東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

一時帰国2024春

2024-04-24 11:51:16 | 一時帰国 temp. return
先月の半ばから1ヶ月ほど日本に帰っていました

前回から半年しか経っていないのに
オスロ空港ではさらにオートメーション化が進んでいて
チェックインだけでなく預け入れて荷物のタグも自分で発券するように



カウンターに1人だけいた係の人に
座席のことで問い合わせたかったのですが
セルフチェックインの機械ができること以上のことはできないとキッパリ
そ、そうですか

そう遠くない将来
この窓口の人もいなくなっちゃうのかも…

乗り継ぎ地のヘルシンキでは
折悪しく政治的ストライキにぶつかってしまい
長距離便は燃料を満タンで離陸しないというトラブル回避策をとっているとかで
行く先とは逆方向のストックホルムへ逆戻りして給油
そこから南回りで一路日本へ



いつもより長い15時間ほどのフライトでしたが
時差ぼけ解消にはこれくらいが良いようです



15歳になったヒコちゃん!
再会できて嬉しい〜
たくさん一緒にお散歩しようね



3月後半はもうすっかり暖かいだろうと思っていたら
意外と肌寒い日が多くてビックリ

でも桜の開花にちょうど良いタイミングで
春を満喫できました



桜の木は家の近所にもあちこちにあって
出かけなくても十分楽しめるのが嬉しいところ

今回は高齢の両親&愛犬にツボ押し治療をするべく
資料とパソコン(教材の動画を見るため)を持参
他のことは後回しにしたものの
日本に帰ったらこれだけは外せない富山日帰りプチトリップは敢行


(富山のベニスといわれる射水市内川、オススメ)

懐かしい友人たちと
富山湾のとびきりの海の幸とおしゃべりを堪能
こころが生き返る〜

他にも旧友と一緒に映画を見たり


(エンドロールで涙が溢れて静かに感動、オススメ)

転職して時間の取れるようになった息子と
珍しく飲みに行ったり


(三軒茶屋の小さいけどお料理がとっても美味しい「ちるとSAKE」オススメです)

母のお茶教室にも参加させてもらって
美味しいお抹茶をいただいたりと
なかなか充実した滞在となりました


(この日はテーブルと椅子を使う立礼式で足の痺れの心配ナシ)

時々買って帰る製菓用抹茶と違って
ちゃんとしたお抹茶をちゃんと立てていただくと本当に美味しい



いつものことですが1ヶ月はあっという間
後ろ髪をひかれつつ
ヒコちゃんとまた会えることを祈りつつ


(眠っていると赤ちゃんの時と変わらないように見えるヒコ)

今回、荷物の重量に余裕があったので
渡航直前に一冊ハードカバーの本を買いました
たまには自分にお土産もいいよね



羽田空港の第3ターミナルは新しくて
外国人の好みそうな趣向を凝らした作り



桜の飾りはきっと今だけで
季節ごとに変えるんだろうなあ。。

一方のヘルシンキ空港は
大規模な改修のあと見慣れないお店も増えていました



中でもセカンドハンドのショップは
洋服を買うつもりがなくてもつい足を止めてしまいたくなるような
お手頃価格で素敵な服飾雑貨がたくさん



乗り継ぎ時間が長い場合には
こんな場所でしばし過ごすのもいいですね

羽田便の帰路は夜発ってヨーロッパに朝着くのですが
それでも時差ボケはけっこう残ります

オスロ近くのホテルで一泊して
朝食を食べる頃はまだしも



長い帰り道の途中
IKEAへ寄って遅めのランチをするあたりで眠気が…



胃腸も続々と入ってくるジャンルの違う食べ物へ
対応を切り替えるので忙しいらしく
身体はじわじわ疲れ気味に

でも
地元が近づくにつれ景色に雪が増えて
ああ、帰ってきたなあと思うとホッとします



この場所にも日本にも居たいけど
体はひとつ

移動を続けられるように健康を維持することが大事ですね

せかせかしない

2024-02-02 20:54:53 | ノルウェー山暮らし fjellgård
ブログを書きたいなーと思いつつ
気がつけばもう今年も2月



クリスマスの飾りを片付ける1月13日までに
クリスマスについて書こうと思っていましたが
なんだかもう思い出せない…

でもとにかく
クリスマス料理とクリスマスのお菓子をたくさんいただきました



そして太陽のない季節なので
ひたすら雲に映る光を楽しむ日々

冬の雲は本当にきれいです



マザーパール雲と呼ばれる
真珠貝の内側のイリデッセンスのような雲も
ときどき見ることができます



雪が多くても少なくてもそれなりに苦労のある
5kmの山道を通らないことには
職場へも買い物にも行けない場所に住む苦労はそれなりにありますが


(揺れが激しすぎたので降りて前を歩きながら撮影)

力仕事を請け負ってくれる相方が元気でいてくれる間は
ここで暮らし続けられるといいなと思います


(気温が上がるとスケートリンク化する山道)

つい最近のことですが
2台あるうちのメインのATVの冷却液漏れが判明したので
ベルトを二号機に付け替えることになって


(後輪をベルトからチェーン付きタイヤに付け替えたところ)

日本にいるときに
愛車のフィットのタイヤ交換くらいなら自分で出来ていましたが
ATVのベルトの交換などはわたしには到底ムリ…とシミジミ


(グレーの二号機の夏用タイヤをベルトに交換)

