二胡との時間

二胡のレッスンや練習の記録を綴ります♪

レッスン(22)

2016-11-15 18:42:18 | 日記
 朝夕は、冷え込む日もあるとはいえ、過ごしやすい日が続いているこの頃。
 秋は、何だか二胡の音色が似合う季節だなぁという感じがします(^^♪

 11月最初のレッスン。
 まずは、移動の基本練習(D調)からです。
・内弦の開放弦「D」を弾いて、その音を聴いてから、外弦、第1ポジションの人差し指「B」 → 第2ポジションへ移動して、同じ人差し指で、「D」の音を弾く。
・外弦の開放弦「A」を弾いて、その音を聴いてから、内弦、第1ポジションの中指「F#」 → 第2ポジションへ移動して、同じ中指で、「A」の音を弾く。

 曲は、前回に引き続き、D調「蘇州夜曲」。
 今回は、滑音が中心、と、いうか、なかなかうまく出来なかったので、かなり練習に時間を費やしてしまったという感じかも(-_-;)
 「535(内弦の小指→中指→小指)」と弾くとき、普通に弾いても間違いではないけれど、歌うように弾くためには、滑音を入れると効果的なのだという。
 西洋音楽では、ポルタメントといい、これが、フレットがなく自由に指を動かせる二胡やヴァイオリンの良さでもある、ということで、先生が、普通に弦を押さえた場合と、滑音を入れた場合の両方を弾いてくれました。
 比べてみると、前者はあっさりとしていて、後者は、少しねっとりとした独特の情感がある。
 私が、二胡を好きなのは、こういう歌い回しみたいなものが好みに合うからなんだろうなぁという感じでした。
 ぜひ、こんな風に弾けるようになりたい、ということで、さっそく先生の手の動きを見つつ、真似をしてみる。
 でも、思うように、指が動かない。
 「ここまで指をすべらせる」、「ここで指を離す」、など、1つ1つの動作をかみ砕いて説明してもらいながら、何回もチャレンジ。
 でも、なんかヘンだ。
 先生のお手本は、旋律を歌っている、という感じなのだけれど、私が弾くと、不自然でとってつけたような感じ。
 まあ、最初から、そんなに上手く出来ないか(-_-;)
 少しずつマシになることを願いつつ、練習しなきゃね。

 曲の指使いは、一応、自宅でざっと復習しておいたので、ポジション移動のところは、落ち着いて弾けました♪
 でも、リズムを間違えた(-_-;)
 1つのことに気を取られていると、他の部分がおろそかになってしまう。

 ところで、指使いの目安にするために楽器に貼ってあるシールは、今までは、第1ポジションのくすり指(三の指)のところだけだったけれど、今回、もう一カ所、開放弦と同じ音が出るところに貼ってもらいました。
 ここの場所は、曲によっては、いきなり、第1ポジションから、遠い位置まで飛んで弾く場合などもあるので、プロの方でも貼ったりするらしい。
 第2ポジションへ移動したときの、指を置く目安にして下さい、ということでした。

 指使いの練習をしつつ、「蘇州夜曲」という曲が作られた背景も話してくれました。
 戦前・戦後に、中国や日本などで活躍した李 香蘭(山口 淑子)さんという女優さんが出演した映画の挿入歌だったらしく、年配の人は、良く知っているし、若い人でも、平原綾香さんなどがカバーをしているから、けっこう耳に馴染んでいる人もいるので、「弾き間違えると、バレるよ」とのこと。
 これから、ビブラートを入れたりしながら、もっと良くなるように練習をしていってほしいけれど、とりあえず、今は、リズム良く、移動を間違えずにスムーズに弾ければOKらしい。

 そんなこんなで、少しずつ部分練習をしたあと、先生といっしょに最初から通して弾きました。
 思っていたよりも、ゆっくりのテンポだったからなのか、4拍分伸ばすところ、弓が足らなくなりそうで、あたふたしてしまった。

