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THMISmamaの~お洒落の小部屋~

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2024.04.24
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カテゴリ:カテゴリ未分類
手書きハート 吉竹、
「いよいよ。ですな。」

舞桜、
「うん。」

舞桜の隣で、寿永流、
「さて。」

舞桜、寿永流に、
「あなた…、傍にいなくていいの…???」

その声に寿永流、苦笑いで、
「…って、社長~~冗談。」

そんな寿永流に舞桜、
「ふふふふふ。」

圭衣子も励も、
「お~~~っと~~~。」
「来ました~~~。」
顔の前で両手を合わせて音の出ない拍手。そしてステージに向かって両手をヒラヒラと。

理江子を中心に。その右手には小埜瀬。そして順平。理江子の左手には菜帆子、佐津香の順。

吉竹、
「ヨシ。頼むぞ。」

メンバーたち、観客席に一礼をして。一旦メンバーたちはステージから離れる。
スクリーンに映し出されるエレガンサ化粧品会社。その時間、30秒程。
いわゆる、自社のPRである。そして…。いよいよ。小野瀬が颯爽とステージ中央へ…。

圭衣子と励、
「す、凄い。」
「課長、堂々としてる。」

吉竹も、
「かかかかか。確かに。」
2度頷いて。





愛結美、菜帆子からのラインで、
「ヨシ、始まった。みんな~~。」




優維香、
「ふ~~~。一件落着っと~~。」
自分のデスクに。そしてスマホを。
「わっ!!!」
そして、
「うそうそうそうそ。始まった~~~???」

悠里、
「どれ~~~~っ!!!」

優維香、辺りを見て、
「課長~~???…ラッキ――――――ッ!!!」

悠里、いきなり優維香を招き猫。

優維香、
「ほぃほぃほぃほぃ。そっちじゃないと、周り、見渡せないからね~~~。」

悠里、
「うんうんうん。」




そしてこちらも、マーケティング部署内、だれもが…。
…と、言うより、この時間帯はエレガンサ化粧品の、どの部署でも…。
いわゆる社長辞令として、このプレゼンだけは仕事と同一。

マーケティング事業部、時折、拍手をするもの。
「わわわわわ。」と口から出る者。様々。




そして…。佐津香からラインをもらった須美も、この時ばかりはと。
窓口は既に閉まっている。

須美、
「支店長、お願いします。」
頭を下げて。

支店長たる男性、
「お~~。はいはい。お疲れ様~~。はい。いいですよ~~。」

「ありがとうございます。」





そして、こちらは…。優維香からのラインで竹芝エリアでの伊寿美、椅子に座って、
「ラッキ~~。ここで来たか優維香~~。ニシシシシ。」




吉竹からもラインをもらった奈菜、
「はいはいはい~~。」
峻にライン。

するとすぐに、
「あいよ。俺にも来た。」

奈菜、
「了解。」




エレガンサ化粧品のプレゼン、スタート。
始まってものの数秒で、小埜瀬、物怖じする事なく…。

理江子も佐津香も菜帆子も、
「凄っ。」

圭衣子と励は既に目が赤く、両手をぎっしりと顎の下で握ったまま。
やがて…、目尻から涙が…。

吉竹、急に黙りこくっている圭衣子を見て、
「かかかかか。」

舞桜、黙ってステージを見ながら、
「うんうん。出来る…。」

寿永流も頷いて、
「確かに。…それにしても…。社長…???」
舞桜を見て、
「何かしら…、群を抜いているような…。」



ステージの袖で順平、タブレットを操りながら、頭の中で、
「…いやいやいやいや。課長~~。ナイスです。…かかかか。凄ぇ~や。」

会場内は静まり返っている。丁度始まって5分経過。





自分の席に就こうとしている小埜瀬、傍らを見て、
「おや。」
そして、
「チーフ殿。悠里さん。」

いきなり頭を上げる優維香と悠里。

部署内にはまだ他にもスタッフはいるが、それぞれが電話応対かパソコンのキーボードを…。

小埜瀬、顔を傾げて…。

優維香と悠里、口パクで、
「コンペ」

小埜瀬、その口パクに大きく頷いて、ゆっくりと歩いて優維香の下に。そして、
「始まりましたか。」

優維香、隣に来た小埜瀬に、コクリと。
「うん。ほら。…ってか、リーダー、腰、落として。」

その声に小埜瀬、
「あ、あ~~。はいはい。」

そして小埜瀬、優維香のスマホ画面を見た瞬間、
「んっ!!!…うそ!!!」

優維香、すぐさま、小埜瀬に、
「えっ…???…どうしたんですか、リーダー???」

小埜瀬、画面を見ながら、
「そんな…、はずは…。」
目をパチクリと…。
「もしかして…、そっくりさん…???」

優維香、
「リーダー…???」

悠里、顔を傾げながら、
「うん…???」

小埜瀬、優維香に、
「チーフ殿。それって…。動画、僕にもラインで送れます…???」

優維香、すぐさま、
「あ、はい。ちょっと待って…。」
すぐに優維香、ササササッと。
「はい、送りました。」

小埜瀬、
「あ、はい。来ました。ありがとうございます。」

小埜瀬、優維香の傍で立ったままで。

優維香、画面をじっとそのまま。そして、
「凄い凄い。」

悠里も、
「うんうんうん。」

小埜瀬も動画ライブを見ながら、
「親父…???…それにしても似てる。」

優維香、小埜瀬に、
「リーダー…???…何か言いました…???」

その声に小埜瀬、画面を食い入るように見ながらも、
「あ、いや…。…でも、まさか…、親父が…???…仙台にいるはずじゃ。」









好きになれない。   vol,237.   吉竹、「ヨシ。頼むぞ。」

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最終更新日  2024.04.24 10:46:53
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