ここから、また始まる。 | 言葉と音で綴る 素敵LIFEダイアリー from 神戸

言葉と音で綴る 素敵LIFEダイアリー from 神戸

言葉や音に思いをのせて。
心を、毎日を豊かに。

これまでピアノから学んできたことや、日々の気づきなどを綴っています。

その日は、

とうとうやってきた。


修了の日。


言葉は悪いけれど、

否応がなく、

半ば強制的に外の世界へ出ていかないと

いけない日。


あっという間の1年だった。

どの日をとっても、

その日の1年前とは別世界のような環境で、

本当に「守られた」環境だった。


でも、

1、2ヶ月ほど前からだっただろうか、

このままここに居続けたら、

「元の世界」に戻るのが怖くなってしまって、

戻れなくなるんじゃないか。

仕事の現場の感覚を

徐々に取り戻していかないと、

と考えるようになっていた。


でも、

学校を卒業して次に進む新しい世界は、

「元の世界」とは違う世界な気がする。


わたし自身、

この1年間学校に通い、

これまでの仕事人としてのわたしを

俯瞰して見るようにして見つめ直した結果、

いろいろ見えてきたことがあるし、

久々の学生生活を送ることによって、

捉え方や考え方に、

少なからず変化があった。


わたし自身も、

1年前とは異なるわたしになっている。


だから、次の新しい世界は、

ここに来る前の世界とは違う。

たぶん、「続き」なんじゃないか。


なんとなく、そんな気がしていた。

いや、そう考えたいと言った方が正しい。


修了式の当日は、

肌寒かったものの、式辞の中で

「修了式にふさわしい」と言われた

清々しい晴天だった。


今日で学生生活が終わりという実感が

あまりなくてフワフワしていたものの、

修了証書をいただいて、

「ああ、終わったんだな」と

初めて自分事に感じた。



わたしを含め、

クラスメイトもみんな、

ここから新たにそれぞれの新しい世界に

進んでいく。


そして、先生方も、

また4月から新しい新入生を迎える。


こうしてグルグルと

巡り巡って循環しながら

前へ進んでいくのだ。


学校の外に出たら、

やっぱり厳しい世界なのかも知れない。

そうではなく、

これまでの続きのような世界なのかも

知れない。


わたしは、

これから待っている世界は

後者の世界であると信じたい。


この1年間のすべての出会いに、

心から感謝しています。