まっ白い雪が舞う日でした
こんな寒い日に 子どもたちに歌を歌いに行ったことを思いだしました
そこは重い病気をもって生まれてきた子供たちが 入院していました
私達は讃美歌の 「 神の御子は 」 を歌いました
歌い終わると 病室は静かになり 規則的な呼吸器の音が聞こえました
話すことも
手をにぎることも
食べることも
歩くことも
学校に行くこともできないで
生まれてからずっと ベットに横たわり
病室の窓から ひとり 外をみつめてきたのです
まっ白い雪をみながら
あの子たちもこの雪をみているだろうか と思いました
どうか元気になりますように
そう 祈った日でした