さてさて、今日から2023年の仕事が始まりました。
早いもので、弁護士生活も5年目に突入します。
新司法試験からの弁護士業界は、新人は主に12月に弁護士登録をし、1月に勤務開始することが多いため、1月に弁護士歴が1年増えます。
私もその一人です。
新年一発目に始発で仕事に行くとか言っておきながら起きれませんでしたね、、、
現実的に考えて、7時から仕事を始められる時間に家を出ることに決めました。
さーて、司法試験が終わってからの人生を振り返ってみましょうかね。
司法試験に合格したのが2017年9月です。
それから、5年4か月が経過しました。
うーーーーーーーん
うーーーーーーーーーーーーーん
これと言って、何もない!!!w
いや、なにもないこともないんです。
整理して話すと、まずプライベートでは、結婚しました。
今では一児のパパです。
嫁さんとは、路上で出会いました。
であったというか、一方的に声をかけました。
いわゆるナンパですw
路上の伝説です。
世の中ナンパして結婚する奴もいるんだなぁって我ながら感心しました。
こどもは激カワです。
毎日、顔をなめまわしています。
嫁からは、苦言を呈されます。
でもなめます。
一生遊べます。本当にかわいいです。
結婚不適合者だと、ずっと思っていたのですが、結婚生活はなかなかいいものです。
それから、受験生時代は全くできなかった趣味も今ではたくさんあります。
ゴルフ、釣り、キャンプ、登山などアウトドアな趣味を多くはじめました。
金にモノを言わせ、いい道具をそろえては三日坊主気味ですが、適度に楽しんでいます。
特にゴルフはレッスンに行って張り切っていますが、なかなか100さえ切れない始末です。
いつもゴルフ場で怒り狂っています。
と、ここまで聞けば、「なんだよお前、めっちゃ充実してるじゃんか」と思うかもしれませんが、問題は仕事です。
残念ながら、仕事は全く充実していません。
やる気もほとんどありません。
最近気づいたんですが、私の時計は司法試験の合格発表の時、掲示板で自分の番号を確認したときから止まったままです。
結局、私は司法試験に合格したかったのであって、弁護士になってなにかをやりたかったわけではないということに気が付きました。
例えば、ブラック企業に勤務して毎日、始発から終電まで働いている人が、弁護士になってブラック企業が全部なくなるまで労働事件をやるぞ!と意気込んで、苦労して弁護士になったとしたら、きっと熱心に労働事件専門の弁護士になって毎日仕事に励むと思います。
労働事件に限らずなにか人生において大きな出来事があって、それをきっかけに弁護士を目指すことになった人は、弁護士になった後もきっと一生懸命働いて、目標を持ち続けることができると思います。
私は、残念ながらそうではありませんでした。
そのことに気づくのは、なんと弁護士になって4年後のことです。
毎日のように酒を飲んで、特に新たな分野に関する勉強をするわけでもなく、怠惰な毎日を過ごしました。
たしかに、事務所の事件で世間をにぎわせるような大きな事件を経験することもありました。
被害者がナイフでめった刺しに刺された血の匂いの立ち込める殺害現場で血まみれのPCを回収したこともありますし、上場企業のパワハラ案件でマスコミに追っかけまわされたこともありました(裁判所では毎期日裁判所の職員が護衛してくれました)。ほかの弁護士なら正義感や義務感から精一杯取り組むような事件もあったかもしれません。
でも、正直、楽しくもなんともなかったです。
やる気も特にありませんでした。
仕事だから仕方なくやる、ただそれだけです。
このような記事を書けば批判もあるでしょうが、これが率直な感想です。
皆さんの気になる年収推移は、ざっくりいうと以下のとおりです。
1年目 800万
2年目 1000万
3年目 1200万
4年目 1500万
だいたいですが、こんなもんです。
1億円には到底届きませんが、そこそこ贅沢な暮らしができるかなぁって感じです。
4大事務所に行った同期よりは、少ないと思います。
物欲があまりなく、高級外車に乗りたいとか、タワマンに住みたいとかもないので、特にやりたくもない仕事を増やしてまで年収を上げようとも思いませんでした。
じゃあ、なんで突然、年収1億とか突拍子もないことを言い出したのかという、、、
面白そうだから!!!!!!!
ただそれだけです。
イソベンで年収1億は前代未聞です。
元ホストが司法試験に受かるくらい面白いです。
あの頃のように、魂をもう一度燃やしたい、、、
仕事終わりに家でYouTubeを見ながらだらだらビールを飲んでいる自分がたまらなく嫌いでした。
顧問先の社長との飲み会で飲みすぎて、次の日遅めに出勤する自分がたまらなく嫌いでした。
毎日、特に自己研鑽に励むこともなく、やりたいこともなく、ただ与えられた仕事をこなすだけの自分がたまらなく嫌いでした。
嫌いな自分と決別したいと弁護士4年目に入った頃から強く思うようになりました。
しかし、数年間の怠惰な生活で染みついた、怠惰な習慣は簡単にはやめられません。
いかんせん今はロー時代と違って、多少の酒を飲む金もあります。
誘惑も多いです。
この一年すごく悩みました。
子供が生まれ在宅ワークを許可され、子育てに勤しみ、自分にとっての幸せとは何か、人生とは何か、真剣に向き合って考えてきました。
そんなとき、ふとかつて司法試験合格を夢見てたロースクール時代の自分を思い出しました。
あー、あの頃はお金はなかったけど夢に向かって魂を燃やしてたぁ、、、
お金はなかったけど、充実してて幸せだったなぁ、、、
なーーんて思ったりしました。
あ、結局、俺って何か高い目標を持って、魂を燃やしていないと真の幸福にたどり着けないんだ。
答えは出ました。
次は、目標設定です。
目標設定は重要です。
仕事をたくさん頑張ろう!
では、抽象的にすぎます。
かといって、上記の通りやりたいことも特にありません。
なら、収入を目的にしようかな?
嫁も喜ぶし、一石二鳥だ!
どーせなら実現できなさそうな目標がいいな。
そーだ、そーいえば福永先生が「日本一稼ぐ弁護士の仕事術」っていう本で億越え達成したみたいなこと言ってたな。
たしか億越えの弁護士は日本でそんなにいないとかなんとか。
これだ!!!!!!
決まりました。
あとは、司法試験をクリアしたときのやり方を応用するだけです。
まずは、周りに宣言。
嫁に宣言しました。
事務所の弁護士にも宣言します。
そして、環境を劇的に変える。
まず酒はやめます。飲み友達との関係を断ちます。
酒飲んで仕事はできません。ロー時代もそうでした。
今年一年は一滴も飲みません。
時間を上手に使います。
平日にゴルフはしません。
自己管理を徹底します。
毎日、自己研鑽の時間を設けます。
などなど、やるべきことは山のようにあります。
そんなことを考えていたら、めちゃくちゃワクワクしてきました。
これだ、この感じだ。
周りに笑われて、絶対無理だと言われて、でも自分だけはできると信じ続けて、誰よりも真摯に向き合って、、、
人と同じじゃ満足できない。
人と同じことをしてて、人と違う結果が出せるわけがない。
やっぱり魂を燃やさないとダメなんです。
朝まで酒飲むエネルギーを仕事に全力で注ぎこんだらどうなってしまうんや、、、
自分でもワクワクします。
おっと、過去の振り返りをするはずが、話が横道にそれました。
次回は、年収1億円に向けた、具体的な戦略を検討する記事を書きたいと思います。
人生とはこうだ…俺は上を狙う
by ハービースペクター