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THMISmamaの~お洒落の小部屋~

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2023.06.06
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カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 柚香、過去を振り返って…。
「ん~~~。…何かしら…。」
朧げに、
「何かしら…。」
顔を傾げて、
「衝撃…???」

真輝、僅かに両眉の先端を吊り上げて、
「衝撃…???」

柚香、真輝を見て、
「うん。あんまり良く、思い出せないんだけど…。」
また顔を傾げて、
「何か…、頭に、ガツンと…。何か…、こぅ…。トンカチなんかで殴られた…???…そんな感じ…???」

「トンカチ…。」
「確か…。家の玄関で…。…とぉ~~。それに…。あ。ほらほら。喫茶店で…。」

瞬間、真輝、
「あ~~~。はいはい。うんうんうん。」

「ただ…。その…、程度…、かな~~。」

真輝も、顔を下に。そして腕組みをして、
「ん~~~。…因みに…。陽織ちゃんから…、柚香さんに…。」

柚香、その瞬間、真輝を見て、
「うんうんうん。」

「あの時…は~~。…確か~~。…あ、そうだ。愛実さんも一緒だったんだ。」
「あ~~。うんうんうん。そんな時、あった。3人でいた。あの…時…。」

真輝も、過去を遡って…。
「確か…、陽織ちゃん、愛実さんと外に連れ出して…。そしていろいろと話。…でぇ~~。ベンチに…。あん時…。」
真輝、
「うんうんうん。」
柚香を見て、
「確か、ベンチに体育座り。」

「体育座り…???」

真輝、
「うんうんうん。」

柚香、般若のような顔で、
「ベンチに体育座りって…。」
自分が座っているベンチを見ながら…。
「えっ…???…えっ…???あり得…。」

間髪いれずに真輝、
「やったの。陽織ちゃん。…って言うか、やってた。」

柚香、口を尖らせて、
「あ、うんうんうん。」

「まっ。確かに、背中をベンチに深く…。そん時はOKだよね。しっかりと体…、後ろに…だし。」
「まま、確かに。」

「なんだ…け、ど~~。」
真輝、口を大きく。

柚香、
「うん…???」

「その体が、いきなり前に。」

柚香、目を空に、
「いきなり…。」
そして深く座ってた背中を、
「前に。」
体を前に、
「…って。」
いきなり真輝を見て、
「倒れるじゃん、前にっ!!!」
そして、
「ベンチから落ちちゃうよ。」

「その瞬間。僕も愛実さんも、うわっ。ヤバッ!!!…って。」
両手を前に。
「その瞬間だよ。陽織ちゃん、いきなり体育座りから両腕を解いて、両足を前に。危機一髪で。…転ぶかと思った。」

柚香、真輝を見て、
「……。」

真輝、
「うんうんうん。確かに。あの時。何か…、衝撃…???…僕も愛実さんもビックリして…。」

柚香、口を尖らせて…。
「全く、記憶が…ない。うん。…確かに、あの時は…。でも、もぅ~~。真輝君とメグとあるいてたから…。私…、どうしちゃってたって…、感じ。」

真輝も、
「うんうんうん。」

ふと、柚香、腕時計。
「あっ。こんな時間。」

真輝も、自分の腕時計を、
「おっと。始まるか。」

柚香、真輝にニッコリと、
「うん。じゃ、また。後でね。」

その声に真輝も、
「うん。じゃ。」


ベンチを離れて校舎に戻っていく柚香、頭だけ振り返り、真輝に左手をひらひらと。

真輝もようやくベンチから立ち上がり、その姿に右手を…。
「じゃ、また、後でね。…かぁ。…はは。」
すると真輝、
「うん…???」
いきなり過去の記憶が…。頭を傾げて、
「…確か~~。」
そして、歩きながら、
「あっ。」
そして、思いがけず、フィンガースナップ。






「それにしても…、何日振り~~、陽織ちゃん、店に来たの…???」
ソファに座ってルシア。

「もしかして…、1週間…振り…???」
肇。

「何か、こぅ~~。最初に来た時より、凄いよね~~。完璧に、店に溶け込んでるって感じ。」
「ん~~。確かにね~~。…けど…。実際は…。」

その声にルシア、口をグンニャリとさせながら、
「う~~~ん。…なんだよね~~。実際は…、陽織…ちゃんじゃ。」

ドアを開けて、そしてリビングに、
「ただいま~~。」

ルシアも肇も、
「あ~~。おかえり~~。」

娘のエリカである。都内の大学に通っている。

部屋に入ったと思いきや、すぐさま着替えて、
「行ってきま~~す。」

ルシア、
「行ってらっしゃ~~い。」


エリカは、高校時代から都内のレストランでアルバイトをしている。
高校に入って、いきなり身長が伸び、160センチに。今ではその身長も165センチ。
顔立ちも良く、高校生時代に、何度か芸能事務所からスカウトはされたが、
本人は全く興味なし。本人はとにかく、父の影響で料理人になりたいと思っている。
しかも、アルバイトをしているレストランでも、今ではエリカの存在が必要不可欠でも…。
客入りが違うのである。母親の血筋が濃いのか…。
アルバイトとしてでもあるが、実際に、スペイン人女性のモデル的な女性でもある。


ルシア、
「ウチにも、ひとり、そんな…、女性が…。はは。」

そんな妻に肇、にこやかに、そしてコーヒーを飲みながら、
「しっかりと、育ってくれたもんだ。かかかかか。」

ルシア、口を真一文字にして、
「将来はパパみたいな料理人。ねぇ~~。ふふふ~~ん。」

「お~~い。」








LIBRA~リブラ~   vol,157.   顔を傾げて、「衝撃…???」

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最終更新日  2023.06.06 05:49:23
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