近況:「地域ブランド調査2021」に思うこと

株式会社ブランド総合研究所が、毎年恒例の「地域ブランド調査2021」の結果から47都道府県の魅力度ランキングの結果を発表しました。

昨年「万年最下位の茨城県が42位に浮上し栃木県が最下位に!」から、今年「最下位は再び茨城!」という結果でしたが、単なる民間企業の一調査結果ということもあり、笑い話でした。

しかし、昨年40位、今年44位の群馬県の山本一太知事から、調査結果の妥当性に対する疑問の声が上がりました。

一見「大人気ないな。万年最下位の茨城県はこれを売りにしているぐらいなのに」と思いそうですが、群馬県の指摘(PDFファイル)を見ると正論と思いました。ポイントを超要約すると以下の2点です。

  • 「とても魅力的」を100点、「やや魅力的」を50点、「どちらでもない」、「あまり魅力を感じない」、「全く魅力的でない」を0点とした配点の妥当性
  • 半分以下の順位のスコアはドングリの背比べ

1点目の配点については、「魅力度」のランキングなので「どちらでもない」以下は無意味であるとして全て0点というのは分からなくはないですが、「とても」が「やや」の2倍とすることに根拠はないように思います。

2点目のドングリの背比べは、スコア算出方法次第で順位が変わりえます。また、仮にスコアが妥当だとしても、スコアは僅差ということには注意は払われず順位だけが目についてしまいます。

そして、もう一つ気になるのは、株式会社ブランド総合研究所が、報告書を約8万円で販売していたり、自治体へのコンサルティングや講演、研修、セミナーなども手がけていることです。報告書の価格はこの手の調査のもの相場と思いますし、コンサルティング等の事業も悪いことをしているわけではないと思います。ですので、「マッチポンプじゃん」と言いたくなりますが、別に「マッチポンプです」と開き直って構わないと思います。問題なのは「これがマッチポンプであることが、これまで理解されていなかったこと」だと思います。考えれば分かることではあるんですけど。

情報の受け方、出し方について、勉強になりました。

ロンドン:リッツのアフタヌーンティー

別ブログAmazing Travelの新作が一段落したので、しばらく、ロンドンの思い出を書いていきます。

ロンドン第26回目は、憧れのリッツのアフタヌーンティーです。

リッツ・ロンドンは、ピカデリー通り沿いにある五つ星ホテルで、世界で最も名高く最も知られているホテルの一つです。リッツ・ロンドンは、1906年に開業しました。

豪華なルイ16世スタイルの部屋パーム・コートで、有名な「リッツのアフタヌーンティー」を楽しむことができます(要予約)。

アフタヌーンティーの習慣は、19世紀半ばにイングランドの富裕層の間で始まり、19世紀終わりまでに、現在の形式に発展し、上流と中流階級の両方で見られるようになりました。

今日では、おおよそ、正式なアフタヌーンティーはホテルで、形式にこだわらないアフタヌーンティーはティーハウスやティールームで供されています。

アフタヌーンティーには、典型的に、サンドウィッチ、バターとともにパン、クロテッドクリームとジャムとともにスコーン、ケーキが付きます。これらは、段重ねのスタンドで供されます。

イギリス料理は概ね貧相ですが、アフタヌーンティーのようなお茶請けは美味しいです。

終わり

それでは、また、次回の投稿でお会いしましょう。

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