先日、仕事の打ち合わせのあとに、取引先の業者と飲みに行った。
僕は、接待されるのが苦手だ。
業者から奢られるのも、物をもらうのも性に合わない。
だから、この日も当然のように財布を出したのだが、
「もう済ませてありますから」とご馳走になってしまった。
どうやら、最初から経費で落とす予定だったようだ。
酒も進み、場が温まってくると、「もう一軒どうですか?」となる。
2軒目はキャバクラ。
ひとしきりのんで、お会計となり、伝票がテーブルに置かれた。
しかし、誰も伝票に手を伸ばさない。
そこまでは経費では落とせないのだろう。
微妙な空気が流れる中、「じゃあ」と僕が伝票と手に取り、支払った。
この時、一緒にいたメンバーの中に、経営が苦しい小規模事業主がいた。
彼は1軒目も2軒目も、財布を出しもしない。
しかし、彼の状況は皆知っているようで、当然のこととして受け入れられていた。
翌日、帰りの新幹線も一緒だった。
駅の土産物コーナーで、彼は何も買わない。
見かねて「ご家族にどうぞ」と、小さな土産を渡した。
こっちは“客”なんだけど。。
なんだか不思議な構図だ。
その時、ふと、こう思った。
「金がないというのは、案外悪くないのかもしれない」
お金を持っていなければ、気を遣う必要もないし、気を遣われることもない。
周囲の人間も、期待しない。
おごらなくていい。何も渡さなくていい。
ただそこに居るだけで許される。
僕は資産家ではないが、生活に困らない程度には持っている。
だからだろうか、時々、昔の知人から「お金を貸してほしい」という連絡が入る。
「生活費が足りない」
「子どもの入学でパソコンを買えない」
「借金の返済ができない」
理由は様々だ。
そして、その多くは“貸す”というより“あげる”ことになる。
返ってきた試しは、ほとんどない。
渡すこともあれば、断ることもあるが、
不思議なのは、断る時は、こちらが「ごめんね」と謝る羽目になることだ。
本来、謝る必要なんてないはずなのに。
僕は、見栄を張らない。
外見も、持ち物も、車も興味がない。
ブランド品に囲まれたいと思ったこともない。
だから、日々の暮らしにそれほどお金は必要ない。
それでも「持っている側」になってしまうと、
人間関係に余計な負荷がかかる。
“断る勇気”と“期待される圧力”は、なんとも面倒だ。
では、一体どっちが幸せなんだろう?
お金があった方が幸せか、ない方が幸せか。
そんな問いに、明確な答えはない。
ただひとつ言えるのは、
「お金があることで得られる自由と、失う自由がある」ということだ。
人付き合い、見られ方、期待される役割。
お金の有無が、思いのほか人間関係を決めてしまうことがある。
お金があっても、孤独になる人がいる。
お金がなくても、幸せそうに笑う人がいる。
世の中って、案外うまくできているものだな。
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