双龍の父、大地に立つ

双子座、AB 型、晩婚理系男子が双子を授かりました

Equity (公平) と資本主義の折り合いは如何に

   

子どもたちが生まれてからドタバタの育児生活が始まったかと思っていたら、4 月から遂に子どもたちは小学校に就学。早いモノです。子どもたちの成長を、自分の幼少期と重ねて、自分の頃はどうだったかな、と思い出すきっかけになっています。

幼少の頃、私の両親は共働きでした。なので女性が働き続けることに何ら違和感もないのですが、2022 年の現時点でもダイバーシティ何て言葉で包含されながら、女性の社会進出が課題となっていて推進が続いています。更には人々や社会の理解が進み、今では DEI (Diversity, Equity & Inclusion) と枠組みが拡大されていたりします。

育児生活をしている中でも、この手の話は物凄く興味深いですし、どう捉えて良いのやら、といった混乱もあります。

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育児生活への考慮が有難い

前述の通り、私は両親が共働きでした。が、一昔前は今ほど女性が働いている訳ではありませんでした。女性が専業主婦をして、家のコトやら育児やらに取り組み、男性は仕事で働いて生計を立てる、と。ですが今では女性のキャリア形成、自己実現も重要視されています。つまり性別に関わらず、男女共々、仕事・社会への進出の機会が与えられて然るべき、といった考え方になっていると思います。

そうなると、育児はどうするんだ、という問題が残ります。夫婦、二人とも働くのであれば、誰かにお願い出来ない限り、二人で子どものことも取り組む他ありません。なので、男性社員であっても独身の頃や仕事に没頭できる生活とは異なる育児生活があります。そんな従業員もいるよね、という理解のもと働き続けられることに対して、非常に感謝しています。ダイバーシティ推進の恩恵を受けている訳です。

格差は悪なのか ?

育児に取り組んで、更には教育にも頭を動かすと、やはり資金的なモノによって機会の不平等が生じることは多々あるように思えています。

是非は兎も角として、早期教育だとか知育なんてものに手を出すと、かなりの教育費が親に圧し掛かります。それに耐え得る家庭はそういった手段を講じますし、そうでない家庭は出来る範囲での取り組みとなります。その延長で、大学受験向けの営みは最たる例です。大半の東大生の両親が高給であることは、やはりそれだけの手段を取れる家庭が有利ということを表します。勉学のみならず、ピアノだとか芸術の分野も然り、です。

学歴だけが全てでは無いにしても、学歴が高い方が収入が高い傾向にあるのも事実。こういったこともあり、持つべきものは持ち続けて、持たざる者は持ちえない、といった事態が継続し、差が開き、格差社会となるというのが今直面している社会課題です。

勿論、全員に公平な機会が与えられるべきと思いますが、これを全て平にしてしまうと、それは資本主義ではなく社会主義になってしまわないでしょうか。社会主義が悪いとは言いませんが、日本人は資本主義の恩恵を多分に受けています。それを否定することって、出来るのでしょうか…。恐らく、そこまで極端な話にならず、機会を公平に与えられることにより、例えば “多くの低所得者層が引き上げられれば、資本主義のシステムにおいても、富裕層においても恩恵があるので、それを目指そう” といったところが公平性と資本主義との折り合いな気がしています。

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