指田文夫の「さすらい日乗」

さすらいはアントニオーニの映画『さすらい』で、日乗は永井荷風の『断腸亭日乗』です 日本でただ一人の大衆文化評論家です

二重扉の部屋

2023年06月06日 | 横浜

今、私が住んでいる部屋は、安い賃貸マンションの1室だが、

「あそこは、昔は億ションだったのですよ」

本当かねと思ってきたが、先日、本当であるらしいことを体験した。

それは、鍵がおかしくなり、土曜だったので、管理会社も休みで、仕方なく「鍵の専門会社」に電話して急に来てもらった。

すると、「これは今ではもうない、珍しいタイプの扉です。すごく重いですね」と言われた。

その道の方たちで、襲撃に備えるものだったのかと思う。

 

               

思い出したのは、管財係長をやっているときで、根岸湾イ地区の岸壁に台船を長期に放置している業者がいて、横浜でもないので、取り締まっても良いとなった。

そこで、管理に厳しいKさんと二人で、高輪の業者の本社のあるマンションに行った。

すぐに分かってエレベーターを出て、部屋を当てて、ノックすると空いたので、ドアノブを引いた。

さっと開いたが、その後ろにもう一つドアがあった。

つまり二重扉になっていたのだ。

「至急撤去してください」との通知を出てきた若い女性に渡して横浜に帰った。

今では、写真で見ると不法の放置はないようで、まことに好ましいことだ。

 

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