FP試験の2級と3級の違い?初受験はどっちを選ぶべき?

FPとはファイナンシャルプランナーのことで、個人のライフプランを行う人のことを指します。それぞれの人生のライフプランをサポートして、自己実現ができるように経済面でアドバイスをするのがFPの仕事となります。

金融の仕事に携わる人にとって、FPの資格を持っておくと便利です。自分の能力アップはもちろんですが、名刺などにFPの資格を書いておくと営業職でも有利になります。また、勉強する内容はお金に関することがほとんどなので、仕事で使う機会がなくても自分の人生やライフプランを考えるとき、十分役立つ内容となっています。

最初にFPを受ける人は、2級と3級のどちらを選べばよいか悩むでしょう。FP試験の2級と3級はどれくらい違うのでしょうか?

FP2級と3級の同じところと違うところ

3級の学科試験では、60問の出題があります。そのうち、30問は〇×形式です。

2級の学科試験も60問の出題なので問題数は同じですが、2級の場合はすべての問題が4択となっています。

FPの2級と3級では問題の形式が違うんですが、出題範囲は2級と3級に大きな違いはありません。2級になると〇✕問題ではないので、出題範囲は同じでも試験に合格する難易度が高くなります。

3級なら回答の選択肢が少ないため運による合格もあり得ますが、2級のように4択の問題だと運任せで合格はできません。

初受験でFP資格は2級と3級どちらを受けるべき?
個人的には、初受験でもFP2級を受けることをおすすめします。もちろん、試しに3級を受けるのはありですが、FPの資格は2級以上を持っていないと、仕事や就職で有利になることはありません。出題範囲が同じなら、最初から2級を受けた方がいいでしょう。

私がFP2級を独学で勉強したおすすめテキスト

ここからは、私がFP2級を勉強するときに使ったおすすめのテキストを紹介します。

FP2級1冊目の教科書

FP2級で学ぶところをわかりやすくまとめている入門書で、私は何度もこちらの本を読みました。おすすめできる理由としては、テキストの中身がフルカラーで読み心地が良いことです。私は文字だけの淡白なテキストで勉強するのがイヤなタイプなので、このテキストを何度も見直しています。ただし、ボリュームは抑え目なので、これを読んで基本を理解しつつ、問題集で勉強するのがベストだと思います。

史上最強のFP2級問題集

問題集としておすすめしたいのがこちら。この1冊でFP試験の94.5%の問題が解けるので、問題集のコンプリート版と言えるでしょう。頻出順TOP60の合格BOOKが一緒についてくるので、手軽に見返すにも、しっかり勉強するにも適しています。それと、勉強するテキストを1冊だけ買いたい人にもおすすめです。

FPの通信講座は高い?
お金をかけずに勉強できる独学もいいんですが、短期間で合格を目指すなら通信講座などを利用した方がいいと思います。ただし、お金がかかるものより、オンスク.JPのような、安く受けられる通信講座の方がおすすめです。月額980円で、色んな資格の受講が受け放題なので、FPに限らず色んな資格の勉強ができます。

FPの資格を取ったら注意するべきこと

FPの仕事は、様々なものがあります。特に税務相談については注意が必要です。税理士の資格を持っていないFPは、具体的な税務相談を行ってはいけません。知識があるから、とアドバイスをしすぎないように注意しましょう。

様々な金融や法律の知識が必要とされるFPですが、できない実務も多いんです。FPのみの資格ではできないことの実例を挙げてみます。

弁護士資格が必要
弁護士資格を持っていないFPは具体的に法律判断をしたり、法律事務を行うことができないので、相続の和解案を提案して報酬を受け取ることはできません。
税理士資格が必要
税理士資格を持っていないFPは、具体的な税務の相談を受けたり、税務書類の作成を行うことができないため、確定申告書を完成させる実務はできません。
金融商品取引業の登録が必要
金融商品取引業の登録を受けていないFPは、具体的な投資の助言をしたり、運用する業務はできません。顧客と投資顧問契約を結んで、個別銘柄の投資助言を行うことはできません。

FPの資格だけではできないことも多いのですが、これはFP資格を持っていたらできることです。

  • 弁護士資格を有しないFPが、顧客の公正証書遺言作成時に承認として立ち会って報酬を受け取った。

ひっかけ問題として出題されることもあるため、しっかり押さえておきたいところです。資格試験でも、FP業務の基本は試験に出やすいところなので、しっかり理解を深めておきましょう。

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