今日は自分が試してみて
合ってるかも!?と思えた
漢方薬について書いていきたいと思います。
2009年に腸閉塞で緊急入院し、
小腸を1.2mほど切除してからは
良くて軟便か泥状便、
水分を摂り過ぎた時や体調が悪い時は
水様便という感じでした。
比率で行くと
軟便:泥状:水溶
20%:50%:30%
くらいでしょうか。
特に水様便になるとお尻も痛くなるし、
何より倦怠感が酷い
ついさっきまで元気だったのに、
便意を催してトイレに行き、
排泄した便が水様だったら
一気にだるさが襲ってくる事もありました。
ちなみにここ何年か
ずっと自分が飲んでいた薬は
ロイケリン(免疫抑制剤)や
ロペミン(下痢止め)、
胃薬系、
整腸剤系
などで、
それにプラスして8週に1回のレミケードでしたが、
これらの薬と治療ではその水様便と倦怠感の
改善には至りませんでした。
そこである日ふと、
「漢方薬ってどうなんだろう?」と思い、
「下痢 漢方薬」で検索してみました。
で、一番最初に出てきたページがこちら。
一通り読んでいって、自分の症状に合うのはないかなと
思っていたら、あったんです
真武湯(しんぶとう)
慢性の下痢で虚弱な方に使用します。特徴は配合生薬の附子(ぶし)による強い温熱作用により水分の正常排泄を促す。また、過剰な水分を取り除く茯苓(ぶくりょう)と朮(じゅつ)、痛みを和らげる芍薬(しゃくやく)、健胃(けんい)の目的で生姜(しょうきょう)が配合されている。全身の倦怠感や末梢以外の四肢や身体の冷え、痛みがある場合に使用します。
「慢性の下痢」、「虚弱」、「全身の倦怠感」、「冷え」
って・・・
「俺のためにある薬か!」
とツッコミたくなるくらいドンピシャでした
ということでこのページをプリントアウトして
次の外来で主治医の先生に見せ、
自分から
「この真武湯という薬を飲んでみたいんですけど」
と言ってみた所、すんなり許可が出ました
この薬は即効性があるわけではなく、
数ヶ月飲み続けて初めて効果が出ることや
食前or食間に飲むことなど説明を受け、
いざ「真武湯ライフ(笑)」が始まりました。
自分は食後に薬を飲むクセがついていたので
最初は食前、食間に飲むのを忘れる事もありましたが、
徐々に慣れてきて今ではきちんと飲むことが
出来ています。
真武湯は下の写真のような顆粒で、
個人的には全く飲みにくくはありませんでした。
飲み続けて2~3ヶ月くらい経った頃でしょうか、
「そういえば最近体がだるくなる回数が減ったな」
とか
「水様便の回数も減ったな」
と思うようになりました。
軟便:泥状:水溶の比率は、
40%:55%:5%
くらいの体感です。
また、昔はお腹が減らなくて
食事をするのも苦痛な時がありましたが、
最近はいい感じに空腹を感じることも出来るようになり、
食べる量も以前より増えた感じがします。
これが説明文の「健胃」の部分でしょうか。
ただ、食べる量が増えた割に
体重がむしろ減っているという
謎な現象も起きてはいるんですが、
総合的に見ると、自分には真武湯は合っている
と思います。
このように、クローン病では
病院の先生の言うことをただ聞くだけではなく、
自分から要望を伝える事も大事だと思います。
下痢や倦怠感で苦しんでいる方は、
ぜひ漢方薬も試してみてはいかがでしょうか。
もちろん体質によって副作用が起きたりする方も
いらっしゃるかもしれませんが、
それも試してみなければわからない事で、
挑戦してみる価値はあると思います。
それではまた
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