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THMISmamaの~お洒落の小部屋~

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2022.05.13
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カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 蔵井氏、通の顔を見て、
「…けれども、その結果…。」

そして陣屋、
「ふ~~ん。考えてみれば…。」

蔵井氏、
「その…、大先輩方の教えで…。今迄…、長続き出来た…社員…。」

そこまで言って輪湖、
「あ、あ~~。」

葉子も、
「ふ~~ん。…で…。」

通、
「まっ、ふたりに…、出番が…。」

輪湖、
「廻って…きた…。」
けれども輪湖、蔵井氏に顔を、
「えぇ~~え~~。」

通、にこやかに、
「かかかかか。まっ、やるっゃないかぁ~~。」

そんな通に輪湖、
「通ちゃ~~ん。そんな…、他人事みたいに~~。」

その声に通、口を尖らせて、
「だ~~って~~。他人事だも~~ん。かかかかか。」

そんな通に輪湖は、顔をグンニャリと、
「ムニュ~~。」

「まっ、そんな訳で…。…そして…。」

輪湖、
「へっ…???」

「もうひとつ。」
蔵井氏、右手人差し指を立てて、
「訳アリが、あんのよ。」

「訳アリ…???」

葉子も、
「ふん…???」

そして蔵井氏、
「その辺は…、姉御殿。」

通、今度は陣屋を見て、
「おや。姉御殿、亜沙子~~。」

その声に陣屋、顔を傾げて、
「ふん。」

葉子と輪湖、
「部長~~???」

陣屋、
「来たか…。」
そして、
「実はね。その新人。鮎川秀美(あゆからひでみ)さんと言って、専務筋のお嬢さん。」

輪湖、その声に、
「…わお。情報通り。」
と、頭の中で…。

「但し。残念ながら~~。私もお顔を拝見…したことは…ない。」
陣屋。
「そして~~。これからが本題。…その彼女、現在22歳。大卒…なんだけど~~。この時期になって、未だに仕事はしていない…らしい。」

輪湖、
「えっ…???専務筋の…お嬢様が…???」

「なんでも、親の勧めた仕事先、どれもこれもが気に入らないらしい…。」

その声に通、
「あらあらあら。とんでもないガキねぇ…。」

一瞬輪湖、
「プッ。」

そんな通を見て蔵井氏、
「ふん。何だかね~~。かかかか。」

陣屋、ニタニタしながら、
「ただ…、頭は切れる。…んだ…けれど~~。どうも…賑やかな性格…らしい。」

その声に葉子、目をパチクリ。そして口を尖らせて、顔を傾げて…。

輪湖、
「賑やか…な、性格…。」

陣屋、頭をコクリと、
「気難しい…けれども、せっかち。しかも、派手好き。…かと、思えば、短気でもあるし、好き嫌いが激しい。好きな物ははっきり好きって言うらしいけど、嫌いな物は頑なに、嫌い。」

輪湖、口をへの字にして、
「え゛ぇ~~~え~~。いやいやいや。」

通、話しを聞いて、
「かかかか。確かに、こりゃ、賑やかだわ。うんうんうん。しかも、強か。」

「…って言うより、それって…、気性…激しくない~~???」
「そして、ここに、ひとつのポイントが…。」

葉子、
「ポイント…???」

陣屋、また頭をコクリ。
「なんと…、卒業した大学が、名門、聖帝(せいてい)大学。」

瞬間、葉子の目が、右左に…。

輪湖、
「うそっ。葉子と同じ大学。」

蔵井氏、
「その通り。」

途端に輪湖、
「えぇ~~~え~~???」

「…と、言う事で~~。そういう…女性、今までの我が財務の…、それぞれの大先輩の方々に…、任せたら…???…ただでさえ…。」

輪湖、いきなり項垂れて、
「あぃや~~。そりゃ、持たないわ~~。今迄も~~。」

「まっ。長くて、持ったのが…、僅かに、1年。」
輪湖の隣で、蔵井氏。

そして、そんな蔵井氏の隣で輪湖、泣きそうな顔で、
「課長~~。ミュ~~~。もぅ~~。」

陣屋、葉子に顔を向けて、
「ヨウ…ちゃん…???ふふん。」

そんな陣屋の声を聞いているのか聞いていないのか葉子。

通、腕組みをして、
「ふふん。さぁ、どうする…???ヨウちゃん。」


数秒の沈黙。

けれども葉子、
「ふん。いいんじゃない…。」

瞬間、輪湖、
「はぁ~~~あ~~???」

陣屋、即座に、
「さっすが~~、ヨウちゃん。話し、分かる~~。」

「これで、一件落着~~。」
両手を合わせて蔵井氏。

「ただ。」
葉子、陣屋を見て、
「部長、ひとつ、約束してください。」

その声に、
「ふん。どうぞ~~。」

葉子、
「もし…仮に、その…、鮎川さん。私と輪湖が教育係りになったとして、以後、財務企画を辞める事になったとしても、お咎めなし。…と、言う事で…。」

間髪入れずに陣屋、
「そりゃ~もぅ~~。その旨、専務には、申し伝えてあります。その事で、財務がリスクを負う必要もありません。逆に向こうから頼んできたくらいだから…。ねぇ~~、学ちゃん。」

蔵井氏、コクリと、
「そういう事で…。まっ、これは、トップシークレット…。」
そこまで言って蔵井氏、
「ん~~。まっ、そうも…言わないか…。専務の方から、逆に、選葉子を指名してきたようなもの…。」

いきなり通、
「さっすが~、ヨウちゃん。知れ渡ってますね~~。」

輪湖は腕組みをして…、
「ふ~~ん。」

愛生、
「凄いよね~~葉子さ~~ん。」
新しい客が入って来た。
「あっ、いらっしゃいませ~~。」

葉子、目を真ん丸く、そして口をグンニャリと…。

輪湖同様に、
「ふ~~ん。」








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最終更新日  2022.05.13 05:33:34
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