【パチスロ4号機】　幼き日のヒーローと4号機”ハードボイルド”　その２

2021/10/22
19:53

リンク：前回のお話へ

・・・僕が20歳前後の頃のパチスロ界は

俗に言う”パチスロバブル”の時代を迎えていました。

そんな訳で、パチスロの遊戯人口も

現在のそれとは比べ物になりませんから

僕の知り合いのほとんどはパチスロを嗜んでいたのです。

・・・当時のホールは夕方になると

一部の過疎ホールを除いてほぼ満台になるような状況でしたね。

※イメージ画像

・・・あの時代の熱狂が懐かしいです。

・・・そして、当時はパチンコ屋さんの店舗数も

現在のそれとは比べ物にならず

全盛期には、全国に12000店ほどのホールが存在していました。

※2020年10月時点では、全国のホールは8400店舗ほどと言われています

・・・そんな訳で、当時のユーザーは

現在よりもホールの選択肢が多かったのですが

そんな中、僕の知り合いたちが好んで通うホールは

マルハンやダイナムなどの大型チェーン店ではなく

少し寂れた、地域密着型のホールでした。

・・・・皆様は

”寂れた地域密着型のホール”

と聞くと

「どうせ設定1で放置しているんでしょう？」

と、思うかもしれませんが・・・

・・・当時の僕の地元では

大型ホールの影に隠れた小型店でも

きちんと探せば

高設定を使っているホールにたどり着く事が出来たのでした。

・・・むしろ、僕の印象としては

”大型店は高ベースで稼働を付け

中規模店以下のホールはメリハリの利いた設定配分”

そんな感じで営業していたと感じていました。

・・・ここで、当時の僕がたまに通っていたお店のイベントを紹介しましょう。

そのホールは”5の付く日”がイベントでして

イベント日には高設定の可能性のある台に札が刺さりますので

その台の中から高設定を探しだすという趣旨のイベントが開催されていたんですよ。

そして、札台の信頼度は

機種や設置台数によっても変わってくるのですが

概ね”２５～３３％”ほどの信頼度でして

札台の中の当たりの台は

設定5or設定6が確定するのでした。

・・・設定4は”中間設定”ですからね！

当時の台の設計は

”設定3でトントン、設定4でちょい浮き”

そんな感じのゲームバランスというか

打ち手の意識がそんな感じだったので

ホールが出玉をアピールする時には

しっかりと高設定の台を使う事が多かったのでした。

・・・ホールの稼働が悪いと

設定4では埋もれてしまう可能性もありますからね！

・・・そして、当時の僕たちは

そのお店にはプロが居なかったので

暇な昼過ぎなどにホールに向かい

適当に札台を擦ってみるというような感じで

そのホールと付き合っていました。

・・・僕がそのホールに行くときは

他のお店では既に撤去されてしまっていた

”クランキーコンテスト”

を打つために行っていました。

©アルゼ　クランキーコンテスト　※1997年設置開始

・・・クランキーコンテストは

僕がパチスロを覚える少し前にホールに設置されていたのですが

当時の僕はパチスロの詫びも寂も分からず

「光ったり音が派手なほうが楽しいじゃん？！」

というアメリカンな思考の持ち主でしたので

花火やサンダーVなどの台を好んで打っていましたから

フラッシュや予告音の類を搭載していない

一見すると退屈に見えるクランキーコンテストを打ち込む事はありませんでした。

・・・しかし、時が経つにつれ

滑りコマやテーブル制御の仕組みを理解した後には

僕はクランキーコンテストの魅力に憑りつかれましたので

クランキーコンテストを打つために

いつも通っている馴染みのホールを通り過ぎ

わざわざ遠くの過疎店に通っていたのです。

・・・当時のホールの選び方あるあるですね。

”○○が打ちたい！”

という動機でホール選びをする事は現在は少ないと思います。

・・・そんな訳で

僕はそのお店でクランキーコンテストを打っていたのですが

前回のお話に出てきた

”J君”

は、ATなどの付加機能の付いたパチスロが大好きでしたので

そのお店では当時の最新台である

”ハードボイルド”

