはケンカさえも達人クラスに強かったので

中学校時代の彼に逆らう人間なんて

僕の周りにはいなかったのです。




・・・そんな彼は高校時代に怪我をしてサッカーをリタイアしてから

パチスロの楽しさにのめり込んでいき


僕らが20歳を迎える事からは

一緒にパチスロを打つ頻度が増えていくのでした。





続く

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