 気を配るべきポイントは、滑音とポジション移動。
 滑音は、今までのレッスンでも何回か練習する機会があったけれど、部分練習のみで、曲を通すときは、そこまで入れる余裕がなくて、普通に弾いていました。
 でも、今回は、せっかく何度も練習したし、ということで、曲中で一カ所だけ入れてみたのだけれど、・・・やっぱり、不自然な感じだった(-_-;)
 まあ、でも、チャレンジすることが大事なのかな。
 上手く出来なかったけれど、先生も、そうそう、どんどん入れてみてね、というような雰囲気だったように思います(^^)

 滑音以外は、あまりミスをせずに心地良く弾けて楽しめたし、先生からもOKが出たので、嬉しかった♪
 それにしても、先生の演奏は、情感があって、とても美しい。
 やっぱり、自分が弾くのとはぜんぜん違うな~、という感じなので、二胡の弾き方を学びつつ、先生の演奏を聴きに行っている、という感覚もあるかも、と思いながらレッスンを終えました(^^♪

レッスン(20)、(21)

2016-11-01 18:30:34 | 日記
 しばらく放置状態だったブログ。
 レッスンには通っていたのですが、つい日記を書きそびれてしまい、そのうち、そのうちと思いながら、日が経ってしまった・・・。
 2回分まとめて更新です(-_-;)

 10月1回目のレッスンは、1時間まるごと、F調「もののけ姫」。
 7:「シ」(外弦のくすり指、E)を弾いたあと、5:「ソ」(外弦の人差し指、C)、さらに、そこから1:「ド」(1オクターブ高い印あり、外弦の小指、F)を弾くときの、指の位置がわかりにくくて、むずかしい。
 部分練習のあと、ピアノ伴奏の中で、2回ほど通して弾かせてもらいました。
 あまり自宅練習をしていなかったので、指使いがあやふやなところもあり、緊張しながら譜面を追っていたからか、「リラックスして弾いて」と言われてしまった(-_-;)
 でも、ピアノの旋律が、とても美しくて、弾き間違えつつも、心地良く曲の世界に浸れたことを覚えています(^^♪
 ・・・しかし、その他の注意点など、細かいことは忘れてしまった(-_-;)
 やっぱり、すぐに書いておかないと、ダメですね(*_*;

 10月2回目のレッスンは、初めてのポジション移動の練習でした。
 これをマスターしないことには、合奏会にも参加できそうにないし、まだ習えないのかなぁ? と思いながらレッスンを受けていたので、いよいよ、という感じです。
 今回は、まず、D調での移動。
 この間まで練習していたF調が頭の中にあるので、切り替えがややこしい。
   ド(D)、レ(E)、ミ(F#)、ファ(G)、ソ(A)、ラ(B)、シ(C#)。
 と、D調を思い出しつつ、第1ポジション → 第2ポジションへの移動を練習。
 シール(第1ポジションのときの、くすり指の位置)を目安に、指をずらします。
 6:「ラ」(外弦の人差し指、B) → 1:「ド」(1オクターブ高い印あり、外弦、第2ポジションへ移動して人差し指で弾く、D )→ 1:「ド」(内弦の開放弦、D)。
 何度も指を行ったり来たりする練習を繰り返す。
 高い「ド」を弾いたあと、内弦の開放弦で「ド」の音を確認すること。

 次に、外弦の第2ポジション、人差し指(D)、中指(E)、くすり指(F#)、小指(G)、と順番に並べて音を出していく。
 小指を弾き終わったとき、先生が、
 「初めて、ここまで(音を)出したと思いますが」
 そういえば、D調 4:「ファ」(1オクターブ高い印あり、G)の音を鳴らすのは、初めて。
 F調、外弦の小指「ド」(1オクターブ高い印あり、F)を、初めて鳴らしたときは、あ~、この音何だか好きだなぁ、とすごく気に入ったけれど、今回は、指を押さえることで精一杯で、今、弾いた音って、どんな音だったっけ? というような感じだった。
 とにかく、頭の中が、色々な調やポジションのことでごちゃごちゃ。