を好んで打っていました。

©サミー　ハードボイルド　※2001年設置開始

【基本スペック】

設定 BIG REG 機械割

1 約1/485 約1/829 99％
2 約1/445 約1/799 103％
3 約1/412 約1/771 108％
4 約1/381 約1/762 112％
5 約1/352 約1/744 118％
6 約1/286 約1/720 145％

※機械割はフル攻略時

［ART性能］

・１５０G継続or１０００G継続

・振り分け＝５７/５８＆1/５８

※AT中にBIGボーナスが成立した場合はAT終了までストック。

※AT中のBIGボーナスはすべてハイパーBIGになります。

（ハイパーBIGの平均獲得枚数は550枚以上）

・・・これは前回のお話でも言ったのですが

僕はハードボイルドのボーナスの重たさに付いて行けなかったので

当時はそこまで打ち込む事はありませんでした。

しかし、ハードボイルドはART中にBIGをストックした後に

➡ART

➡ハイパーBIG

➡ART・・・

と、無限に連鎖をする可能性がありましたので

”台を仕上げる”

という事を夢見て

当時の僕はハードボイルドをたまに打つことが有ったのですが

とうとう、１０００GのARTを引くことが出来ませんでした。

・・・そんな感じで、一撃必殺の夢があるハードボイルドですが

僕の友人であるJとハードボイルドの相性は抜群でして

たびたび、Jから

「ART１０００Gを引いたから暇だったらおいでよ」

と、ホールに呼び出されました。

・・・彼は多い時には

一週間で3回もART１０００Gを引いたそうです。

一日で20回のBIGボーナスを引く事でさえ大変なハードボイルドでは

中々の記録であると思います。

・・・そして、彼が凄いのは

彼がART１０００Gを引くと

ほとんどの確率で4000枚越えの出玉を記録し

ボーナスのストックを獲得しないで１０００GのARTが終わった事は

1回しかないと言っていました。

・・・他の人はそこそこ駆け抜けているんですけどね。

無理もない、あの合成確率ですから・・・

・・・ハードボイルドは本当に楽しい台でしたよね。

当時の台は

”小役ナビハズレ”

の演出がボーナス成立時に発生する事が多かったのですが

ハードボイルドのメイン小役のナビは

・バー頭の特殊役

・赤7頭の特殊役

・白7頭の特殊役

上記の3つをナビするんですよね。

・・・そして、ハードボイルドの演出には

”ナビハズレでボーナスの誤入賞を防ぐため

成立役と違う頭のナビでボーナス確定演出を発生させる”

という特徴がありましたから

BIG絵柄が頭の特殊役のナビが外れた時には

BIGが確定するのでとても嬉しい瞬間だったんですよね。

・・・そして

なぜ、ハードボイルドのナビは誤入賞を防いでいるかと言いますと

ハードボイルドのARTはBIGが入賞すると

残りのゲーム数をクリアして無に帰してしまいますから

打ち手のブーイングを防ぐために、そのような措置が取られたんだと思われます。

※REGの入賞は大丈夫だったはず

・・・しかし、ハードボイルドの惜しい所は

ART中にボーナスをストックした後は

もちろん、台の内部的にはボーナスが成立している状態ですので

完全ハズレ時に何度もリーチ目が出現してしまいますから

正確なボーナスのストック数を把握する事が難しかったんですよ。

・・・まあ、それも見方次第では楽しいのかもしれませんけどね。

吉宗の姫BIGで１G連が確定した後のBIGで爺BIGを選択し

「カモン！夕方画面！」

みたいな楽しみ方も出来ると思われます。

・・・その場合は

何個ボーナスをストックしているのかドキドキ出来ますよね。

・・・よし、ハードボイルドを打ちにスロゲーセンに行こう。

ハードボイルドはボーナスが重たいので

スロゲーセンや家スロ向きではないですが

興味の有る方は

一度打っておいて損は無い一台であると思います。

・・・あ、

あと、スロゲーセンに行ったら打ち放題プランを選んじゃダメですよ！

上手く立ち回ってコインを増やし

打ち放題プランよりも安いお金で楽しもうとする試みも

スロゲーセンの楽しみ方の1つであると僕は思います。

・・・そんな時はボーナス確率が軽い

山佐の”ナイツ”がお勧めです・・・

立ち回りの参考にしてみて下さい

それでは！

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