ところで
今年の抱負は「せかせかしない」にしました



2ヶ月前からオンラインで受講し始めた
経絡循診の先生の口癖で
これが酉年生まれの落ち着きのないわたしにはなかなか難しい



コースを修了する頃までには
抱負も達成できるかな…

クリスマスへのカウントダウン

2023-12-13 21:39:24 | ノルウェー山暮らし fjellgård
数日前に南からのストームが来て
周囲の軽い雪が吹き飛ばされると
シカの足跡がまるでアートのように


(シカの足跡の雪だけ踏みしめられて硬いので飛ばされずに残っている)

嵐が去って好天が戻ると気温は再び下がり
マイナス10℃〜15℃くらいの日々です


(太陽のない季節の午前11時頃)

外出時に運転するATVの右側のハンドルは
デフォルトのレバー式アクセルをスロットル式に取り替えた都合で
ヒーターが使えなくなっているので
運転する時はとにかく手指の防寒に気を遣います



途中で雪かきをすることもある相方は
常に用途に合わせた3ペアほどの手袋を用意



ATVではスライドの危険がある傾いた路面を
スイスイとすり抜けていくスキーヤーと犬
羨ましいなぁ…



川は完全に雪と氷に覆われて
もうどこが川かわかりません

冬至まで
そしてクリスマスまであと少し


(町の図書館前の広場)

11月に入って以来ずっと
町はすでにクリスマス全開ですけれど
家の中にツリーを飾るのは23日
そしてこの国ではイエス・キリストの誕生日は24日です



イベントの日々

2023-11-27 20:43:23 | ノルウェー山暮らし fjellgård
気候や服装はすっかり冬ですが
カレンダーではまだ秋のノルウェー
町では文化的なイベントが多く催され
地元でもあれこれと手伝いに駆り出される機会が増えます



村の射撃クラブでは
誰でも来て試し撃ちを楽しめる感謝デーのようなイベントがあり
ケーキやコーヒーも無料サービス



こういう場合はお手伝いに行くのもボランティアです

でも急なお葬式の会葬の手伝いに呼ばれたりすると
時給で支払いをしてくれるのが普通で
わたしとしてはこういう場合こそお金なんていらないと思ってしまうのですが…



それとこれは別という
貸し借りなしのノルウェー方式
きっちり仕事をした時間分が振り込まれます



今回の会場は教会から離れた場所でしたが
小さなパイプオルガンがあり
ゲストが来る前に少し弾かせてもらうという予期せぬ楽しみも

かと思えば
ご近所さんちの娘さんのバースデーパーティーにお呼ばれすると
食事とデザートをたっぷりいただいて
持っていくのはほんの小さなギフトであることが普通です



この日は急な招待で買い物をする暇がなく
当日の朝に急いでカードを作り
少額のお金を同封して持参



この辺りでは誕生日は当人が周囲に振る舞うのがデフォルトなので
たとえば職場なんかでも
誰かの誕生日だと本人がケーキを持参したりします

少し前の義母のバースデーしかり



メインの食事のほかに
ケーキ類を全て1人で用意したお義母さん
おつかれさまです…

まだ12月になってもいないうちから
クリスマスパーティーもありました



職場のクリスマスパーティーはグループ会社が一堂に会するので
大規模なうえ宿泊付きと豪華



パートナー同伴可ですから
会社の負担費用は参加社員の約2倍
加えて12月には全員にクリスマスギフトも配布されるので
クリスマスに確保する予算はかなりのものだと思われます

クリスマスマーケットもフルスロットルで
毎週あちこちで絶賛開催中


(知り合いの出店の木工ハンドクラフト)

今シーズンは
屋内にブースを持てる会場3つに絞ったのですが
それでも上記のイベントと合わせるとじゅうぶんてんやわんや

そしてあらゆる隙を見て薪作りも進行中



日の長い夏は夏でやることがたくさんありますが
本格的な冬を前にした今の季節も負けず劣らず忙しい…



でも今年はまとまった積雪が遅かったので
11月23日まで車で家とふもとを行き来できてずいぶん楽でした

でもとうとう雪の予報が出て一夜で景色が一変したので
これから雪まみれの日々の始まりです


オーロラの季節

2023-10-30 11:38:40 | ノルウェーのオーロラ nordlys
ノルウェーに引っ越したばかりの頃
オーロラの写真をたくさん撮ろう!と思い
このブログにもわざわざオーロラのカテゴリーを設定しました

でもオーロラが生活の中に溶け込んでいる暮らしのなかで
写真に撮りたいという気持ちは徐々に薄れて
ただしばらく眺めて楽しむことが多くなり
たまに携帯電話(けっこう古いiPhone SE)で撮って家族に送る程度に…


(気温はマイナス8℃)

この写真も
そろそろ寝ようという頃にふと見えて
満月に近い月明かりだったので携帯でも写るかも…と試しに撮って
息子に送ってみたものです

「いいなー」という短い返事を見て
実際にはこんなぼやけた写真なんかより何十倍も心に響く
揺れ動く光のウェーブを見せてあげたいなと思いました

でも
わたしがたとえば日本にいる時にふと恋しくなるここの景色は
夜空よりも朝焼けや夕焼けの空のなんとも言えないグラデーションです



それから一面の雪景色

どういう気温の変化が作るのかわかりませんが
雪が結晶化してそこいらじゅうキラキラする様相は
言葉では説明できない美しさで
オーロラの舞う夜空に引けをとりません


(この鱗のような氷が一面に広がっています)

目に見えるものが美しければ美しいほど
それを写真に収める才能に恵まれている方々ってすごいなーと
憧れの気持ちが募ります

注意書

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