 内弦の第2ポジションは、人差し指(G)、中指(A)、くすり指(B)、小指(C#)。
 小指(C#)は、押さえにくいし、あまり使わないらしい。

 音をゆっくり長く弾いて、響きをよく聴いて、音を覚える練習をすること。
 チューナーは、横に置いているとはいえ、音の表示の反応が遅いし、曲を弾くときなどは、いちいち見て確認していられないので、耳で聴いて判断する練習をするように、とのこと。

 基礎練習のあとは、いよいよ、ポジション移動のある曲に挑戦です♪
 「蘇州夜曲」。
 楽譜には、どのポジションで弾くか、ということは書いていないので、指番号を見て、第1位置か第2位置かを判断するように、とのこと。
 D調「ソ」(A)は、内弦と、外弦の開放弦の2通りがあるけれど、前者の方が『やわらかい音』、後者は『金属的な音』ということで、音色が違うため、曲の中で、『ここの旋律は、こっちの方が美しい』という感じで、使い分けるのだという。
 『こっちで弾く方が簡単だけれど、もう一方の方がふさわしいから』というように、音色優先なのだそう。

 この曲、上がったり下がったり、けっこう移動があって、ややこしい・・・。
 指を押さえる位置をガイドしてもらいながら少しずつ弾いて、何とか最後まで譜読みしました。

 何となく聴いたことのある曲だったけれど、移動のことばかりが頭にあるし、もともとリズム感がない(-_-;)ので、間違ったリズムで弾いてしまい、先生に拍数を数えてもらいながら練習しました(*_*;

 ポジションを移動しても、楽器が、ぐらぐらしないようにすること。
 左手の親指は、握り込んでしまうとダメとのことで、使わないけれど、構え方の形が重要とのことでした。

 今まで1級だったのが、今回、ポジション移動の練習に入ったことで、2級に上がったらしい。
 ここ数か月、あまり二胡に触れていない日々が続いているけれど、もう少し練習しなきゃな~と思いながら、教室を後にしました(^^♪

レッスン(19)

2016-09-28 18:29:55 | 日記
 この間、少し涼しく、秋の気配を感じたような気がしていたのに、まだまだ残暑が厳しくて、何だか疲れが取れないこの頃です(*_*;
 最近、2週間があっという間に過ぎてしまう・・・。

 さて、今回のレッスンは、前半は、前回の復習でした。
 譜面は、D調の読み方で、先生が口頭で読み上げていく音の綴りを弾いていく、というもの。
 聞き取りだけでは、次、どの音を弾くんだったっけ? となってしまい、ややこしい。
 うろ覚えで、モタモタとしていたら、
 「(前回、先生が書いてくれた楽譜のメモを)見てもらっても、良いですよ」と言ってもらえたので、助かった~。

 何とか、音を出すことが出来たけれど、換弦(4つの音を換弦しながらスラーで弾く)があるところが、むずかしい。
 内弦と外弦を行ったり来たりすると、音と音の間で、少し間があいたり、とってつけたようになってしまったり。
 音のつながりがぎこちなくて、聞き苦しい。
 その部分の練習を、何度も繰り返しました。
 きれいに弾くコツは、右手、弓の持ち方がポイントになるらしい。
 親指で挟み、人差し指は使わないこと。
 手のひらをすくうように持ってしまっているけれど、これはダメ。
 中指とくすり指の腹を弓に当て、弓と平行に。
 内弦のときに力を入れ、外弦のときは、力を抜く。
 なるべく、先生のアドバイス通りになるように、右手を意識して、気を配りながら弾いていると、少しマシになってきたような?
 先生にも、
 「うん、だいぶ音が良くなったわ」
 と言ってもらえたので、嬉しかった(^^♪

