エリザベス2世の最後の旅

イギリスエリザベス2世が、9月8日にスコットランドのバルモラル城でご逝去されました。

女王の棺は、9月11日にスコットランド首都エディンバラに到着し、ホリールードハウス宮殿に一晩安置された後、9月12日に聖ジャイルズ大聖堂で公開安置されました。

9月13日に、イングランド首都ロンドンバッキンガム宮殿へ戻り、9月14日に、宮殿前の大通りザ・マルホースガーズ観兵場、官庁街ホワイトホールを通って、ウェストミンスター宮殿に運ばれ、ウェストミンスター・ホールで公開安置されました。

9月19日に、ウェストミンスター寺院で国葬が行われ、ウィンザーに運ばれ、ウィンザー城内の聖ジョージ(聖ゲオルギオス)礼拝堂に埋葬されました。

エリザベス2世の最後の旅が回った各地を振り返りたいと思います。

エディンバラ

エディンバラは、イギリスのスコットランドの首都です。エディンバラ旧市街は、キャッスルロックと呼ばれる岩山から続く尾根に建設されました。エディンバラの広範囲にわたる歴史地区は、ユネスコ世界遺産「エディンバラの旧市街と新市街」に指定されています。

女王の棺が安置されたホリールードハウス宮殿と聖ジャイルズ大聖堂は、エディンバラ旧市街にあります。エディンバラ城から、聖ジャイルズ大聖堂、ホリールードハウス宮殿へ続く通りは、堂々たるロイヤルマイルです。

ホリールードハウス宮殿(一般にはホリールード宮殿と呼ばれる)は、元々は1128年にデイヴィッド1世によってアウグスティヌス大修道院として創設されました。その後、ロバート・ブルース(ロバート1世)が、1326年に大修道院にスコットランド議会を設置しました。大修道院は、1329年までには王室の住居として使用されるようになっていたようです。ホリールードハウス宮殿は、1678年にルネサンス様式で現在の姿に大きく再建されました。

ホリールードハウス宮殿は、現在もイギリス君主のスコットランドにおける公式の住まいです。

聖ジャイルズ大聖堂は、1124年にデイヴィッド1世によって創設されました。エディンバラの守護聖人であり身体障害者とハンセン病患者の守護聖人である聖アエギディウス(英語名は聖ジャイルズ)に献堂されています。聖アエギディウスは、中世において非常に人気のあった聖人でした。

聖ジャイルズ大聖堂は、約900年間エディンバラの信仰の中心地の一つであり続け、エディンバラにおけるスコットランド国教会の信仰の第一の場所です。

冠尖塔は、1495年に建てられ、1648年に再建されました。冠尖塔は、エディンバラの街の輪郭線上を飾る輝く宝石のようです。

グーグル・アース上に3次元で表されたエディンバラもご覧ください。

続く

次回は、ロンドンです。

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