2022年10月30日日曜日

こういう想像はしていなかった



 
先日、お天気もよかったので、
近くの森に、キノコ採りに行こうということになりました。
結果は、
おめあてのキノコは、まだまだでした。
ちょっと食べたらあぶなそうなキノコが、
いくつかあるだけでした。

森の中は、
まだ、湿っぽさが足りない感じです。
これでは、キノコは育ちそうにありません。
あともう少し、雨が降ったら、
ぐんと、キノコが芽生えると思います。

私のおめあては、ボレというおいしいキノコです。
日本では、
ポルチーノ、と知られていると思います。
私は、この味をよく知っているのです。
遠い昔、
昭和時代には、たまに「クノールスープ」という、
粉末のスープを作ってもらいました。
キノコ味、というのがあって、
とてもおいしかったのです。

それが、
この、ボレ、というキノコの味なのです。
松茸のように大きくて、たっぷり肉がついています。
フライパンで炒めると、
あのおいしいスープの味が、するのです!







 

 



そのボレには、出会えませんでしたが、
森の中を歩くのは、
気持ちがいい。
そして、苔をちょっと失敬してきました。

これで、
苔玉を作るかもしれません。














食べ物の話は、まだ続きます。

先日、アジアのスーパーで、
冷凍の、紀文のおでんの具を見つけましたので、
よろこんで、煮込みましたところ。

フランスの人たちには、あまり人気がなかったです。
私は、
おでんを食したのが、10数年ぶりだったので、
それはそれは、おいしくいただいたのですが。

このおいしさは、わからないかな、と
ちょっと、考え込んでしまいます。

なんでもが、
ふわふわしていて、
お魚の味、
ごぼうの味、
はんぺんのふわふわ、
など、
ものすごく、魅力的なのに。

そして、きょうはなかったけれども、
もしあったら、
ちくわぶ、
バクダン、
銀杏なども、
とびきりおいしいのに、と
私の考えは、勝手に、あちこち行ってしまいます。

でも、フランス人には、
わからないだろうなぁ、
寒い日、
あの屋台の前を通る時、
食べずに通りすぎる時の、あのおいしそうなにおい。

もしくは、
プールから上がった時の、
串にささった、
たった一品のうれしさ。

そういう時は、おなかがすいているから、
なるべくお腹にたまるもの、
だから、
ちくわぶを選ぶ、
味がしみてると、なお良い、などという考えが、
いくらでも思い起こされます。

そんな思い出がなければ、
やっぱり、このおでんのおいしさは、
わからないだろう、
ふむふむ、と思いました。















話は、変わります。

しばらく前に、友人に連れられて、
おもしろいお店に行きました。
ずいぶん前からあるお店。
一度も入ったことのなかった、
古着屋さんです。

それが、まるで肉や野菜のように、
重さではかって、いくら、となります。
大きなお店で、
中に入ると、
もう、たくさんの品がハンガーにかかっています。

あちこちに、はかりがあって、
いくらくらいするのか、調べられます。
まったく、おもしろい売り方です。
そして、
一昔前の、ウールのいい布の服が売られていたりします。
いい掘り出し物がありそう、と思って見ていると、
もっとびっくりすることがあります。

それは。
日本の古い着物が売られていることです。
それは、絹の着物やら、
羽織、留袖、ウールのもの、
ゆかた、帯、半帯、いろいろなものが混ざっています。
こんなところで、
着物が手に入るなんて!
それも、とっても手頃なのです。

そこで、
私は、1970年の、
大阪万国博のシンボルマークが柄になっている
楽しいゆかたと、
これまた、おもしろい柄の男物の
ゆかたを手に入れました。

万博なんて!
これを着て、たぶん、盆踊りを踊ったのかもしれません。
そういえば、
それを見た覚えがあるような気もします。

あの楽しい思い出が、もどってきます。
それを、このロワール地方で、見つける、というのは、
なんだか、妙な気持ちがします。
















そして、
きょう、また、別な人を連れて、
そのお店に行きました。
きょうは、
半幅帯を手に入れました。
かわいらしい、地味な手まりの柄が、織られていました。
クリスマスには、
この帯をしめてみようかしら、と思いました。

ところで、
このお店は、大変な人気です。
若い人も、そうでない人も。
そして、
このお店では、
着物以外の洋服には、日本製の古着がたくさんあることに
気がつきました。
日本人のお古を、
フランス人が、こんなに喜んで買いに来るなんて。
私は、想像もしていませんでした。

遠い昭和時代に、
未来は、どうなるか、と、
いろいろ想像しました。

学校では、
テレビ電話だとか、
宇宙ステーションだとかを、
絵に描いたり、
話をしました。
そんな時、
フランスの人に、日本のお古を売るようになる、とは、
だれも気がつかなかった、と思いました。

















さて、
きょうで、フランスでは、
夏時間が終わります。
時間を変えますので、こんばんは、1時間多く、
眠ることができます。

明日の朝、いつもの時間に起きたら、
ちょっと早すぎ、ということになります。
毎年、この日は、
余裕たっぷりの1日になります。

そして、ちょっとびっくりなのは、
今年は、
とても暖かい、ということです。
省エネをしたかったので、
まぁ、このくらいでちょうどいいかなと思いました。


きょうも、
ご訪問、ありがとうございました。











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