 後半は、曲の練習です。
 この間は、技術力アップのための基礎的な訓練ばかりで、何か曲が弾きたいよ~、という感じだったので、嬉しいな。
 今回は、「もののけ姫」。
 この曲は、ポジション移動もないけれど、二胡にとても合う美しい曲、ということで、さっそく2小節ぐらいずつ、弾いていきます。
 さっきまでD調だったのに、今度は、F調。
 ややこしい~(*_*;
 まずは、6(1オクターブ下の印あり、ラ、内弦の開放弦、D)→6(ラ、外弦の中指、D)→2(レ、内弦の中指、G)→1(ド、内弦の人差し指、F)と弦を押さえて、F調の指の位置を確認。
 そのあと、ざっと曲を弾いていって、ややこしいところを部分練習。
 外弦の三(くすり指)、四(小指)を弾くところは、一の指(人差し指)を押さえたままだと、届きにくいので、一の指を離して、三と四の指を同時に押さえること。

 今は、F調の譜面が、一番、読みやすいかも。
 D調の指使いは、かろうじて覚えている、という感じだし、G調は、しばらく弾いていないから、・・・今、もし、G調の曲をします、となったら、ぜんぜん弾けないような気がする・・・(*_*;
 最近の自宅練習は、ほんとに、かいつまんで、ちょこっと弾くだけって感じだし(-_-;)

 ところで、この曲を耳にするのは、久しぶりでした。
 懐かしい旋律が自分の手から紡ぎ出されて嬉しいのだけれど、リズムのややこしいところがある(*_*;
 シンコペーションというらしく、何カ所か出てきて、先生に拍数を数えてもらいながら練習したけれど、なかなかコツがつかめなかった。

 「もののけ姫」は、「カウンターテナー」と呼ばれる、男性が女声パートの音域を歌う、という曲なので、弾き始めは優しく、前半は、ふわ~っと透明感のあるような雰囲気を心がけること。
 後半になると、少し盛り上げるけれど、最後は、急に、ブツッと切れてしまったら、曲の世界観が壊れてしまうので、優しく弾き終えること。
 明るい曲(例えば、D調の「摘椒」)のような、キビキビとした弓の使い方は、しないように。

 レッスンの最後は、先生といっしょに通して弾きました。
 曲を味わえる、一番、好きな時間です♪
 F調「1」(1オクターブ上の印あり、F、外弦の小指)の音が気に入っていて、この音を含む旋律を弾くときが、とても心地良い。
 ミスをしやすいところがあって(F調「4:ファ、内弦の小指、B♭」が覚えにくくて苦手)、それまでの練習と同じところで弾き間違ってしまったのが、残念だったけれど、やっぱり曲を弾くのは、楽しいな♪
 この曲の神秘的な雰囲気や、二胡の音色に癒されながら、心地良いひとときを過ごしました(^^♪

レッスン(18)

2016-09-13 18:12:43 | 日記
 今回のレッスンは、新しい曲は習わず、ひたすら技術を身に付けるための訓練でした。
 「草原情歌」の復習だったのだけれど、あまり通して弾かずに、部分的に、音程が合っていないところを集中的に練習したり、構え方や指の押さえ方の修正をしたり。
 いつもは、たいてい、2曲ぐらいを部分練習してから、先生といっしょに通したり、ピアノ伴奏の中で弾かせてもらったりして楽しんでいたので、こんなことは、珍しい。
 あまり曲を弾く心地良さは味わえなかったので、残念だったけれど、上達するためには、細かいところをチェックしていく、こんなレッスンも必要なんだろうなぁ。

 まずは、軽く音の確認をしたあと、楽譜は使用せず、先生が口頭で伝えてくれる音の綴りを順番に弾いていく、という練習をしました。
 しかし、音の数が増えてくると覚えられないし、しかも、しばらく弾いていないD調。
 ・・・どうだったっけ?
 もう、D調、G調、F調、3つの調の「ドレミ・・・」が、頭の中でごちゃごちゃになってしまっていて、どこを押さえたら良いのか、よくわからない。
 「草原情歌」がF調なので、自宅では、とりあえず、その指使いを練習してレッスンに備えておいたけれど、・・・今回、D調が課題になるとは、思っていなかったよ~(*_*;
 指が止まっている私に、先生が、
 「(テキスト巻末の)D調の指使いの図を見てみて」
 と、助け舟を出してくれて、何とか、押さえることが出来たけれど、・・ややこしい。
 先生曰く、楽譜のない中、口頭で並べた音を弾いていく、というのは、なかなか出来ないけれど、こういう練習も必要、とのことでした。
 レッスンの終わりに、テキストに音の綴りを書いてくれて、「これだけで良いので、弾いてみて下さい」と、宿題をもらいました。

