都沢、「はっ…???…これ、使ってくれって…???」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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好きになれない。  vol.104.

ドキドキ 都沢、
「はっ…???…これ、使ってくれって…???…システム企画部に…???」
日比谷に。

瞬間、海江田と紫、
「ぷっ。」

日比谷、すかさず、
「ばかねぇ、都沢君。鳩崎部長が、私個人に会いに来るのに、システム企画部に来る訳ないでしょ。いつも、誰か部下が来るでしょ。少しは考えなさい。」
そこまで言って日比谷、
「まっ。仕事上での、プライベートで会う場所って言うのはあるけど…。」
そして日比谷、4人を見て、
「みんなにもあるでしょ、そういう場所が~~。陣屋なんて、しっかりと有名な、高村家~~。」

その声に紫、僅かに赤面になって、
「確かに。」

「まっ。私も、前々からそういう場所、プライベートで使ってるから…。…で、今回はある意味、開拓したお店に…、偶然にも、そこが~~。鳩崎部長も常連だったと…。」

瞬間、海江田、
「えっ…???…うそ…。もしかして…。」
海江田、
「部長…、ちょっとすみません。」
そして何やら日比谷に耳打ち。

瞬間、日比谷、目を丸くして、
「うそ…。」
そして笑顔で、
「はは、そうだったんだ~~。うんうんうん。」

紫と葉子、目をパチクリと。

日比谷、
「…で、そこに鳩崎部長から呼ばれて行ったら、その写真を、見せられたと。…でぇ~~。実は~~、奥様にお願いして撮ってもらったと…。」

海江田、
「へぇ~~~。」

そして日比谷、
「きっと、この貸しはかなり高く、付いたかもねぇ~~。」

その声に紫、
「ぷっ。」
そして頷いて、
「それは、言える。確かに。長きに亘って、奥様には頭が上がらないかも…。」
ニッコリと…。

日比谷、紫に笑顔で、
「分かる…???…鈴村さん。」

紫、
「そりゃもぅ~~。うんうんうん。」

そして日比谷、
「でも…。それにしては、さすがにプロ。どこをどうすれば、それだけの写真が撮れるのか…。多分、彼女、麗香さんだって、名前とベンチャー企業と言う事しか、知らないはず。どうやれば、ここまで辿り着けるのか…、不思議~~。」

海江田、
「プロのカメラマンって言う事は…、今は、何処の…???…そして前々から…どんな…???」

日比谷、顔を左右に振り、
「いや…、そこまでは…、中々、聞けなかったけど…。ただ、大学を卒業してカメラマンの道をって…。…で、数年後にはプロのカメラマンで食えるように、って…。結構、個展も開いているって話。」

4人、
「へぇ~~~。」

尚登も杏樹も、
「凄いですよね~~。」

美琴、
「ほんと、ありがたいわ~~。」

「さて。…それじゃ~~。私は、この事、警察に。そして、社長に、天春社長に報告。みなさんは、立会人と言う事で。私はこれで。これからやらなきゃいけない準備もあるから。」
そして美琴に、
「鶴来社長、失礼します。」

美琴、日比谷に深く、丁寧に頭を下げて。

日比谷、阿刀田と久留巳にも挨拶をして。
そして尚登、日比谷に握手。そして杏樹も…。

日比谷、社長室を後に…。


海江田、
「もしかして…。ようやく、これで…、解決…と、なるのかな…???」

そんな海江田の声に杏樹、
「そうなってくれれば…。ありがたき限り。」
そして杏樹、4人に深々と頭を下げて、
「みなさまには本当に、何から何まで…。」

そんな久留巳の姿に海江田、紫、そして都沢も、両手をヒラヒラと、
「いえいえ。」

葉子、
「当然、この話が警察に…と、なれば…。光浦総務部長…、いえ、一番は上沼美和子さんは、任意同行は避けられないと…。」

紫、2度頷いて、
「うんうん。」

「確かに、M&Aとしての世間を騒がせたと言う意味でのお咎めはあるとは思いますが、日比谷部長の言う通りに、逮捕までは…。何かしらの罰則を受けることになると…。」

また紫、2度頷いて、
「うんうん。」
そして、
「あ~~。これで、ようやっとか~~。」

「それにしても…、はは、選さん、凄いっすよね。さっき…、あれ…、何て言ってましたっけ…???…犯罪…。」
そこまで言って都沢、頭を傾げて…、
「何とか、かんとか…。」

その声に尚登も、大きく頷いて、
「うんうん。そぅそぅそぅ~~。」

紫、
「あ~~ん。私も忘れちゃった~~。葉子~~。」

杏樹、
「え…???」

海江田、
「確か…、犯罪デューデリジェンス。」

その声に杏樹、
「えっ…???」
葉子を見て、そしてそれぞれを見て、
「もしかして…、日比谷部長と同じ事…???」

葉子、
「あっ、確かにそれは…。確かに。M&Aとしての買収の対象企業の不正。そして違法行為に当たりますが…。多くの場合は、起業の役員に限られます。金銭的にもそうですが、その他にも何等か、法に触れる事、等々。今回の場合は、鶴来社長はまずは論外…、ではありますが、上沼美和子さんは一企業の代表取締役。そしてホテルキャッスルチャイナが…、日本の法律に、どう出るか…???」






こんな私です。~選葉子(すぐりようこ)~   vol,149.   都沢、「はっ…???…これ、使ってくれって…???」

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