精神科では

思わず笑っちゃうニコニコことも
ムカッむっとすることも
悲しくなっちゃうしょぼんことも
びっくり叫びするようなことも

毎日いろんなことがあるにひひ


私なんか気が小さいし
リアクション大魔王なので

いちいちびっくりして
動揺して「エーッ!!DASH!DASH!」なんて声をあげたり
感情むき出しだ。

でもいいのだ。
そういうことをすると、相手はこう思うんだな
ということを患者さんもわかった方がいいでしょあせる

まだ初心者なものですから
「何事にも動じない」というところはほど遠いですべーっだ!


思えば22年間の看護師生活の中で
今が一番いろんな感情を持って仕事している。

そんな自分が
自分で笑える音譜


知的障がいと統合失調症の患者さんがいて・・・

もう60歳なんだけど

私が夜勤だとわかると
「おもらししたらごめんね。」と言いに来て
その晩におもらしをする。

ゴミ箱をあさったり

他患の給食にも手を出して手づかみで食べ

遠くから大声で私を呼び

廊下を走って・・・転んで怪我までするダウン

そして、この患者さんが退院できない理由は「衝動性」という行動特性の問題であります。

Drより、カンファレンスにて
精神科半素人の私にもわかりやすいように「衝動」について説明あり耳

「衝動」というと、自殺とか他害とかいう
とっても悪いイメージの「衝動」と思われがちだけど
この場合の「衝動」は
急に思いついて、すぐやっちゃう、
制止がきかないっていう「衝動」のことね。

・・・どれくらいの衝動かというと
それはもうハンパないガーン

「トイレ」と思いついたら、
スリッパに半分足を入れたような状況でズボンを降ろしながら
走る。
「歯磨き」と思いついたら、歯ブラシをくわえながら走る。
「ジュースが飲みたい」と思いついたら
廊下を走りながら「すみませ~ん。ジュースジュース」と走る。

注意しても止まらないので
つい、私の制止の手が出る。
それでも止まらないので
端から見て、とっても滑稽なやりとりになる

走り出した時は
それよりスピードを出して制止しなければいけない
ドタバタすると余計に走るので
抜き足・差し足で走る私走る人
いいのかこれで叫び

しかも
なんだか私の勤務のときに多いむっ

主治医に
「もぉ!いやになっちゃうむかっ」と話したら

「あ、それ
 『退行』ね。
 あなたお母さん。
 あ、私お父さんだからにひひ

 淡々と注意してね。
 怒ってくれると喜んじゃって、もっとするから。」

・・・えっ

淡々とね。
難しいな。
淡々と・・・どうやって制止するのか?!

急がないで済むように事前に誘導するという方法をしても
それは効果がない。
なぜなら「衝動性」だから汗

かくれ食いをしているのを発見したときが一番難しい。
「見つかった!」となると
速攻食べ物を両手を使って口に詰め込む。
嚥下障害もあるので非常に危険だ。

見つけたことに気づかれないように近寄る?
う~ん難しい。

このごろはできるだけほかのナースに関わっていただいてますにひひ

※衝動性に対しては、
 行動療法とか薬物療法もございますが、
 どうしても難しいケースがありますしょぼん



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