 さて、次は「草原情歌」の復習。
 音程を取るのが、むずかしくて、何度も同じところを繰り返しました。
 例えば、D調の場合、内弦の中指(ミ、F#)とくすり指(ファ、G)の間が半音、G調も、外弦の人差し指(ミ、B)と中指(ファ、C)の間が半音になっていて、指をくっつけるけれど、F調の場合、内弦の人差し指(ド、F)~中指(レ、G)~くすり指(ミ、A)の間で、半音がないので、指を等間隔に広げなければならない。
 だから、「一の指(人差し指)が合うと、三の指(くすり指)の音程がずれる。三の指が合うと、一の指がずれる」ということに、なりがちなのだという。
 「チューナーを見て。音、合っていないよ」
 と、少し厳しい声が飛ぶ。
 これは、F調だけではなく、D調などでポジション移動をしたときも、同じように音程の取り方がむずかしいらしく、合奏会でも、よく注意するのだとか。
 くすり指を伸ばして弾き終わったら、人差し指の位置がずれないように、指の形を戻す練習。
 「口うるさく言うけれど、こっち見て。私(先生)と、指の形が同じになってる? 私が話すことよりも、弾いているところを見てもらった方が、情報が多いです。楽器は真似をして、技術を盗むしかないから」
 ということですが、・・・同じようにしているつもりでも、少し違ったりするし、先生の弾いている姿は、何だか漠然と眺めてしまうことも多いので、参考にするのは、なかなかむずかしい(*_*;

 ・・・しかし、合奏会では、みんな、ポジション移動もしているんだな。
 私は、まだ習っていないから、参加は、まだまだ先になりそう・・・。

 それにしても、いつまで経っても、ときどき音が鳴りにくかったり、裏返ってしまったりする。
 ここ1か月ほど、自宅練習をかなりサボってしまっているので、やっぱり、もうちょっと、練習しなきゃダメなのかな?(-_-;)
 D調からG調に変わった頃は、2つの調をまんべんなく練習していたのに、最近は、D調やG調の練習をせず、習い始めのF調しか弾いていない。
 しかも、前日などに、慌てて二胡を手に取り、ちょこっと弾く程度・・・。
 忙しかった、というのもあるけれど、・・・まぁ、明日でいいか、と延ばし延ばしにしてしまって、気づいたら、レッスン日が近づいてきている、みたいな・・・。
 ・・・今度のレッスンまでには、もうちょっと、弾くようにしよう。

レッスン(17)

2016-08-30 18:20:36 | 日記
 前回から「F調」に入ったというのに、レッスン以来、あまり練習をしていなくて、前日に、慌てて二胡を手にしました(-_-;)
 まず、指を押さえる位置の確認です。

 F調。
 「1」= ド、F、内弦の人差し指
 「2」= レ、G、内弦の中指
 「3」= ミ、A、内弦のくすり指、外弦の開放弦
 「4」= ファ、B♭、内弦の小指、外弦の人差し指(指を少し下げる)
 「5」= ソ、C、外弦の人差し指
 「6」= ラ、D、外弦の中指
 「7」= シ、E、外弦のくすり指
 (以下は、1オクターブ上の印あり)
 「1」= ド、F、外弦の小指
 (以下は、1オクターブ下の印あり)
 「6」= ラ、D、内弦の開放弦
 「7」= シ、E、内弦の人差し指(指を少し下げる)

 そして、先生が書き込んでくれた練習の手順に沿って、F調での「ドレミ・・・」を鳴らしていきます。
 ・まず、「1」(ド、F)の位置を確認するために、
 「6」(1オクターブ下の印あり):ラ、内弦の開放弦(D) → 「6」:ラ、外弦の中指(D) → 「2」:レ、内弦の中指(G) → 「1」:ド、内弦の人差し指(F)
 ・「1」(ド、F) → 「2」(レ、G) → 「3」(ミ、A)

