猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

孤独考-4

好きあってはいたのでしょう

互いに心地よく

互いに尊敬して

悩みは隠さず

愛情を育てつつ

穏やかに続く時間を信じていたのですから

 

あなたがいない時間が

愛しくて大切になってしまったのは

計算違いでした

 

ひとりでいる砂糖菓子のような多幸感は

じわじわ心を支配して

誰かと一緒にいることは

苦痛でしかなくなった

 

相手が変わっても同じことでしたので

それはもうギフトなのだと

この命に感謝しているのです

 

おかげで寂しさと孤独は別物だと

理解できる日々になりました

 

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