読売新聞に
麻布×開成×武蔵 桜蔭×雙葉×女子学園
の校長先生の対談が載っていました。
言わずと知れた中高一貫校の男女御三家です。
これらの学校が人気があるのには理由があります。
ただ偏差値が高いのではなく、
人間形成の大切な時期である中高の6年間で
世の中に役立つ人間・これからの日本のリーダーシップをとる人間を育てるという
揺ぎ無い教育方針があります。
御三家の校長先生の対談が新聞に掲載されるのは
とても貴重で珍しいのでここにまとめさせていただきます。
実際に私は娘や兄弟・生徒が御三家に通い 直接その素晴らしさを体感しております。
教育とは、親だけがするものでなく 信頼できる様々な人々や環境によって育まれていくものです。
そして、教育とは押しつけや強要であってはいけないとも思います。
御三家の共通点は正しくこれなのです。
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麻布×開成×武蔵校長先生の対談
「これから予想もつかない未来を生きる子供たちが中高時代に養うべき力とは何か」
グローバル化やAI・ロボット技術の進展などに伴い、先行き不透明な状況が生れています。
未来を生きる子供たちは、中高時代にどんな力を身につける必要があるか。
東京の伝統男子校に語ってもらいました。
①3校に共通点するのは生徒の自主性の尊重
麻布:自分で物事を判断し、行動し、その結果に責任を持つ生徒を育てる事を目標にしています。わが校は私服で髪型は自由、携帯電話の持ち込みも可という「外面的な自由」が
注目されていますが、最も大切にしているのは、お互いの考え方を尊重し合う
「精神的な自由」です。
開成:生徒1人一人が素質を開花させ、社会に貢献できることを目標としています。
社会貢献というのは、特別なことではなく、仕事をしてきちんと収入を得る事。
貢献→感謝される→対価としての収入
自立して社会で生活する事の大切さを生徒たちに伝えています。
武蔵:学校生活すべてにおいて、生徒の自主性を尊重しています。
その中で成長を促しています。
「自調自考」自ら調べ、自ら考える中で、自己を確立するという考え方です。
様々な種を撒きますが、それを育てるかどうかは生徒たちそれぞれの判断であり
教員が強要することではありません。
教育においてお節介は禁物です。
教員の指示で6年間は乗り切れても、その後の成長は期待出来ないからです。
数多くの種を撒いておけば、生徒たちは必ずその中に興味のあるものを見つけ出します。
種を育てようとする生徒にはしっかりと手助けをします。
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武蔵の校長先生のおっしゃる「多くの種を撒く」という考え方は
私たち親の子育てでも言えることですね。
数多くの生徒たちの成長を見てきた校長先生だからこそ
自信を持っておっしゃることが出来るのでしょう。
私たち親は我が子しか見ていません。
子供たちにはそれぞれ個性があり、すべき使命を持って生れて来ていると思います。
そしてその使命は自分にしか見つける事が出来ないのです。
親はお節介をせずに見守る!
そして、中高も伝統があり教育方針がしっかりした学校を選んで下さい。
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対談の続きはまた次回です。
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