口臭のメカニズム | 体臭 、ミドル脂臭、加齢臭、ストレス臭、口臭、足臭と20年間悩み続けた男からのアドバイス

体臭 、ミドル脂臭、加齢臭、ストレス臭、口臭、足臭と20年間悩み続けた男からのアドバイス

体臭、加齢臭、ミドル臭、ストレス臭に悩んでいたアラフォー独身男。
社会に出て20年間悩み続けました。体臭が原因で
コミュ障になって、何度も仕事を辞めました。転職しました。

 あなたは、人と話す時に口が臭うのではないかと不安になったことはありますか?

話す相手の口の臭いを感じたことはありますか?

 

ありますよね!

 私は体の臭いとともに口の臭いにもずいぶん悩まされました。

私の場合は、

歯周病+生活習慣+ストレス+緊張

4種類合併型だったと思います。

強烈です。公害レベルです笑

 

複合型の口臭だったので、一つずつ改善していくしかありませんでした。

原因を知るには、先ずは口臭のメカニズムを知ることが、

これからの対策を練っていくためにも大事になってきます。

 

口臭が発生する原因を見ていきましょう!

 

口臭には大きく分けて5つの種類があります。

①生理的口臭 ②飲食物、嗜好品による口臭 ③病的口臭

④ストレスによる口臭 ⑤心理的口臭

です。

ひとつひとつを詳しくみていきましょう。

 

1.生理的口臭

 誰にもある臭いで、起床直後、空腹時、緊張時

特に口臭が強くなります。

これは唾液の分泌が少なくなって、細菌が増えて、

口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)がたくさん作られるためです。

だけど、

歯磨きで細菌や揮発性化合物(VSC)が少なくなって、

食事をしたり、水分を積極的にとることで唾液の量が増加すれば、

急激に口臭は弱くなります。

だから、生活習慣の改善でよくなります。

 

 また、女性の生理・妊娠した時などホルモンバランスの変化による、

口臭、乳幼児期、学童期、思春期、成人期、老齢期など

それぞれの年代の臭気、民族的な口臭もあります。

 

[生理的口臭の特徴]として、

a .病的口臭ではないから、

常に周囲の人たちを不快にするわけではなくて、

時々不快にする程度。

 

b .極端に近づいた時に感じる口臭。

周りの人たちが不快感を感じる距離は、

だいたい相手の顔からの距離は30センチ以内。

※通常の会話距離ではわかりにくいです。

 

c 口臭は、あったりなかったりする。

 

d 身体のコンディションやストレスに対する感じ方の違い、会話条件、生活習慣などによって、発生したりしなかったりする。

 

e 多くの場合、病的口臭と異なり、本人も気がつかないことがある。

口臭が気になり不安になると、より感じるようになる。

 

 

2.飲食物、嗜好品による口臭

 ニンニク、お酒、煙草やネギなどによる口臭は、

一時的なもので、時間の経過とともに臭いもなくなります。

 

3.病的口臭

 鼻や喉の病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気、糖尿病、

肝臓疾患などが原因で

口臭が起こる場合がありますが、

病的口臭の90%以上は口の中にその原因があって、

歯周病、むし歯、歯垢(歯の周りに付く細菌の固まり)、歯石、

舌苔(舌の表面に付くコケ状の細菌の固まり)、唾液減少、

入れ歯の清掃不良などがあります。

 病気の原因を治療することで、

口臭を減らしたり、治すことができます。

 

4.ストレスによる口臭

 ストレスにより唾液の量が少なくなると口の中が臭くなります。

 

5.心理的口臭

 自分自身で強い臭いがあると思いこむ人がいます。

 

以上5つが口臭の種類です。

 

その5つの種類の中の

病的口臭の原因となる主な病気をあげます。

 

①歯周病(歯ぐきからの出血)

 最初は痛みもありませんが、ほっておくと静かに進行する病気です。

 いっけん何でもないようでも、

歯を磨くなど、ちょっとした刺激で簡単に出血があることがあります。

病気が進行すると歯ぐきからの出血に膿がまじってくるようになって、

口臭もひどくなってきます。

 

②むし歯

 むし歯は独特の臭いを持っています。

歯垢(しこう)が付着してくると歯を磨いても

なかなかきれいにとれません。

そのためにむし歯ができます。

食べかすやむし歯菌が、

むし歯の穴の中にたまり臭いがきつくなって、口臭の原因になります。

 小さなむし歯で口臭が強くなることはありません。

だけど、

むし歯が進行してくるとだんだんと口臭がきつくなってきます。

神経までおかされて、神経が腐ると、強烈な臭いがします。

 

③歯垢(しこう)(プラーク)

 歯の表面に付着する細菌の固まりです。

食べ物の残りかすを栄養とする微生物とその代謝産物からなり、

長期間たつと歯石を作っていきます。

むし歯や歯周病の原因になります。

 

④歯石

 歯垢が作ったかたく固まった石灰です。

歯石がたくさん付くようになると口臭もひどくなってきます。

また、歯石が付くことで歯周病が進行してしまいます。

 

⑤舌苔(ぜったい)

 体調が良くないときなどに、舌の表面に白っぽいものが付着することがあります。

これは、舌苔(ぜったい)と呼ばれているもので、

歯垢と同じような細菌の固まりです。

これも口臭の原因になります。

舌をきれいにすると口臭も軽減します。

 

⑥唾液の減少

 唾液は口臭予防にとても大切なものです。

口の中の粘膜を洗い流す作用、細菌の増殖を抑える作用、

口の中の粘膜を保護する作用などがあります。

唾液の分泌が少なくすると口の中が不潔になって、

むし歯や歯槽膿漏になったり、口の中が乾燥して

口臭が強くなったりしやすくなります。

 

⑦プラスチックの人口歯

 義歯(入れ歯)のプラスチック部分は色や臭いを吸着します。

毎日きれいに清掃し、消毒剤に浸しておくといいです。

一度吸着した色や臭いはなかなか取れません。

 

⑧かぶせた金属

 歯にかぶせた金冠が古くなって穴があいたり、

すき間ができたりすると汚れがたまりやすくなります。

また歯にかぶせた金冠に金属材質が体質に合わない場合があります。

これらがあると口腔内が不潔になります。

痛みがないために悪くなっていても気が付きません。

意外と口臭の原因になっている場合が多いものです。

 

⑨口腔ガン

 口の中の癌により口臭が発生することがあります。

 

⑩鼻やのどの病気

 鼻は口とつながっているので、

副鼻腔炎(蓄膿症)、咽頭炎や喉頭炎などの炎症があると、

たんぱく質を含む血液や膿が口の中に出てきて、口臭が起こります。

 

⑪その他呼吸器系の病気、消化器系の病気

 全身症状が原因となって口臭が発生することがあります。

原因となる病気を診断して治療することで口臭は軽減されます。

 

以上が病的口臭の主な病気です。

 

今あなたが気にしている口臭の中で

これが原因となるものがありましたか?

 

原因がわかれば解決策、対策はおのずと見えてくるはずです。

少しでも参考になっていただければ嬉しいです。