在庫

金婚のおでんと決まる阿吽かな

「夕飯何がいい」と問われて「おでん」と応ふ。

こういうときたいていは好物のコロッケ、家人得意のハンバーグ、面倒くさそうだなという雰囲気の時はカレー。たまに茶粥ということもあるのだが、最近は秋刀魚のいい丸干しが手に入らないので機会が少なくなった。
今年すでに何度かおでんとなっているのだが、これは菜園をやるようになって大根をいただくことが多くその消化という意味合いも強い。今日は冷たい雨におそらく戸外は10度に達しないくらい寒く、家の中も暗いので温かいものがいいと思って所望した。
掲句のように何も言わずにすっと出てくるような夫婦では決してないが、年が明ければ正真正銘の金婚を迎えるということもあって理想を詠んだだけのことである。
ともあれ練り物の買い置きもあったようですんなり決まったということである。

“在庫” への2件の返信

  1. 既に金婚も何の感慨もなく済んでしまった感じであえて言うならよくぞここまで持ちこたえたというのが正直なところ。

    今日図書館より八木義徳の「文章教室」が届いたとのメールが入った。
    出版社は作品社という名であまり聞いたことがない。
    先ずは前書き、あとがきから読み始める習慣のある私はあとがきに「これは日産自動車労連の機関紙にS58年から63年まで満6年間にわたって連載されたものである」から読み始めた。平成11年1月1日(米寿を迎う)とあった。
    今夜から少しずつ読むつもりであるが他の本も予約したいと思っている。

    1. 手には入ってよかったです。
      川端の「雪国」とか、基次郎の「檸檬」の話などなど、日本語の素晴らしさに目を開かせてくれたシリーズです。言葉の美しい書物にふれると心洗われる気がします。
      気に入っていただければ喜びです。

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