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実直に【 ミステリー 】を【 オススメ 】します。

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2019.07.27
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カテゴリ:読書記録
著者【 東野圭吾 】の『 卒業 』を読み終えたので、記録も兼ねて紹介します。

実は、この著名な著者の小説を、ちゃんと読んだのは、これが初めてだったのですが、

中高生の頃に、テレビドラマ『 ガリレオ 』を見て、その原作者の名を知り、

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映画『 容疑者Xの献身 』に感動して、小説も読んでみたいと、常々、思ってはいました。

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しかし、いざ書店で【 東野圭吾 】の著作を探して選ぼうとしてみると、

文庫だけでも、講談社文庫・角川文庫・文春文庫・集英社文庫・光文社文庫などから、

既に、数多くの作品が出版されており、

特に力が入っているであろう、デビュー作から読もうか、

とりあえず、より洗練されているであろう、新しめの著作を読んでみようか、

何かしらの賞を受賞したり、ノミネートされていた作品をピックアップしようか、

やはり【 ガリレオシリーズ 】から、改めて原作を追ってみようか、

いや、いきなりシリーズものに手を出すのではなく、ノンシリーズ作からにしようか、

などと、色々と悩んだ挙句、結局、

まぁ、他にも読まなければならない本は溜まっているし、また今度にしようか、

となってしまうのが、毎度のパターンだったのですが、

この著者に限らず、著作の多い作家の本を初めて買おうという時に、迷ったことのある人なら、

もしかすると、似たような経験があるのではないでしょうか?

では、何故、最終的に、

私が【 東野圭吾 】デビュー【 第2作 】であり【 加賀恭一郎シリーズ 】の【 第1作目 】である、

この『 卒業 』という作品を選んだのかと言うと、

あれは、自分でも信じられないことに、もう二年以上も前のことになります。


きっと、最後の一押しとして、誰かの推薦が欲しかったのでしょう。

この時に『 どちらかが彼女を殺した 』を読んでみようと、心に決めました。

買い物リストに追加してから、行動に移すまでに二年以上もかかっているのは、ご愛嬌というか、

シリーズ作を【 途中から読めない 】体質なので、

厳密には、まだ『 どちらかが彼女を殺した 』に関しては、買ってすらいないのですが、

シリーズ作は【 読み始めたら最後まで読まないと気が済まない 】性格なので、

あとは、時間の問題だと思います。

少なくとも、シリーズ【 第3作 】らしい『 どちらかが彼女を殺した 』までは、

次の【 第2作目 】である『 眠りの森 』を読めば辿り着けますね。

さて、今後の見通しも立ったところで、そろそろ、本題に入りましょうか。

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シリーズの名前になっている通り【 加賀恭一郎 】が主人公というか、いわゆる【 探偵役 】で、

簡単に言えば、主に、彼が【 卒業 】を間近に控えた大学生の頃のお話、という感じですね。

そんな時分に、彼を含む仲間たちの間で、ある事件が起き、

その謎を考えているうちに、おそらく関連しているであろう新たな事件が起きて、

手がかりを集め、考えに考えて、全てがつながった時、一気に謎が解ける、といった具合の、

それだけを切り取ってみれば、語弊を恐れずに言うと、いたって普通の、本格推理小説でした。

つまり、常に異端のミステリーを求めていて、そんな小説ばかりを読んでいる身としては、

多少、物足りなさを感じたりもしたわけですが、ただ、確かに、

初心者向けの推理小説として、こんなに適したものはないのではないか、と思ったりもします。

副題に『 雪月花殺人ゲーム 』と付いているように、

茶道の【 雪月花之式 】を使った、パズル的な要素も含まれていて、一見、難解にも見えますが、

よくある【 名探偵もの 】とは違って、

基本的に、探偵役の思考が読者の思考に近いまま、徐々に推理が展開されていくので、

とても分かりやすく、誰でも読みやすい小説になっているのではないでしょうか?

それに、もちろん、この作品の魅力は【 推理小説として 】だけに限りませんし、

むしろ、人によっては【 青春小説として 】の魅力の方が、大きく感じられるかもしれませんね。

近頃の大学生からすると、ちょっと古臭く感じるような時代感も、

未来には、この作品が、本格推理の【 古典として 】読まれている予感を抱かせてくれます。

ライトノベルのような文体や、私のように奇抜なミステリーが好きな人も、

たまには、地に足のついたというか、癖の強すぎない、大人っぽい文章というか、

そんな、落ち着きのある小説を読んでみるのも、良いと思いますよ。

ミステリーは、どちらかと言えば【 エンターテインメント性 】を重視しがちな分野で、

私自身も、それが好きなのですが、このような小説を読むと、

やはり【 文学として 】魅力のある小説を、いつか、私も書いてみたいな、

という気にもなってくるのです。

そこから、あなたがどれほどの魅力を感じるかは分かりませんが、

ミステリーとして、そして、ある種の【 文学 】として、二つの性質を兼ね備えた小説、

東野圭吾『 卒業 』を、是非、オススメします。

電子書籍版はないようなので、シリーズ全巻、本棚に並べるしかありませんね!


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Last updated  2019.07.27 16:34:25
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