八犬伝 | MusiCinemania by Uzo★mUzo
2025-03-16

八犬伝

テーマ:Movie Review 2025
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カチンコ2024/10/25
CD2025/5/21

監督・脚本 曽利文彦
原作 山田風太郎
音楽 北里玲二

出演

滝沢(曲亭)馬琴/役所広司
葛飾北斎/内野聖陽
お百/寺島しのぶ
鎮五郎・宗伯/磯村勇斗
お路/黒木華
七代目 市川團十郎/中村獅童
三代目 尾上菊五郎/尾上右近
渡辺崋山/大貫勇輔
鶴屋南北/立川談春

伏姫/土屋太鳳
里見義実/小木茂光
犬塚信乃/渡邊圭祐
犬川荘助/鈴木仁
犬坂毛野/板垣李光人
犬飼現八/水上恒司
犬村大角/松岡広大
犬田小文吾/佳久創
犬江親兵衛/藤岡真威人
犬山道節/上杉柊平
浜路/河合優実
玉梓/栗山千明
金碗大輔 ・ 丶大法師/丸山智己
船虫/真飛聖
網乾左母二郎/忍成修吾
扇谷定正/塩野瑛久
赤岩一角/神尾佑

(あらすじ)

滝沢馬琴が葛飾北斎に
執筆中の「南総里見八犬伝」を語って聞かせている。
劇中劇として「南総里見八犬伝」が展開していく。

映画は「南総里見八犬伝」が完結するまでの
馬琴の長い道のりを描く。

(感想)

「南総里見八犬伝」も楽しめながら
-そもそも「南総里見八犬伝」はとても面白い-
滝沢馬琴の半生も見られて、得な感じ。
どちらの世界も丁寧に作られているし。
更に、「四谷怪談」もスニペット。

純粋に、娯楽作品として
あらゆる世代にアピール出来る
最近では珍しい作品。

原作者・山田風太郎のアイデアが
今となってはありがちだが、
1982年当時には先駆的だったはず。

ただただ楽しんで観ている中で、
役所、寺島しのぶ、磯村勇斗、黒木華という
現在の日本の俳優でも
実力派の4人が一堂に会している画って
凄いのでは?と気が付いた。

□馬琴×北斎の映画には
「北斎漫画」(1981年・新藤兼人監督)があって、

北斎=緒形拳
馬琴=西田敏行
お百=乙羽信子 
今より長寿が当たり前でもなかった当時、
強烈に老いを描いていて、
最期までブレなかった新藤監督の人生観が強く出ている。
滑稽さが痛快。

□里見八犬伝といえば、
南総里見八犬伝をベースにした
鎌田敏夫の脚本を映画化した
薬師丸ひろ子・真田広之主演の
「里見八犬伝」(1983年・深作欣二監督)があり、

当時小学生だった私は劇場で観て、
公開初日に発売された(当時はそういうことがあった)
セルビデオをお年玉で買った。
忘れらない一本で、
八犬伝の映像化では一番面白い気がする。
中でも玉梓役の夏木マリの妖演は素晴らしい。

□おまけで、四谷怪談×忠臣蔵といえば
佐藤浩市・高岡早紀主演の
「忠臣蔵外伝 四谷怪談」(1994年・深作欣二監督)も

快作だった。

と、そもそも私にとってはこの映画は
惹かれる要素が多い内容だったが、
実際、とてもいい映画だった。

小さいことを言えば、
役所が、内野や寺島よりも若い設定なのは無理があったけど、
まぁ、いいか。

■メモ■
仁 : 犬江 親兵衛
義 : 犬川 荘助
礼 : 犬村 大角
智 : 犬坂 毛野
忠 : 犬山 道節
信 : 犬飼 現八
孝 : 犬塚 信乃
悌 : 犬田 小文吾

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