ネット探しても記事、画像、ビデオが見当たらないのですが、先日テレビを見ていたら、統制の厳しいロシア国内でも静かな戦争反対運動が行われているという話がありました。
紙幣に「戦争反対」:デモはもちろん、白い紙を持って立っているだけで警察に捕まってしまうので、紙幣に「戦争反対」と書き込むことが行われているようです。当然誰が書いたか分かりませんし、ATMに入れることもできるし、捨てるられることもないので、捕まらない反戦運動として行われているようです。
お墓にメッセージ付きの十字架を立てる:お墓に「マリウポリでは5千人の死者が、そのうち210人は子供」といったメッセージを付けた小さな十字架を立てるんだそうです。普通はないことなので目立つし、読まれるらしいです。もちろん、見つからないようにやります。
スーパーの価格にメッセージ:スーパーマーケットの棚にある価格のカードの商品欄に「ロシア軍はウクライナで教会や病院さえも砲撃している」といったメッセージを入れます。ただし、これをやったアーティストは逮捕され、5年から10年の刑を言い渡されたそうです。今までこうした重い刑が言い渡されることはなかったので、静かに反対運動をする人たちも驚いたそうです。
何とも言えませんが、番組ではロシアでは高齢の人たちは政府のプロパガンダを信じているけれど、若い人たちは政府のことを信じてないと言ってました。ありそうな話です。
それにしても、統制された世界では案外に国民は言いたいことを言えないし、国の言うことを丸のみにしてしまうことも起きるし、国のトップを取り換えることも難しいものだと思いました。。