聖地巡礼が心をほぐしてくれる
脳は、単純に記憶したことはすぐに忘れますが、刺激とともに覚えたことはなかなか忘れません。
特に、感情と一緒に覚えたことは少しの刺激ですぐに思い出すことができ、それにより心がリフレッシュされるといわれています。
そこで、そんな状況を手軽の再現できる方法を今回はご紹介します。
それがドラマのロケ地めぐりです。
昭和から続く聖地巡礼
今では アニメファンではなくても通じる言葉として浸透していますが、 元々は 昭和の頃からドラマや映画のロケ地巡りというものは行われてきました。
海外から来た外国の方に、日本に来た目的を尋ね、 面白そうならば密着取材をするという人気番組 「you は何しに日本へ」では、アメリカから来た男性が映画「ロストイントランスレーション」のロケ地を巡り大はしゃぎするという密着が放送されたことがあります。
また佐賀県では、 タイで放送されたドラマ舞台が日本だったために、多くのタイの方がロケ地巡るにやって来ているそうです。
アニメの聖地巡礼とドラマのロケ地巡り
聖地巡礼はそのアニメ作品への思い入れがとても強く、 舞台となった場所を全て 巡るのが基本とまでいわれています。
それに比べると、ドラマのロケ地巡りはそこまでの作品への思い入れはありませんが、 お気に入りのワンシーンや、 場合によってはたった一言の台詞だけのためにロケ地を訪れる方もおられます。
シーンの美しさがその特徴的な場所自体に興味を持つことは、誰にでもあること。
そんなドラマのロケ地巡り、東京都内ならば いたるところにドラマのロケ地は存在し、 ネットで簡単にその場所を探すことができるので、とても手軽なドラマの聖地巡礼散歩ができるんです。
ロケ地を身近に感じる穴場スポット
ただ、今までそんな風にドラマを見て来られなかった方は、 ロケ地といってもピンと来ないかもしれません。
そんな方に是非オススメしたいのが 、刑事ドラマの2大殺人現場です。
刑事ドラマでの殺人現場。
実は屋内での殺人の方が圧倒的に多いんです。
屋外での殺人現場の場合でも、非常階段の下やその脇の路地という設定が多いんですが、もちろんこれには理由があります。
殺人の現場検証のシーンは、刑事や鑑識、場合によっては通行人など、人数の多いロケになるため、スタジオやその脇の階段下などがロケ地として使われるから。
そんな街中の殺人現場でも、ロケのしやすさなどから大変よく使われる場所が都内に2箇所あります。
一つは、JR大塚駅のすぐ隣にある、 道路と線路が立体交差した場所にある階段。
ここは、昭和の刑事ドラマの時代から使われ続けている、殺人現場の定番スポット。 いったい、いままでここでどれだけの人が殺されてきたことか…。
もう一箇所は、JR浜松町駅近くのガードで、ガード下特有のそのオレンジの街路灯の影響もあり、殺人以外の緊迫したシーンなどでも使われるロケの名所。
この2箇所のロケ地に行っておけば、これから刑事ドラマを見たていてこの場所が画面に映った瞬間に、 ついガッツポーズをしてしまうかも。
ロケ地巡りというのは、 そのドラマの中に自分が入り込むと同時に、 そのドラマを自分の身近に感じることもできる、楽しいお散歩の方法。
あのシーンを観た時の感動がよみがえると、昨日までの悩みが一瞬で消えてしまいますよ。