自粛要請を忠実に守った大手保険会社の陥穽 | 加納有輝彦

自粛要請を忠実に守った大手保険会社の陥穽

自粛要請を忠実に守った大手保険会社の陥穽

 

 コロナ禍の自粛要請の中で、大川隆法総裁先生は、

「会社を潰してはいけない。(例えば)加熱する料理を提供する飲食店なら、開いてもいいだろう。大丈夫でしょう。」と具体的に会社、お店を潰してはいけないと訴えておられた。

 

 自粛要請を守って会社が潰れても、お上は責任取れない。取ってくれない。給付金が会社の香典代わりとすれば、これほど民間を馬鹿にした話はない。

 

新型インフルエンザ等対策特別措置法によれば、確か1000㎡以上の施設は法的な強制力が働いたと思いますが、大方の小規模店舗には法的強制力は働かない。

 

 かつて、菅総理が行った浜岡原発の停止要請と同じ、法的根拠のない要請である。

 

 故・渡部昇一先生は、菅総理の要請を無抵抗に受け入れた中部電力の社長に対して「ガッツがなかった。」受け入れる必要はなかったと指摘されたが、それと同じ文脈で考えられるかもしれない。

 

 店主は、ガッツを出して要請に抵抗せよ。店を守れ。

 

 感染症全体主義と戦え。というのが、大川総裁のメッセージだったと受け止めている。

 

とはいっても、店を開いていても、お客さんが来なければどうしようもない。

 

 特に、小池都知事は、自らの政治的パフォーマンスにより、多くの店舗を廃業、倒産に追いやった。これからも出る。

 この責任(人災)は、必ず小池氏本人が取らされることになる。

 

 不昧因果、因果をくらますことはできない。

 

さて、自粛要請を忠実に守った大手生保「MY生命」の興味深い話をネットで知った。

 

MY生命は、保険外交員の自粛に際して、給料補償も完全に行い、一定期間、お上の要請に従い、完全に休業したようだ。

 

 しかし、MY生命が、完全に休業していた間、動いていた生保がMY生命の顧客に手を出し、相当数、成果を上げたという。つまり奪い取ったのだ。

 

 これは、MY生命にはかなりの打撃だったようで、今、保険外交員には重いノルマが課せられているという。

 

 手厚く補償され休業した反動が、重いノルマとして返ってきたのだ。

 

 これは他人事ではない。

 

 今や、政府が大盤振る舞いで、コロナ関連の給付金、補助金をバラまいているが、釈量子党首の言論チャンネルによれば、地方政府にもコロナ関連の名目で、補助金が交付されている。

 

 コロナに関係していれば、自由に使える税金。何に使おうか迷うというくらい。

 

 ある地方都市では、その補助金で、熱中症対策として一家に5台のクーラーが負担ゼロで取り付けられたケースもあったという。

 

 こんなにもらっていいだろうかと、そんな税金の大盤振る舞いである。

 

 反動は必ず来る。東日本大震災の折、復興増税との名目で増税した血も涙もない政府である。必ず増税のしっぺ返しがくる。

 

 コロナ禍を契機に、お役所の権益を拡大しようとしている。だから、厚労省が、PCR検査陽性者は、実際の死因がなんであろうが、すべてコロナ死とするよう通達を出したのだ。これを機に、一気に省益拡大の魂胆が透けて見える。

 

 我々納税者は、新型コロナウイルスの感染第二波以上に、増税という第二波に備えなければならないだろう。

 

 

 

『安倍総理辞任・アベノマスクだけじゃない?こんなにある税金の無駄遣い。』釈量子党首

 

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