味方(?)への根回しは?

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立憲が加わった入管法改正の修正協議 なぜ結実しなかったのか:朝日新聞デジタル
難民認定の申請中でも外国人の送還を可能にする入管難民法改正案は、自民党と立憲民主党が軸となった修正協議が決裂し、日本維新の会が求めた修正が反映され、衆院法務委員会で28日可決された。政府提出法案は修…
立民・寺田氏「責任背負いたい」修正案見送りに無念
立憲民主党の寺田学衆院議員は28日の衆院法務委員会で、外国人の送還や収容のルールを見直す入管難民法の改正案を巡り、与党から引き出した修正案が成就しなかったこと…

Twitterで松原仁米山隆一も嘆いているのを目にしたが、寺田学という交渉担当であったあろう人やらが、どれだけ、自党内に2年前から明らかに存在しているとわかっていたであろう反対派としっかりコミュニケーションしていたのか、そこが報道等々で見えてこないどころか、党内が明らかに修正協議に反対よりだったのか丸見えだったのに、修正協議に突っ込んで行ったのが、本当に意味がわからない。(与党も一部に評価される修正案投げてきたのは、立憲民主党が最後は反対するだろうという前提だったんじゃないの?と思ってしまうくらい)

修正協議入りは自民と維新が20日に合意した。これに対し、立民の長妻昭政調会長は同日の記者会見で「われわれの対案がほぼ入るなら別だが、そうでなければ加わることはあり得ない」と明言。その翌日に修正協議に参加することになったのは「修正して実を取った方がいい」(中堅)との声が党内で強まったためとみられる。
 ただ、立民内の意見は割れたままだ。泉健太代表は21日の会見で、修正協議を「野党の分断を図る手法ではないか」と批判し、ちぐはぐさを見せた。立民中堅は改正案の廃案を目指す立場から「修正協議は認められない」と憤った。

入管法改正案、修正協議入り 立民も参加、党内混乱:時事ドットコム

修正協議は維新が自民党に持ち掛け、国民などに参加を呼び掛けた。改正案は2年前、入管施設収容中のスリランカ人女性の死亡問題で世論の批判が強まる中で成立断念に追い込まれた経緯があり、今回も波乱含みとみていた自民党にとって維新の提案は「渡りに船」だった。

 提案の背景には将来の野党第1党争いを見据え、国会対応の主導権を立民から奪いたい思惑もあった。維新は昨秋、立民と国会共闘で合意。しかし、立民議員の「サル」発言が飛び出すと、今月に入り「信頼関係は完全に損なわれた」(馬場伸幸代表)と共闘を凍結した。

 維新が21日の初日の協議で要求したのは難民調査官の人材育成など「受け入れられる内容」(政府関係者)ばかり。自民党関係者は「要求項目は維新が法務省に作らせた。のめて当然」と明かす。維新の藤田文武幹事長は記者会見で「何でも高い球を投げるのが野党の仕事ではない」と立民を当てこすった。

 立民は混乱を極めた。長妻昭政調会長は20日の会見で、立民の対案を丸のみしない限り「協議に加わることはあり得ない」と明言。しかし、別の党幹部は維新と歩調を合わせるよう実務者に指示し、立民は21日からの協議に加わった。

 与党が立民に示した修正案に、専門家の間から「すごい前進」(橋本直子一橋大大学院准教授)との声も上がる。立民が求める難民認定に当たる第三者機関設置について「検討する」と付則に明記。不法滞在の外国人の子どもを救済するため、在留特別許可の考慮事情に「子どもの利益」を追記した。

 国外退去を拒否する送還忌避者のうち、日本で生まれた18歳未満の子どもは昨年末時点で201人。自民党実務者はこれらの子どもに在留特別許可を与える方向だとも伝えた。一方、修正案のうち立民の要求に応えた部分は、立民が反対を決めれば取り下げるとも説明した。

 立民は25、26両日、法務部門会議で修正案への賛否を協議したものの、「子どもを救うべきだ」などの賛成論は少数にとどまり、「第三者機関設置の保証はない」「法案の骨格は変わっていない」などの反対論が大勢を占めた

入管法、共闘亀裂深める 維新協議前のめり、立民対決回帰:時事ドットコム

自党内を固めずに、己の判断のみで修正協議に乗って何かを得たとしても、それは無駄なことになるどころか、全ての方面で負の効果をもたらすに過ぎない。(自党内では相互不信を加速させ、他党からは別な交渉でも疑われる)

もし執行部が交渉にgoを出していたなら最後までかばうべきだし、執行部がコントロールできていないならそれはそれでどうしょうもない大問題なわけで(時事通信の『別の党幹部』ってだれやねん)。

