猫女神さまのおかげ

猫部屋の網戸は　随分前から

部分的に引き攣れたり破れたり　無残な有様でした

中にいるヒノキさんと野良猫が　網戸越しに猫パンチの応酬したり

最近はこの兄妹　特にタマちゃんのほうが爪砥ぎしたり。

　水飲んだ後に
　「本能よ」
　「文句ある？」
　あるとも 　

こんな挑戦的反抗的なタマちゃんも　コタツ君がいる時は

わりと安心してうろうろしています。

コタツ君がやたら愛想振りまくからですかね…

　「女将さん　おはですぅ～」
　おはよう　冴の子ら
　「撫でていいすよ」
　いいの？
　 「撫で放題っすよ」
　「近づきすぎ」
　あ　逃げた
　「妹はシャイなんです」

いや　しっかりした野良の大人だと思いますよ。

空き家と　うちの庭しか行動範囲がなさそうなキミと違ってね。

こないだもタマちゃんの横に　耳カットされた茶白のオスが居ました。

　誰だよ

おそらく先月　近所で見かけた　チャーリーの近縁のボスと思われます。

水飲みに寄ってるのを見たのはこの夜だけでしたが。

　
　

いくらボスの玉取ったって　ママ譲りの美女フェロモンでまた他のがやって来る。

このお嬢　地域ボラはまだ見つけてないのか。手が出せないのか

なら　気が緩むチャンスがあるのは　ここだけってことね。

アホ兄と一休みしてる　この場所だけ。

　
　「捕まらないもん」
　
やれますよ本気出せば。でも　泳がせて様子見てました。

だってその間に誰かがやってくれるなら　その方が楽だもの。

私の義務でも仕事でもないし ただの趣味で疲れるのは嫌です。

でもその顔はいかんな。ナメんじゃないよ。

てめーなんか　ぶっち君に比べたら５分かからんわ

　「えっ？なにこれ女将」
　「なんで？！」

なんでって　あんたが　網戸破るからよっ

じっくり調教してやるから　そこで反省してなさい。

というわけで　やっと網戸を新品に張り替えられました

　視界くっきり黒タイプ

コタツ君は　いまだに女っ気なしで頭お花畑なので

そのまんま暫く引き続き　ドM芸でも仕込もうと思います。

　「僕もお仕置き部屋入る～」