 などの基礎練習を何回か繰り返したあと、「荒城の月」を復習。
 とりあえず、ざっと、頭に入れてみたものの、一夜漬けのような感じなので、大丈夫かなぁ・・・。

 さて、レッスンでは、まず、D調の音の確認からスタート。
 これは、毎回、鳴らす音が決まっているので、指使いはスムーズだったけれど、弓の動かし方が、「最後まで、弓を上げずに、まっすぐに伸ばすように」という注意を受けました。
 何だかクセになっているのかも・・・毎回、同じようなことを指摘されている気が(-_-;)
 そして、G調の音階は飛ばし、F調の音の出し方へ。

 「荒城の月」は、F調の指使いの練習として使っているので、今回は、別の曲をしてみましょう、ということで、手渡された楽譜は、「草原情歌」という曲でした。
 『草原に生きる遊牧民たちの恋歌』で、ゆったりと歌うように弾くようです。
 中国の曲、ということで、まったく聴いたことがなかったけれど、先生が少し奏でてくれた冒頭のメロディが、とても気に入ってしまいました♪
 さっそく、先生といっしょに、一行ずつ、ゆっくりと確認しながら、音を鳴らしていきます。
 しかし、指使いがうろ覚えで、頭の中に入っていない。
 なので、テキスト巻末の「F調の指使い図式」を広げておいて、わからなくなったら、横目でチラッと見つつ、レッスンを受けました。
 何度か繰り返すうちに、何とか、押さえる位置に指を持っていけるようになった、というような感じです(^^♪

 でも、知らない曲だと、リズムがわかりづらく、何回か間違えてしまった。
 聴いたことがなくても、楽譜を見て、リズム通りに弾けるようになりたい。
 F調「3」(ミ、A)は、外弦の開放弦で弾くときと、内弦のくすり指で弾く場合があり、内弦での指使いがむずかしかった。
 少し低くなりがちなので、気を付けること。

 F調「1」(1オクターブ上の印あり、F、外弦の小指)は、D調やG調のときには、音を出したことがなく、今回、初めて弾いて、音を聴いたけれど、この「高い ド」が、とても気に入ってしまいました。

 滑音(西洋音楽では、ポルタメント)の練習も少し。
 以前よりは、少しマシになってきたような気もするけれど、やっぱり、むずかしい。

 一度、先生といっしょに通して弾き、そのあと、ピアノ伴奏をしてもらいました。
 途中で、指使いがわからなくなってしまい、残念だった。
 弾き間違ってしまうと、音楽の流れが途切れて、台無しになってしまう(*_*;
 うーん、集中力が足りなかったのかな。
 譜読みを終えて、『曲を通す』という段階のときは、できるだけ間違えずに、きれいに弾きたい。
 でも、好みに合う、とても美しい曲で、新たな曲と出会う喜び、みたいなものを感じて、弾いていて、嬉しくなりました。

 「曲の感じに合った弾き方をして下さい。(草原情歌は)パーッとした明るい曲ではないですよね」
 だから、以前、習った「摘椒」(元気の良いリズミカルな曲)のような弓の使い方はしないように、とのことでした。

 ところで、先生が、「うたごえ喫茶」で弾かせてもらったときの話をしてくれたのですが、みんなで歌うための歌集があるらしく、この曲も掲載されているのだとか。
 70、80代くらいの方々が集い、戦争へ行って帰ってきた、というような世代なので、当時、ロシアで歌われていた民謡などもあり、古い曲が多く、先生も1割ぐらいしか曲を知らなかった、と言っていました。
 そんな話なども聞いているうちに、あっという間に終了。
 弾いていると、ときどき音が裏返ってしまい、あぁ~(-_-;)、となるときもあるけれど、やっぱりレッスンは楽しい。
 素敵な曲と二胡の音色に癒されながら、心地良い時間を過ごせました(^^♪