でも色々なものを総合しても、個人的な判断としては、『正しいからいいだろう』と寺田学や『別の党幹部』等々が突っ走った結果、党内がついていけなかった事案にしか思えず。

松原仁は『はしごを外した』というが、そのはしごが最初から本当に掛かっていたのか?というのがとても疑問で。

そのはしごがどうも最初っから掛かってなさそうというのが数々の報道や言動、これまでの経緯をみてきた感想なんですが、そう考えると、修正案に対し起こった反対について、最初からせっかくいい修正案がまとまったんだからという一本槍で『活動家』『普段来ないやつらが』『旧社会党系が』と切り捨てること前提に修正協議をしていたのではないか?と見えてしまい、内容が本当にいいものだったとしても、反対されてしまうのは仕方ないのではないかと思ってしまう。(一部の極端な人云々、とか言ってる『有志の会』会派の人間もいるようだが。福島のぶゆき氏は私が見るときはいつも偉そうに『自分だけが正しい』みたいなこと言ってんなという感想になってしまう。偏見でしょうが。)

(あと、米山隆一氏は、県議選で自分の元秘書が接戦で落選した後に『極めて謙虚に素直に分析して、私の指示に従ってくれたら、積み上げられましたよ』とか言ってたのがとても個人的に印象悪いです)

苦労を重ねて政府与党と交渉し、なんとかこちらが乗れる最低条件を引き出したのに可哀想』と言われても、なんで与党と交渉する前に同じくらい苦労を重ねて微妙な反応してる自党内に向き合わないんですか?自分の交渉先がどれだけ自党内で不信持たれてるか気づいてないんですか?民主党系の問題ってそういう根回し、気配の察知がないから起きること多くないですか?自分の党側みてる支援者や自党内の議員なんだと思ってんですか?というのが今回の感想であって、個人的に寺田学ってそういう問題多くない?という感想になってしまうのですが。(あの人正しさの力技大好きなんですかね?)

『こちらは清水の舞台から飛び降りたのに』と言わせるような修正勝ち取るなら、その手続きの中で党内報告とかコミュニケーション取って党内を固めるべきであって、そういうコミュニケーション取れないなら無責任に交渉なんかせずに有志の会のように『一部の極端な人』とか言ってみたり、どっかの議員のように『貴方がそういう選択を取りたくない、自分は潔癖で居たいというならどうぞご自由に。』とか言って、そういう人を投げ捨てて離党するなり分裂するなりしたほうが誠実なんじゃないですか?

そういう誠実性が修正協議やらなにやらに関与した人の殆どに全く見られない、『責任を背負いたい』とかカッコつける前にやることあるんじゃないの?

それが入管難民法改正案の一部の素人の感想です。

追記

http://archive.today/EHnhO

与党から譲歩を引き出すのは難しいというのは理解しているが、そこで『反対というより』と比較を出すことで、今後反対したときに、反対すること自体が揶揄される『呪い』と化すことになる。(絶対これスクショして貼り付けてくる輩いるでしょ)

今後のことを考えれば(野党として反対しないと行けない場面はいつか来るわけで)反対勢力への共感、一旦反対を飲み込んだ上での熟慮であることが前提なはずなのに、反対は闘っていないという趣旨になり得る発言はそれとは間逆なのではないだろうか。

さらにいうと原案に反対している人間、民意がいる・あるから譲歩という話が出てくるはずなのに、こういう『反対よりも』みたいな発信をすることで、今後の反対勢力軽視を加速させて、批判せず提案しかシない者共だけで政界(もしくは世界?)が回ることになる。

(そういう意味で国民民主の『批判よりも提案』という言葉は大嫌いだ。己の提案の裏・前提には批判があることを隠しているに過ぎないから。)

反対勢力を説得せず、反対勢力より私達は頑張っていると一方的に正当性を示すのみで、結果として反対勢力を間接的に揶揄・軽視しているかのような発信をする。

http://archive.today/nOMmT

こういう反対切り捨て発信をする浅はかさに呆れるが、反対勢力が悪評立てたり批判がうるさいから私達はものが言えない、『反対勢力のせいで』『あいつらのせいで』と思われているんだから、もうどうでもいいです。

修正の責任者は、あんなやつと付き合ったら悲しいことになるんだろうな、みたいな揶揄に忙しいようですし。

http://archive.today/LDKl7

(以下の『正論振りかざして簡単な方にいるよりも』ツイートをみて『反対って言ってるより、与党と協議して譲歩を引き出すほうがよっぽど難しい』と言い出すのも正論振りかざして云々に入りません?反対するだけなら簡単と言われながら反対するの難しくないですか?と思いました。)

https://archive.md/P1O3X

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