今日のラウンドは特別です。
一般の人はなかなかプレイする機会が持てないであろう、
高級コースでのラウンド。
何でも、メンバーになるには政治家は首相か外相経験者であることが条件、
企業人は50歳以上の一部上場企業、あ、今はプライム市場か、の社長であることが条件なんだそう。
しかもその会員数はわずか約300人。
日本のエスタブリッシュメントが凝縮されたコースと言っても過言ではありません。
車がエントランスに向かう段階で、すでに緊張感マックス。
これまで様々なコースでラウンドしてきましたが、これほどの緊張感は感じたことがありません。
とはいえ、特段変わった点はなく、チェックイン。
むしろ、受付のスタッフさんは非常に丁寧な気持ち良い対応。
そして、レストランやラウンジが非常に小ぶり。
いかにプレイする組数が少ないかということがわかろうというものです。
朝のコーヒーを飲んでいる人たちもやんごとない感じ。
まさに日本経済を支えてる経営者、という感じですね。
政治筋の人たちはいなさそうでしたが。
驚いたのはスタート時間はその場で決めても良いらしいこと。
「じゃ、そろそろ行きますか」
ということで、スタート。
いつも見慣れている順番決めの銀の棒などなく、
ティーで順番を決めるスタイル。
アウト1番のティーイングエリアに立つと、
せ、狭い。
ドライバーを持つのをためらってしまうような、狭さ。
コースが醸し出す高級オーラに加え、この狭さがさらなるプレッシャーを与えます。
しかし、思ったよりうまく振り抜けられ、芯を食うナイスショット。
キャディさんも、「ここまで飛ばす人はなかなかいません」と言ってくれましたが、
おそらくシニア層が多いので、そうなんだろうな、と納得。
軽くパーオンして、5mのバーディパット。
これがド・ショートして、まさかのスリーパット。
スタート前にちょこっと練習グリーンで感じた速さがありません。
というか、アンジュレーションと目が結構複雑なのでしょう。
ショットが良かったので気を取り直して、2番ホールへ。
ティーショットの当たりは悪くありませんでしたが、右に打ち出し、バンカーへ。
ライは悪くなかったし、6番アイアンの当たりも悪くなかったけど、右に出て、気に当たり林へ。。。
出せる場所がなく、強いて言えば一番広い、ほぼ真横の脱出路を選択。
ところが、この2打目がコース向かい側のOBへ。
早くも大事件。
結局、7オン2パットの5オーバー。
こうなるとスタートホールのボギーが悔やまれます。
3番以降は4番でダボを叩きましたが、
7番でパーを取り、後は3、5,6,8番はボギー。
しかし、キャディさんいわく名物ホールの9番でトリを叩き、
前半は51(20)とふがいないスコア。
写真ではわかりにくいですが、すごい打ち上げて、右のバンカーは崖のよう。
ここに入れたらジ・エンドという感じです。
私は何とか入れずにすみましたが、それ以前の問題でトリ…。
スループレイのため、そのまま後半へ。
スタートの10番は410ヤードを越える長いパー4。
セカンドまでは完璧。
3打目勝負となりましたが、絶壁のような砲台グリーン。
距離感がわからないまま打つと全く届かず。
今度はいいだろうと思って、打った先はグリーンの手前のラフ。
逃げ水のようにグリーンがどんどん遠くなっていくよう。
結局、5オンとなりまたもトリプルボギー。
しかし、ここからなんとか、立て直して、
ダボが1つ、パーが2つ、残りはボギーとし、
後半はなんとか46(21)で上がることができました。
トータル97(41)はあまり自慢できる数字ではありませんが、
最低限100を切れたことだけでもヨシとしましょう。
それにしても、グリーンの難しさには参りました。
だんだんタッチが合わなくなり、そのうち打てなくなり、
1mのパットはほとんど外す地獄。
41パットは痛恨の数字。3パットが5回ですから。
どこかのパーを取ったホールでは100ヤードのショットが、
ピン80cmに付ける最高のショット。
しかも下からの絶好のバーディチャンス。
しかし、これが外れるという…。
そんなことを繰り返すうちに、パット時に腕が動かなくなり、まともにストロークできなくなってしまいました。
軽いイップスになっていたのでしょう。
でも、ショットは決して悪くなく、
どのクラブもケレン味なくスイングできました。
コースは難しいのですが、決してトリッキーということではなく、
しっかり打てればちゃんとスコアが出るような素晴らしいコースでした。
めったに行くことのできないコースでプレイできた至福のひとときを噛み締めました。
インコース途中でみかけた古墳のようなもっこり。
くいが打ってあるのも不思議なのですが、キャディさんもわからないみたい。
くいがさながら結界のよう・・・。
帰宅後は上京してきたかみさんと近くの居酒屋でディナー。
この「りゅうきゅう」でやる一杯も至福のひとときでした。
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