jieitai

先日もお伝えしたのですが、100台規模の自衛隊車両がウクライナに贈られることになりました。(こちら)ただ、このプレゼンとについては、ヘルメットや防弾チョッキの供与の時もあったのですが、防衛装備移転三原則(こちら)の紛争当事国への移転に当たるのではないかという疑念が生じています。(こちら)というより、輸出先として「国際法違反の侵略を受けているウクライナ」を特例的に追加したこと自体が、すでに三原則違反であることを裏付けているんじゃないのかしら?

で、今回、提供される3種類の車両が発表されています。(こちら)「1/2tトラック」は6人乗りの乗用車、「高機動車」は乗れば10人乗り、荷台として使えば1.5トンの載せのトラック、「資材運搬車」は3トン載せの荷台の付いたブルドーザーみたいな車両です。

何に使うかはウクライナ次第ですが、わざわざ自衛隊の車両を渡すんですから、軍用なんだと思います。市民向けに生活用品や医療品を運ぶというのもあるかもしれないけど、やっぱり兵隊さんや軍需品を運ぶのに使うと考えるのが自然でしょう。そして、これは防衛装備移転三原則の元の姿からは逸脱しています。固く考えれば絶対許せないことなんです。

ただ、これをどう捉えるかはやっぱり微妙です。NATO寄りに軍事支援を行わざるを得ない事情もありそうだし、台湾有事など近隣諸国の有事に備えて防衛装備の紛争当事国への移転の前例を作りたい意図もありそうです。(復興のために普通のバスやトラック、ブルドーザーやパワーショベル送ったって良いんだしさ。)加えて、ロシアの横暴を許せない気持ちもあるでしょ。

私はロシアをウクライナから追い出すために、自衛隊車両が役に立ったと言われたら、やっぱりうれしい気分になると思うんです。でも、本当にそれでいいのかな?

頭がグルグルしてきました。。


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